2013年8月11日日曜日

わからなくなりました

夏期講習すでに3ターム3日目。
私が授業をすると、たとえばベクトルの単元を教えると、
一通り終わったあとに、生徒の一言
「先生、授業を受けて、ベクトルわからなくなりました」

最初は一生懸命教えたあげくの、この言葉にへこむこともありましたが、
今はむしろ、この一言を目標にしています。

それは、わからなくなりましたではなく、実はわかってなかったということなのです。
それを、気づかせることが私の役目だからです。
まあ、傷口に塩を塗るようなものなのですが、勉強にはこれが必須です。

最近の子は、打たれ弱いのか、自分がわからないことを認めたくないし、人に指摘をされたくない。
特に、私立高校の生徒にこういう生徒が多いように思えます。
だから、それを上から指摘されるといやなようです。
だからこそ、それを指摘されない映像授業が受けるのでしょう。

けど、それでは成績向上は望むべくない。だから、私は相変わらず「わからなくなる」授業を続けるのです。

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