世の中は大型連休を控えていますが、受験生にとっては、各高校で、連休中もしくは連休前に模試を実施する高校も多いようです。われらが、志向館予備校でも、本日から明日にかけて、第1回全統マーク模試を実施します。
よく、現役生から、「模試前に何を勉強すればいいですか?」ときかれます。なかなか定期試験感覚から抜け出ていないことを実感する瞬間です。模試では、前日の付け焼刃的勉強でどうなるものでもないのがわかっていない。
大切なのは、模試後であって、十分に見直し、自分の弱点を抽出し、その克服のための勉強を継続し、次の模試でその克服度をみるのである。
また、この時期の模試の判定にもあまり気にする必要はなかろう。現役にとっては、まだ勉強していない部分もありますし、まして今回の各高校で実施する模試は、高校によってまちまちで、受験者数もそれほど多くはないので、データの精度も大したことはないのです。
ところで、塾によっては、自分のところの模試をメインに考え、受験者数も数万人程度のデータで進路指導をしているとききますが、その進路指導を受け入れる受験者、保護者もどうなんだと思いますが、それより、実際に指導しているスタッフは本当に大学受験を知っているのだろうか、甚だ疑問である。というか、そんな模試で真面目な顔して指導している姿は、思うに滑稽でもある。
2012年4月28日土曜日
2012年4月23日月曜日
山本周五郎
最近どっぷりはまっている山本周五郎の小説の一節から
「・・・非行少年少女の指導には規準がない、両親の放任主義のためだとか、躾がきびしすぎたとか、環境のためだとか、社会が悪いからだとか、貧困のためだとか、金に不自由しなかったのがぐれたもとだとかね、・・・これらの条件を全部削除したらどうなると思うかね。・・・そこにはもう人間らしい存在はない。人間はよき指導によってよくなるものでも、悪くなるものでもない、それは一人ひとりの欲望によるのだ、と私は思うんだがね。」
これが、著者の絶筆『おごそかな渇き』の一節で、昭和42年だということに改めて驚いた。
永遠のテーマなんでしょう。
ともすると、人をパターン化して見てしまう自分に反省。
「・・・非行少年少女の指導には規準がない、両親の放任主義のためだとか、躾がきびしすぎたとか、環境のためだとか、社会が悪いからだとか、貧困のためだとか、金に不自由しなかったのがぐれたもとだとかね、・・・これらの条件を全部削除したらどうなると思うかね。・・・そこにはもう人間らしい存在はない。人間はよき指導によってよくなるものでも、悪くなるものでもない、それは一人ひとりの欲望によるのだ、と私は思うんだがね。」
これが、著者の絶筆『おごそかな渇き』の一節で、昭和42年だということに改めて驚いた。
永遠のテーマなんでしょう。
ともすると、人をパターン化して見てしまう自分に反省。
2012年4月14日土曜日
2012年4月13日金曜日
塾、予備校の合格実績というもの その1
すっかり春になって、通勤途上にある、兼六園の桜も一気に咲きました。
春といえば、塾にとっても1年で一番の募集の時期です。そこで、各塾では、合格実績、合格者の声を載せて、大々的に宣伝をしているわけです。
よく、新聞折込に入っている某塾のチラシを見ていると、顔写真とともに合格大学、出身高校が出ていて、東京大学、京都大学、医学部等、錚々たる大学が並ぶのですが、これを見て、自分も行けるかもと思って、まんまとだまされる生徒、親も多いのでしょう。
冷静になって、チラシをみればわかるのですが、出身高校をよくみてください。附属、泉丘、小松・・・
何のことはない、石川県の高校入試制度の学力選別がよく機能していて、その後の高校の熱心な指導の賜物であることを物語っているだけのことなのです。
そんなこともわからずに、基本もできない生徒が行けば、志望校とのギャップも大きいわけですから、さして効果もないような映像授業を大量に取らされ、塾の食い物されるだけのことなのです。
塾のほうはといえば、優秀な生徒さえ入れて、あとはほっといても勉強して、勝手に実績をあげてくれるわけです。賢い生徒は、最後は映像の授業なんぞ見なくて(というか見きれなく)、ひたすら自分で勉強して合格しているとききます。
それでも、自分の塾のおかけで、合格できたと信じている塾のスタッフがいるのであれば、その人はよほど無知なのか、おめでたいというか、大した愛社精神というか・・・
じゃあ、何を基準に塾を選べばよいのか?
やはり、自分の目で見て確かめるしかないのです。
どこの塾へ行っても、その塾のいうことを聞いていれば、必ず成績は上がるものです。
何も、毎年同じ映像を使いまわしているような授業(中には10年近く同じものもある)に多額の授業料を払う必要はないのです。
あとは、自分に合うか合わないかだけです。
というわけで、現在、志向館では春の2週間無料体験実施中です。
ぜひ、自分の目で見て、まともな塾を選んでほしいものです。
(何だよ、最後は自分のところの宣伝かよ、と言われそうですね)
春といえば、塾にとっても1年で一番の募集の時期です。そこで、各塾では、合格実績、合格者の声を載せて、大々的に宣伝をしているわけです。
よく、新聞折込に入っている某塾のチラシを見ていると、顔写真とともに合格大学、出身高校が出ていて、東京大学、京都大学、医学部等、錚々たる大学が並ぶのですが、これを見て、自分も行けるかもと思って、まんまとだまされる生徒、親も多いのでしょう。
冷静になって、チラシをみればわかるのですが、出身高校をよくみてください。附属、泉丘、小松・・・
何のことはない、石川県の高校入試制度の学力選別がよく機能していて、その後の高校の熱心な指導の賜物であることを物語っているだけのことなのです。
そんなこともわからずに、基本もできない生徒が行けば、志望校とのギャップも大きいわけですから、さして効果もないような映像授業を大量に取らされ、塾の食い物されるだけのことなのです。
塾のほうはといえば、優秀な生徒さえ入れて、あとはほっといても勉強して、勝手に実績をあげてくれるわけです。賢い生徒は、最後は映像の授業なんぞ見なくて(というか見きれなく)、ひたすら自分で勉強して合格しているとききます。
それでも、自分の塾のおかけで、合格できたと信じている塾のスタッフがいるのであれば、その人はよほど無知なのか、おめでたいというか、大した愛社精神というか・・・
じゃあ、何を基準に塾を選べばよいのか?
やはり、自分の目で見て確かめるしかないのです。
どこの塾へ行っても、その塾のいうことを聞いていれば、必ず成績は上がるものです。
何も、毎年同じ映像を使いまわしているような授業(中には10年近く同じものもある)に多額の授業料を払う必要はないのです。
あとは、自分に合うか合わないかだけです。
というわけで、現在、志向館では春の2週間無料体験実施中です。
ぜひ、自分の目で見て、まともな塾を選んでほしいものです。
(何だよ、最後は自分のところの宣伝かよ、と言われそうですね)
2012年4月11日水曜日
2012年4月6日金曜日
春期講習終了
昨日で、5日間にわたる春期講習が終了しました。
受験生にとっては、1,2年の学習内容の復習をして、各自の課題の見つかった講習となったことでしょう。これで、スムーズに受験勉強をスタートできます。
2年生にとっては、1年生の内容の復習をしました。新学年に弾みをつけることが出来るでしょう。
1年生にとっては、高校受験が終わって間もなく、勉強にきていただき、高校の学習内容の予習をしました。これで、遊びほうけているライバルに一歩リードといったところでしょう。
今年は、例年になく新1年生の方にたくさんお越しいただき、早くも定員間近のクラスもあり、クラスの増設に頭を悩ましているところです。感謝。
受験生にとっては、1,2年の学習内容の復習をして、各自の課題の見つかった講習となったことでしょう。これで、スムーズに受験勉強をスタートできます。
2年生にとっては、1年生の内容の復習をしました。新学年に弾みをつけることが出来るでしょう。
1年生にとっては、高校受験が終わって間もなく、勉強にきていただき、高校の学習内容の予習をしました。これで、遊びほうけているライバルに一歩リードといったところでしょう。
今年は、例年になく新1年生の方にたくさんお越しいただき、早くも定員間近のクラスもあり、クラスの増設に頭を悩ましているところです。感謝。
2012年4月3日火曜日
2012年4月1日日曜日
春期講習
昨日より春期講習が始まり、いよいよ新学期開始といったところ。実は前回の投稿から、忙しさにかまけて、更新が遅れておりました。
ところで、各高校では、春休みもしっかり宿題は出ているようで、春期講習も受講しながら、合間は自習質で、宿題もすすめている生徒も少なくはありません。
教材を見せてもらうと、やはりしっかりした教材で、じっくり時間をかけてすれば相当な学力がつくのになあといつも思います。(大きな声では言えませんが、これらを正しいやり方でしさえすれば、塾の春期講習は不要でないかと思います。)
常々言っていることですが、学校向けの教材のほうが、市販の教材や塾や予備校の教材よりもはるかに秀逸です。それは、常識的に考えても当然のことでなのですが・・・
ところが、そんな常識もわからずに、いくらお金のためとはいえ、学校を無視してでも映像授業を進めさせる予備校が存在するのは、同じ業界にいる人間として、恥ずかしいやら、情けないやら・・・
私は学校のサポート役に徹し、石川県内の塾業界の正常化に、微力ながら尽力したいと思っております。
ところで、各高校では、春休みもしっかり宿題は出ているようで、春期講習も受講しながら、合間は自習質で、宿題もすすめている生徒も少なくはありません。
教材を見せてもらうと、やはりしっかりした教材で、じっくり時間をかけてすれば相当な学力がつくのになあといつも思います。(大きな声では言えませんが、これらを正しいやり方でしさえすれば、塾の春期講習は不要でないかと思います。)
常々言っていることですが、学校向けの教材のほうが、市販の教材や塾や予備校の教材よりもはるかに秀逸です。それは、常識的に考えても当然のことでなのですが・・・
ところが、そんな常識もわからずに、いくらお金のためとはいえ、学校を無視してでも映像授業を進めさせる予備校が存在するのは、同じ業界にいる人間として、恥ずかしいやら、情けないやら・・・
私は学校のサポート役に徹し、石川県内の塾業界の正常化に、微力ながら尽力したいと思っております。
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