2011年5月28日土曜日

学校の宿題

いまさらながらという話なのですが・・・
先日、中学生のテスト対策をしていたところ、学校の数学のワークをあまりしていないので生徒にきいたところ、学校の宿題になっていないからしていないという・・・
先生によってはさもありなん。とも思って、他の中学校の生徒にきいても宿題になっていないという。どうやら、最近の中学校では数学のワークは宿題になっていないらしい。

もしもそれが真実なら、そりゃ数学のワークはしないだろう。で、練習不足だから当然数学のテストができるわけもない。それで、あわてて塾を探し出して、高いお金を払う。で、塾で何をするかと言えば、結局学校のワークと同様な教材を使って練習する。少し強制力があるから、仕方なくやるから、少しは学校のテストで結果は出る。で、塾に感謝して、何の疑問も抱かず高い授業料を払い続ける。

でも少し待ってください。通塾の前に、学校の教材をきちんとやっているか、確認してください。まずはそこからです。それが、ちゃんとできるようなら、問題はありません。それでも、成績が上がらないというなら、もしくは自分ではどうしてもやる気が起きないというのなら、どうぞ志向館でも相談に乗ります。

もう一つ、一部の塾では、学校の教材より塾の教材をおすすめしているようであるが、無責任極まりないことである。私のこれまでの経験からすると、残念ながら、市販の教材よりも塾向けの教材よりも、学校の教材の方が優れている。やはり、固定部数売れる本だけに力の入れ具合が違う。そして安価である。これは誰が何と言おうと真実である。

その優れた教材をやらずして、一体何をするのですか?

高校受検の小論文

石川県の高校受検から小論文がなくなるらしい。

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110527101.htm

個人的には賛成です。本来小論文などというのは、いろいろな文章に触れ、そして幅広い教養を身につけてこその小論文です。たかだか、小中9年間の知識で何が書けるか。どうせ、薄っぺらな内容を、たどたどしい文章でつづるだけのこと。まあ、せいぜい、塾で形ばかりの対策をして、いかにも借り物の文章を綴るだけのこと。(大体、どこの塾でも間際になって、親からの要望で小論文の対策をお飾り程度して、いい小論文なんて書けるわけない)

私はこれまで小論文どうしましょう?という親に対しては、どうせみんなへたくそなんだから、差はつかないと言ってきました。

そりゃ、読むほう(高校の先生)もいやになるでしょうし、そんなものが選抜の参考にはならないと思うのも無理はないかな。

で、5教科の中で、考え方を問う問題を今年から増やし、来年もその方向で対応していくとのこと。そもそも、ペーパーテストで思考力を問うことがナンセンスなのであって、この際知識偏重でいいじゃないですか。あとは、高校3年間で思考力を養う教育をしていけばいいだけのことでは?知識なくして、思考力もくそもない。

しかも、大学入試はどうみても知識重視。高校入試だけ思考力云々言っても意味ないのでは?

2011年5月24日火曜日

勉強ごっこ

食事をするテーブルです。椅子はおそらく志向館で一番
高級かも。真ん中にのっているのは「自習禁止」という立て
札。後ろに見えるのは、昔の銀行の名残りで大型金庫。
志向館城北校では、各教室および食事をするテーブルでの自習を禁止している。自習室で勉強しなさいと指導している。それは、一人で教室を使うことによるエネルギーの無駄遣いというセコイ話ではなく(昨今の情勢ならセコイとはいえないかも)、教室でしかも複数人で勉強していても結局半分以上はしゃべってしまう。あるいは食事のテーブルで勉強していても、入れ替わり立ち代り人がやってきて、やはりしゃべってしまう。そんな無駄な時間を過ごすくらいなら帰宅して寝た方がましである。

いや私は違うと言う人もこれまで多数いたが、ほとんど例外なく受験に失敗している。大体勉強の環境にとやかく言う輩は、勉強しないのを環境のせいにしているのである。本当に勉強する人は、いつどんな状態であっても勉強するものである。

教室で勉強するというのは学校でよくしているようで、それこそ友達どうしで和気藹々、時にはお菓子まで広げて勉強しているという。そんなのは勉強と言わない、「勉強ごっこ」だよと、この10年来指導してきたのであるが、毎年なかなかわかってはくれないようである。友達どうしで教えあっているとも言う人がいる。しかし、言うちゃ悪いが、できないものどうしで教えあっていても(傷のなめあい?)、少しも進歩はないのである。わからないなら、ちゃんと先生に聞けばいいことである。

ところで、昨日星稜高校の1年が学校からもらってくるプリントのなかに、こんなのがありました。
放課後の学習についてのプリントで、①自分の教室で勉強する、②お菓子等飲食禁止、③私語の禁止など書かれていました。なんだちゃんと学校はわかっているじゃん。わかってないのは生徒ばかり。しっかりせいよ、星稜生。

2011年5月21日土曜日

睡眠不足は受験生の敵である

高校3年生は最後の総体に向けて、部活動もピークを迎えているようです。塾へ来ても、疲れ気味のようです。

総体が終わったらいよいよ本格的に受験勉強をという人も多いと思います。そこで、一言。
部活動が終わったなら、放課後の時間を有効に使って欲しい。そして、夜はその日のうちに寝ることです。寝不足で、学校の授業を聞いていても頭に入るわけがない。そしてわからないから、また復習に時間がかかり、真夜中まで勉強をせざるを得なくなる。そして寝不足になるという悪循環。

受験は長丁場です。寝不足が続けば、四六時中ボーとして、学校が休みともなれば、「寝だめ」と称して昼過ぎまで寝るという、無駄な時間を過ごしてしまう。そして、体調も崩しやすく、すぐ風邪をひいて、これまた無駄な時間を過ごしてしまう。

それでも、ぼくはやはり夜しか集中できないと言う人もいる。しかし、それは思い込みで、夜は時間の経過が早く感じるため、勉強したなあと勘違いしているだけのこと。百歩譲ってそうだとしても、入試は日中に実施される。夜しか集中できなかったら困るのでは、なおさら改善しなくちゃならないのでは?

受験に成功している人は、やはり規則正しい生活を送り、睡眠時間も確保している人です。
最後にもう一度。

受験の成功は
睡眠時間をいかに削るかではなく、
いかに睡眠時間を確保するかである。

2011年5月20日金曜日

定期テストが終わって

一部の高校では第1回の定期テストが終わったところである。3年生のこの時期にはいつも言っていることであるが、そろそろ一夜漬けやめませんか?

寝不足の状態でテストに臨んでいい結果が出るわけがない。そんなこと言っても、時間がないし・・・と言う人もいる。しかし、そんな人に限って、午前でテストが終わって、まず家に帰って寝てから勉強と言う人も少なくない。それなら日中のうちに勉強して早く寝るのいいに決まっている。これまでの2年間を振り返って、一夜漬けでちゃんと点数とれていましたか?もう一度反省してみてください。

大体、これから模試になって一夜漬けできるわけはなかろう。中には、模試の前日に「先生、今日何の勉強したら効果的かな?」ときいてくる生徒もいる。そんな生徒には「今日は普通に早く寝て、明日に備えろ」と答えることにしている。

1,2年生は今のうちから、一夜漬けの負のスパイラルから抜け出すことをおすすめしたい。やはり1週間前から、前日にあわてなくてすむように準備してほしい。もっとも、テスト1週間前にもかかわらず、自主練という名の強制部活をやっている人には同情するとともに、させている顧問(コーチ?)の無神経さに疑問を呈するが・・・

2011年5月19日木曜日

『努力は実る!驚異の北予備メソッド』

北九州予備校という予備校がある。九州地方ではいわゆる三大予備校の進出にも立ち向かい、国公立医学部245名という驚異の実績を出した。この予備校のメソッドを紹介した本であるが、わが志向館の予備校生にも参考になる部分も多々あったので、これから少しずつ紹介していこうと思う。

大学だけが人生ではない。という人もいる。それはある意味真実ではあるが、ブランド大学がその後の人生において意義があるという側面もまた否定は出来ない。

それなら自分に限界を設けず、可能性の高い方に向けて勉強した方がいいに決まっている。

2011年5月16日月曜日

成績が上がればお友達へ

昨日、お昼に金沢市内の某うどん屋に行ったときのこと。各テーブルに右のようなものが置いてあったので、写メしてきました。下の方の「おいしかったらお友達へ、ご意見・ご感想は”はなまる”へ」のキャッチが妙に気になって・・・

塾に当てはめれば、「成績が上がればお友達へ、ご意見・ご要望は志向館へ」って感じかな?

うどん屋といっしょにするなと言われそうですが、件の某うどん屋、最近金沢で急展開しているので、学ぶべきところは学ぼうと思いまして・・・

2011年5月14日土曜日

遠足へ行ってきました

昨日、志向館予備校、毎年恒例の遠足へ城北校、寺町校合同で行ってきました。今年は、雨の心配もあって、場所を変えてキゴ山へ行きました。ところが天気にも恵まれ、陽を浴びて、少し疲れました。
ここから、歩いて銀河の里へ行って、プラネタリウムを鑑賞しました

バーベキュー、今年は焼きソバもあって、少し、食べ過ぎました・・・
予備校が始まって、ちょうど1ヵ月、少し煮詰まってきたところで、いいリフレッシュになりました。さて、来週からまたがんばろう。

2011年5月12日木曜日

たかが学歴されど・・・

本日の新聞で、某雑誌の広告の見出しに、今「話題」のユッケの食中毒事件の焼肉店社長が挙げられており、その中に「大学は偏差値35」というのがあった。会社がうまくいっているときは、別に大学なんて言われないのに、何かあったら余計なところにつっこみをいれてしまうマスコミもマスコミとは思う。

しかし、学歴と言うのもバカにはならないもので、いつまでもつきまとうものだなあとも思う。

ただ、雑誌の言う「偏差値35の大学」は近年難化して、35ということはないのであるが、そういう意味ではこの記事のライターは勉強不足かな?

2011年5月10日火曜日

『反貧困の勉強法』より(その5)

秀才には、学校の先生の言うとおりに勉強して、成功する「学校秀才」と学校の先生の言うことをある程度無視して、自分なりに入試過去問を研究して成功する「受験秀才」とに分類される。これまでの、日本社会つまり終身雇用制、年功序列型社会であれば、前者でよかったのであろう。ところが、低成長時代に入って、数々の困難に立ち向かわざるをえない社会にあっては、後者でないと、世の中にでてから困ることになるであろう。

とは言うものの、予備校の立場からすれば、先生の言うことを聞いてくれる「学校秀才」の方が扱いやすいし、成功もしやすいとは思うのであるが・・・

2011年5月7日土曜日

仙台に行ってきました

杜の都仙台にふさわしい青葉通り
連休中に個人的な用事があって、仙台に行ってきました。あの震災から2ヶ月、どうなっているのか心配していましたが、仙台駅に降り立って、駅の建物の外壁の一部が覆われている以外は普通。人も普通に歩いているし、バスもタクシーも地下鉄も普通に動いているし、コンビニもスーパーも品薄ということもなく、普通に物が買えた。

もっとも、これは仙台中心部の話であって、少し郊外へ行けば、地盤の関係か道路も建物も地震の爪あとが見られた。

仙台名物牛タン、肉厚で美味
テレビをみていると、ひどい場所ばかり報道されているので、来てみて拍子抜け(不適切な表現かもしれないが)でした。なんというか、普通じゃ報道にならないのでしょうが、もっと普通に人々が生活していることも強調して、県外からも安心して観光にきてもらうような報道ができないのだろうか?とふと思った。

何はともあれ、普通に生活できることのありがたみが、現地の人ほどではないにしても、少しわかった仙台行きでした。ボランティア、募金も大切でしょうが、何より、日本国中の人が、普通に生産し消費することができれば、必ず日本は再生できるのではないでしょうか。
東北大学川内キャンパス

そのためにも明日からまた普通に生活するぞ。