2014年1月30日木曜日

いまどきの高校生の生態 その2

今年の冬は、雪というよりは雨が降ることの方が多いようです。
で、雨の日には傘、いまどきの高校生は圧倒的にビニール傘が多い。で、塾の玄関にも、同じようなビニール傘が大量に並ぶ。よく、自分のがわかるなあと思うほどである。

で、よくあるのが、先生、傘盗まれました、という話。みんな同じような傘なんだから、「盗まれた」というよりは「間違えられた」じゃないかなあとは思うのだが・・・

そこで、2年前ほどから、傘袋を置いて、対策を施してはいるのだが、生徒にそれを言うと、「えー邪魔くさいし」とのたまう。「だったら、好きにして」という言葉をぐっと飲み込むのであった。

で、盗まれた時はぎゃーぎゃー騒ぐ割には、壊れた時は(というか、これが壊れやすいんだなあ)、だまって、放置していく。それを、発見して、始末する時には、「このやろう!」と思い、自分はこの仕事は向いてないのだろうかと思う瞬間でもある。

2014年1月29日水曜日

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて・・・』を読んで

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(著者 坪田信貴〉
(株式会社KADOKAWA)

某私立女子高校に通う高校生が主人公で、偏差値30だったのを1年余りで、偏差値70の慶應大学に合格するという話である。
英語の長文解釈、小論文の方法論など、参考にすべきことは少なくはなかった。そして、著者のこの子の才能を見抜いた慧眼に驚きです。


もともと出来た子が勉強しない時期があって、あるときスイッチが入って、「劇的に」成績が上がるというのは、ある意味、想定内の話であって、むしろ、普通に真面目に高校生活を送ってきて、なかなか成績が上がらない子が、最後には難関大学に合格する方が、個人的には「劇的」だとは思うのですが。もちろんそれじゃ、本としては売れないでしょうね。

2014年1月25日土曜日

センター試験が終わって

センター試験が終わって1週間。各学校では生徒と面談して、塾の方でも生徒の要望に応じて、面談を通じて、受験校の決定をしていきます。

思えば、1年前は、我が家にも受験生を抱え、昨年度のセンターの国語とⅠAショックにもろにぶつかり、思うような点数を取れずに、困っていたことを思い出す。
親としては、少しでも可能性の高いところを受験してほしいと思ったのだが、本人には譲れない一線があって、結局D判定の大学を受験することとなった。
しかし、本人はいたって、自信満々で合格を確信していた。結局合格して、本人、親ともども胸をなでおろしたのであるが。
ただ、これには後日談があって、4月のセンター試験の成績開示を見ると、D判定だと思っていたセンターが、自己採点から何と-10点・・・もしかしたら、E判定だったのかも。
そして、さらに5月になって、大学からの成績開示をみると、学部内で8位の合格、数学は満点、他の資料を見ると、個別試験だけだったら学部内の最高得点だったことが判明。

ともすれば、私の職業柄、データから少しでも可能性の高い受験校を提案してしまうことに反省をさせられた年でもありました。逆に我が息子に教わったような気がしました。

考えてみれば、自分の人生の方向性を決める大学進学を、機械が出すデータに振り回されてはいけないだろう。自分の人生は自分で切り開く。どうか、受験生はデータや周囲に振り回されずに、自らの意志で、受験校を決定してもらいたい。

2014年1月14日火曜日

いまどきの高校生の生態 その1

冬が来ると、高校生を見ていて、違和感を感じるのが、コートを着ていないことである。
コートを着ている生徒は圧倒的に少数派なのである。

では、地球温暖化で冬も暖かくなったのかといえば、そんなこともないし、はたまた、寒さに強くなったのかと言えば、部屋に入れば、女子の多くがひざかけをし、ひどいのになると、毛布のようなものにくるまっている生徒もいる。(ところで、いつから、あんなにひざかけをするようになったのだろうか?少なくとも私の高校時代にはそんな女子高校生はおらんかったような気がするが・・・)そして、塾でヒーターをつければ、勝手に設定温度を上げて、自分の方へ向ける。

じゃあ、コート着ればいいのにと言うと、着たいけど、「みんな」着ていないし・・・
んー不思議。

私自身も「いまどきの高校生」を経験し、「新人類」などと揶揄された世代であるが、「新人類」世代から見ても不思議な「いまどきの高校生」の生態をすこしづつ、綴っていこうと思う。

2014年1月13日月曜日

復習

センターも今週末に控え、学校でも塾でも、そして、自分でも問題演習のオンパレード。これだけ演習こなせば、点数とれないのが不思議なぐらいである。ところが、そうはいかないのがつらいところ。

最近、生徒とよくする会話。「先生、英語することなくなったんで、何すればいいですか?」どうやら、ある問題集が1冊終わったらしい。で、私の答え、「だったら、これまでした問題の復習すればいいよ。」で生徒の反応「えー、復習じゃまくさい。新しい問題したいげんて・・・」私「・・・」(無言)(心の中では”好きにしたら”)

問題演習をして、自分のできない部分を発見して、直し、定着させれば、確実に点数は上がっていく。できることを、確認ばかりしていても点数は決して上がらない。

冷静に考えれば、当たり前のことが、試験前になるとあせりからか、わからない。そして、ひたすら、新しい問題をやり続け、上がった、下がったと大騒ぎしている。

そんな考えだから、さして効果のないような塾や予備校や映像授業の営業マンの口車に乗せられて、親に大枚をはたかせることになる。

もちろん、生徒を正しい道に導くことも、塾の役割なので、私はしつこく言い続ける。「まずは、復習せよ」と。

2014年1月8日水曜日

日本史必修化

本日のニュースで、文部科学省が高校の日本史必修化に向けて、検討をしているとのことであった。

個人的には、世界史が必修になった時から、国際化云々を言うなら、まずは自国の歴史からだろうと思ってきたので、諸手をあげて賛成なのだが、どうも、現行の自民政権の右傾化の一連の流れのような気もして、不安な面もあるのだが・・・

2014年1月7日火曜日

数学の参考書

高校生の冬休みも昨日で終了のようで、昨日は宿題の最後の追い込みをしている高校生もすくなくなかった。

数学の課題は、相変わらず、参考書の中からの指定問題である。とある高校では、現在の3年生はニューアクションβ、2年生はフォーカスゴールド、1年生は青チャート。書名も出版社も違う。これは、出版社の営業の賜物なのか、はたまたバランスをとったのか、それとも高校の各学年の数学科の先生のこだわりなのか。気まぐれなのか。揺れているのか。不明。

ただ、個人的な意見を言わせてもらえば、数学の参考書に関しては、大は小を兼ねないのだがなあ・・・

どうでもいい話というか余計なお世話なのですが・・・

複素数平面

現在の高校2年生が学ぶ、学習過程で10年ぶりに復活する複素数平面。
先日、教えている高校2年生の指導で、初めて登場した。10年ぶりとあって、あまりのなつかしさに、感傷にひたると同時に、前回に登場したときに、自分の高校時代にはなかった複素数平面を必死に勉強したことを思い出した。あのころは若かったし、頭も今よりよく、新しいことも吸収できた。ところが、今の自分は…いかんいかんまだまだ老け込んでいる場合ではない。

2014年1月1日水曜日

しょうもない話 その17

元旦から、「しょうもない」話もないやろうとは思うのだが、
今日も朝から、受験生を教えていれば、元旦とはいっても、ただの月の始まりでしかないわけで・・・