2015年12月18日金曜日

『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介箸)

級友の首吊り死体を発見した主人公が、級友の生まれ変わりの蜘蛛()と、妹の「ミカ」とともに真相を探るミステリーというかミステリーホラー?
話の展開が早く、一転二転して、驚愕の結末へ。長い割には、一気に読み通せる小説です。

読みやすさ(かなり読みやすい)

感情移入度(人によっては受け付けないかも…)

2015年12月11日金曜日

『神様のボート』江國香織著


引っ越しを繰り返す、母子家庭の2人が主人公。それぞれの心情を、「神様のボート」「すぎたことはみんな箱のなかに入ってしまうから、絶対になくす心配はない」「一度出会ったら、人は人をうしなわない」「約束はね、それが口に出された瞬間に、もうかなえられているの」など、輝くような表現で綴られている作品。

作者自身が「狂気の物語」と記しているが、温かい気持ちで読める作品でした。
読みやすさ(かなり読みやすい)
感情移入度(はまれる)

大根役者

通勤途上のラジオできいた話。

「大根役者」という言葉の意味は、
大根はどれだけ食べても食当たりをしないことから、
当たらない役者を「大根役者」というのだとか

いやあ、50年以上生きてきて、初めて知りました。
情けなや。

「大根講師」とならないように、これまで以上に研鑽を積んで
「牡蠣講師」?「ノロ講師」?とならなきゃ。

2015年12月5日土曜日

卒業生

わたくしが、卒業生に冷たいのか、高校時代にあまり世話をしていないのか、志向館城北校に卒業生が現れることは少ない。

ところが、今日現れた彼は、卒業してから1年に一度ぐらいのペースで「逃げるように」現れる。

で、その彼であるが、高校時代はいろいろあったのであるが、県外の国立大学に進学し、来年度からUターンして、地元の企業に勤めることになったとのこと。

おめでとう! 

クリックすると新しいウィンドウで開きます
わが子のことのようにうれしい。
まあ、こんなふうに書かれるのも、彼は憤っているかもしれませんが・・・

で、その彼から指摘を受けたこと
「先生のブログの内容って、7割以上、他塾の悪口じゃないですか。そんなん読んで、保護者が子供を通わせると思いますか?」

至極もっとも。反省。クリックすると新しいウィンドウで開きます

ただ、わたくしは真実を述べているだけなんだけどなあ・・・

反省していない・・・

2015年12月4日金曜日

『きことわ』 朝吹真理子 著

解体する別荘を舞台に、幼いときにこの別荘で過ごした二人
が再開する。思い出と現実が錯綜する文章。芥川賞受賞作で、
こういう小説が奥深いというのでしょうけど、少し読みにくい
かもしれません。

読後、ネットで検索してみると、芥川賞受賞時から賛否両論がある作品であったらしいことがわかった。

読みやすさ(少し読みにくい)

感情移入度(人によるかな?)





看護学校

12月に入り、看護学校の出願も始まり、いよいよ受験シーズンも終盤といったところでしょう。

かつては、看護学校といえば、4年制大学を受験する人の滑り止めというイメージで、事実、進学校の生徒であれば、ほぼ合格していたものでした。

ところが、ここ5年で、看護学校の人気の高まりもあって、進学校といえども、しっかり勉強をしてこなかった人は、不合格になるケースも増えてきました。

そこで、志向館ではこの時期になると、過去問を準備して、受験生に提供し対策を講じてきました。
今年は、特に金沢医療センターについては、7年分の数学の過去問、および解説を準備できました。どんどん活用してもらいたいと思っています。

やはり、地元に密着した志向館だからこそできること。

さして、効果もないような映像授業を押し売りするしかないくせに、あたかも自塾の手柄のように、やたら、難関大の合格実績ばかりを前面に押し出すような、勘違い塾とは違うのです。