2018年1月25日木曜日

2018センター数学ⅡBについて

毎年のことながら、遅ればせながらセンター数学ⅡBについて。
第1問前半は三角関数。初っ端からラジアンの定義が問われ、”頭が真っ白になった”という受験生もいたようだが、教科書にも書かれている内容であり、過去にも知識問題が問われていることもあり、文句は言えないだろう。その後の方程式は丁寧すぎる誘導に従って解けば容易である。
第1問後半は指数対数関数。対数関数の不等式に関する問題であり、これも前半同様、丁寧すぎる誘導に乗れば容易に解ける。第1問に関しては近年の中では簡単な問題であった。
第2問は微分積分。接線に関する問題。接線と放物線による図形の面積。その図形の面積による3次式の極値に関する問題と続き、標準的な出題であると思われるが、文字が多くここで手間取った受験生も多かった模様である。第2問後半は定積分と微分の問題であり、これは基本。
第3問は数列。前半は等差数列、等比数列に関する問題で教科書の例題レベルの問題。後半は主に階差数列に関する問題で、書き出してみれば容易に答えがでるのであるが、文字計算で突き進むと泥沼にはまる可能性もある。後半の最初さえ乗り切れば、あとは一直線。
第4問はベクトル。平面ベクトルであり、交点を始点とするベクトルを考えるのは目新しいが、丁寧な誘導に素直に従えば、十分に完答できる問題である。

第1問、第4問は最近の中では一番簡単な問題であり、第2問の前半と第3問の後半で多少失点しても7割以上は取れるような問題であったと思われるが、実際のところは平均点はそれを大きく下回る50点前半。
どうも、第2問の途中で止まってしまって、第3問以降に十分に時間を確保できなかったようである。塾の授業では、第2問までで、30分といつも言っていたが、やはり本番となると冷静に対応できなかったのであろう。

これから受験生になる2年生には、早い段階から、基礎力をつけて、少しでも早くからセンターの過去問演習ができるようになってもらいたい。

2018年1月22日月曜日

センター試験が終わって

センター試験が終わって、自己採点の結果も帰ってきて、学校でも塾でも国公立の志願に向けての面談も一通り終わったところであろうか。

成功した人も不本意な得点だった人も、大学だけが人生のすべてとは言わないが、たかがマークテストに自分の人生まで左右されてたまるか。というぐらいの気持ちで、次のステップに進んでもらいたい。

センターが終わっただけでは、まだどこにも合格していないのだから、悩むひまがあったなら、勉強せよ。

今言えることはそれだけだ。