2019年6月14日金曜日

塵も積もれば…

世に、塵も積もれば…と言う。

自然対数eの定義で(以下感覚的な話です。)
1に0を足して、無限大乗すると、1ではなくe=2.71828…となる。
0とはいっても、塵も無限大かければ、0でなくなる。
けど、しょせんは3にも満たない数である。

数学の模試で、大問中最初の方だけ解いて、後半の難しい部分を飛ばして、まさしく「塵」を集めて点数を稼ごうという人もいる。

これは、2年までの進研模試なら通用したことであるが、3年からこの考えでは、しょせん点数は「塵」から脱することはできない。

やはり、分野ごとに完璧にして、大問の配点が40点なら40点取れるような勉強をしたほうが、その後の伸びが違う。ある分野を極めれば、他の分野も極めれるわけで、浅く中途半端な勉強をしていても、いつまでたっても中途半端で終わる。

極端なことをいえば、200点中1つの大問40点のみ得点する人のほうが、大問4つを10点ずつ取る人より、今後の伸びは期待できるのである。

異論はあろうが、数学に関しては
「塵は積もっても塵」なのである。