2019年11月21日木曜日

寺院群を巡る会

先日の日曜日、卯辰山寺院群巡る会に参加してきました。

この寺院群は志向館城北校から徒歩圏内でして、私のお気に入りのお散歩コースでもあります。

日頃は入れない、入りづらいお堂にも入れて、本尊様にも間近でお参りできて、大変良い会でした。

今後も継続して、この会を開催するとのこと。また、参加したいと思う。

金沢では、金沢城を中心に北に今回の卯辰山寺院群、南に志向館の寺町校のあります寺町寺院群、東には小立野寺院群があります。いずれも近世に起源をもつお寺が多いのですが、これはお城の周りに寺院の広い敷地を配置することによって、外からの侵入に備え、いざというときには歩兵を配することができるようにということらしい。これは全国の城下町にもみられることで、高校の地理でも学ぶこと。

また、今回の四つのお寺を巡ってきましたが、いずれも日蓮宗のお寺で、実際、この寺院群を見て回ると、日蓮宗のお寺が多いことに気づきます。
これはに、金沢特有の事情があって、一向一揆を壊滅させてから、金沢に入ってきた前田氏がその対策として、浄土真宗(一向宗)ではなく、日蓮宗や浄土宗、曹洞宗のお寺を意識的に作ったとのこと。


2019年11月16日土曜日

数学が苦手

しばらく、勉強とあまり関係ないしょうもない話題が続いたので、少しは塾らしい話題を。

数学は見るのもいや。という高校生は少なくはありません。けれど、学校の定期試験があるし、それに国立大学目指すには捨てられないし…と仕方なく(?)通塾してくる生徒も少なくありません。

そういう生徒を見ていると、苦手になるべくして、なっているんだなあと妙に納得してしまう。

例えば、学校の問題集をしていても、宿題だから仕方なくする。そして、わからなければ、答えを写しておしまい。ともかく、終わらせることに専念してしまう。そして、提出の義務のない問題は一切手をつけない。

また、試験前に問題集をするときに、ノートでなくて、計算用紙に解いて、解き終わったらそのままゴミ箱に直行。それって、自分の頭の中を捨ててしまうものだと、指摘しても、どうせ見直さないから、捨てても同じでしょ。って言う。

1冊の問題集をするのに、1冊専用のノートぐらい使えよって言うんだけど、なかなかそれができない。

それじゃあ、数学できるようにならんわな。

その他にもいろいろあるんだけど、またこの場で書かせてもらいます。


2019年11月11日月曜日

医王山山頂

先週に引き続き、医王山へ。今度は40年ぶりに山頂まで登りました。登っている本人は年をとりましたが、山は変わらぬ姿で迎えてくれる。少しクサイ…
山頂にたどり着いたときの達成感。忘れていた感覚でした。

志向館の受験生にも、第一志望校合格という頂に到達して、この達成感を味わってもらいたい。少しこじつけ?

2019年11月4日月曜日

医王山の紅葉

先日、医王山の自然観察会に参加してきた。
この催しは、県の主催で、毎年、シーズン中には毎月あるらしいのだが、
今回は初めて参加した。
私が若手なくらい平均年齢は高いのであるが、皆さん足は達者で、しかも、この会の常連が多く、普通なら見過ごしてしまう草木の名前をいろいろ教えていただきました。
当たり前といえば、当たり前のことなのだが、名も無き草木はないのであって、その一つ一つに解説を加えてくれる自然解説員の博識ぶりに驚きでした。
ちなみに、写真は三蛇が池の紅葉。
ここにはホント40年ぶりぐらいにきました。
今度は頂上(白兀山)まで登ってみたい。


2019年9月16日月曜日

白エビビーバーと圓八のあんころ




一時話題になった。白えびビーバー。なかなか、手に入らなかったのですが、志向館でアルバイトをしている子にもらったので、館生とともにいただきました。結構美味しいと好評でした。この話題、高校生にきいたところ、半分ぐらいしか知らなくて少しびっくり。世の中の動きを知るひまもないほど、勉強しているのかな?
ところで、とある予備校の授業で話のついでに、「圓八のあんころ」の話題になったとき、これを知っている予備校生はほぼ0で、これまたびっくり。今や、金沢駅のお土産屋さんで人気No.1なのに…

どうでもいい話題、2題でした。

あんころ餅 竹皮 1包(9粒入)

2019年9月3日火曜日

草むしり


先日からの雨で地盤も緩んだので、朝から草むしりをした。若い頃は気にも止めなかった(見て見ぬふり?)をしていた雑草であるが、年相応に気になるようになった。

さて、むしってみるとタイルの細い割れ目のわずかの土に根深く生えていて、なかなか抜くにも苦労する。「このやろう!」と恨みをこめて引き抜いていった。

ことほど左様に嫌われる雑草であるが、少し言葉を足せば「雑草魂」となり、むしろ肯定的にとらえられる。その対義語でもないが、「温室育ち」となると、少々否定的な言葉となる。言葉というのはおもしろいというか怖いというか…

世間一般的には、人生においては「温室育ち」よりは「雑草魂」でたくましく生きろと言うのであろうが、ひねくれ者の私的には、たとえたくましく生きても、最後は人に嫌われ抜かれてしまう雑草よりは、人から大切に育てられ、最後は花なり果実となって、人に喜ばれる温室育ちになってもらいたいものである。

と、本日の予備校の朝のHRで話した内容でした。

ただし、最終的に人に喜ばれるためにも、もちろん努力は必要なのであって、それが勉強かどうかは別にして、決して楽をして、温室でぬくぬくと生きろという意味ではない。

2019年8月24日土曜日

夏期合宿2日目

志向館夏期合宿も24回を数え、もはや、志向館の伝統となった感のある行事となりました。今回は初めて、羽咋ののと青少年交流の家で実施となりました。
ということで、行って参りました。麓の気多大社。館生の学業成就を祈願してきました。

2019年7月8日月曜日

勝木書店泉野店

ネット書店が主流になりつつあり、街の本屋が次々となくなっていく流れの中で、ついに勝木書店泉野店も・・・
まあ、車で10分以内の場所に同じ勝木書店があるからいいようなものだろうが、
高校にも近くて、参考書問題集も結構豊富に在庫があって、高校生が学校帰りに、手に取って自分に合う参考書、問題集が選べるというメリットがあったんだけど・・・

私事で言えば、我が子の絵本からお世話になり、中高では問題集選びにもかなり通ったものである。やはり寂しいものである。

数学の共通テストについて

すでに、頻繁に報道でも報じられている通り、現高校2年生の受験からこれまでのセンター試験から共通テストと名称を変えて、それに伴い、出題形式も変更される。

先日の志向館の保護者懇談会でも、保護者の関心も高く、こちらも現在把握している情報を提供した。

記述問題が導入されることや問題文が長くなるなど、これまでのセンター試験から出題形式は大幅に変更されることになる。
ただし、現行の高校1,2年は教科書が変わるわけでもなく、学習内容も現在の3年生の内容とまったく変わらない。したがって、ことさらいろいろな情報振り回されずに、現在の学校の授業内容をしっかり理解、定着させることに専念してもらいたい。

もちろん、志向館でも共通テストに対応すべく、授業でも少しずつ取り入れながら、かつ来年の受験に向けて、準備をしているところである。

ところで、今回の入試の変更について、数学については考える力をつけるという意図があるのだろうが、それはそれでいい。ただ、最近生徒を見ていて思うのは、計算力の弱い生徒が増えた気がする。それはいわゆる”ゆとり世代”よりもである。
やはり、数学と言えば、あくまでも数を扱う学問だけに、考える以前いまずは計算力だとは思うのだが…

一体、今回の入試の変更がどこに向かっていくのか心配ではある。

2019年6月14日金曜日

塵も積もれば…

世に、塵も積もれば…と言う。

自然対数eの定義で(以下感覚的な話です。)
1に0を足して、無限大乗すると、1ではなくe=2.71828…となる。
0とはいっても、塵も無限大かければ、0でなくなる。
けど、しょせんは3にも満たない数である。

数学の模試で、大問中最初の方だけ解いて、後半の難しい部分を飛ばして、まさしく「塵」を集めて点数を稼ごうという人もいる。

これは、2年までの進研模試なら通用したことであるが、3年からこの考えでは、しょせん点数は「塵」から脱することはできない。

やはり、分野ごとに完璧にして、大問の配点が40点なら40点取れるような勉強をしたほうが、その後の伸びが違う。ある分野を極めれば、他の分野も極めれるわけで、浅く中途半端な勉強をしていても、いつまでたっても中途半端で終わる。

極端なことをいえば、200点中1つの大問40点のみ得点する人のほうが、大問4つを10点ずつ取る人より、今後の伸びは期待できるのである。

異論はあろうが、数学に関しては
「塵は積もっても塵」なのである。

2019年5月20日月曜日

予備校遠足


 先日、さわやかな五月晴れのもと、
奥卯辰山健民公園にて、予備校の遠足が実施されました。
今年は初めての試みとして、城北校は校舎から会場までずっと歩きました。1時間余りの徒歩ですが、いい汗かいて、りフッレッシュできました。

2019年4月15日月曜日

ピンクの絨毯

ピンクの絨毯。城北校近くの公園。これもまた桜の美しさ。

Windows 10 デバイスから送信

2019年4月8日月曜日

四百年の森

金沢の桜の名所の一つ「四百年の森」
四百年とは前田利家金沢入城から400年を記念して昭和57年に作られたとのこと。

実は城北校からは近くて、徒歩で15分です。

もちろん、城北校から徒歩3分の桜丘高校の桜もきれいなんですけど。

2019年3月22日金曜日

国公立後期日程合格発表

国公立の後期日程の合格発表が今日まででほぼ出揃った。

もちろん、前期で不合格だったものの、見事、後期で合格をもぎとった人も一人や二人ではなかった。それはそれで、よくぞ粘ったとほめてあげたい。

一方で、前期も後期も不合格で私立大学へ行く生徒、もしくは来年もう一度チャレンジする生徒も少なくはない。

個人的には、感情に絶対値があるのなら、やはり不合格の報に接したときの方が数値は大きい。

しかし、結果が出た以上は、その結果を甘んじてではなく、積極的に受け入れて、次のステップに進んでもらいたい。

歴史にIFがないように、人生にもIFはない。どちらへ進めば正解だったかなんて、誰にもわからない。一生懸命悩んで、努力した結果の道であれば、それこそが正解なのである。

しょせん塾なんで、人の人生にまで関われる訳ではないのであるが、せめて、館生の今後の健康を祈るばかりである。

2019年3月14日木曜日

センター数学分析2

数学ⅠAを解いたので、雑感を。

1  1  は数と式.絶対値の計算であるが,誘導が丁寧で基本.
1  2  は論理と集合.必要十分条件を判断する問題もそれほど難しく
はない.
1  3  2 次関数.頂点の座標,最大最小,平行移動と典型的問題
2 問前半は図形と計量.余弦定理,三角比の定義,面積比と割と典型
的問題であるが,後半は少し気づきづらい部分があるかもしれない.
2 問の後半はデータの処理.箱ひげ図、散布図の読み取り,データの
変換 ( 標準化 ) 後の平均、標準偏差を求める問題と典型的な問題.ただし,
最後の標準化後のの散布図を選ばせる問題は見慣れない問題で難しく感
じるかもしれない.
3 問は場合の数と確率.サイコロの目によって,袋を選び,その袋か
ら玉を取り出す問題.条件付き確率も誘導に従えば解ける.ただし,最
後の問題は少し難しい.
4 問は整数の性質.ユークリッドの互除法を利用した不定方程式の解
法,最後まで丁寧な誘導があるのだが,それにすんなり乗れるかが勝負.
5 問は図形の性質.三角形の内接円に関する問題.順番に解いていけ
ば解けるのであるが,最後の方は図も少し複雑で難しい.

今回のⅠAはいずれの問題も誘導が丁寧で、いかにその誘導に乗れるか、
そして、第2問以降の後半部分の難し目の問題までをいかに正確に解けるかが
勝負の分かれ目であった。

日頃から過去問や模試の問題等でマーク形式の問題に慣れておきたい。

2019年3月8日金曜日

金沢大学文系数学の問題を解いてみて

これまた、今さら感満載であるが、今年の金沢大学文系数学の問題を解いたので、雑感を

1は整数の性質.不定方程式を解くことがメイン.絶対値を含む不等式が数字が大きく,あとの計算もその数字を使うため,少し計算が混みいるだけで,解法自体は容易.

2は高次方程式.3次方程式を素材として,解の吟味.3次関数の最小が問われるがいずれも基本的問題.

3は数列.単位円周上の点の角度についての漸化式を導かせて,結局は3項間漸化式を解かせる問題であるが,誘導があり基本的.


いずれも基本的な問題であり,誘導に乗り、丁寧に計算すれば満点もねられる問題のセットであった.
3問と少なく,1問まるまるできないと失点も大きいので,ⅠAⅡB全範囲について抜け落ちのないように基本を固めた上で,過去問で演習すれば十分であろう.

ただし,日ごろから計算ミスのないような演習をこころがけてほしい.

数学が他の教科と選択がある学部では、数学選択が有利であったと思われるほど、ここ数年の易化傾向に拍車がかかったかのような問題であった。

近いうちに理系問題についても取り上げたい。

合格発表

昨日は金沢大学の発表、そして本日は富山大学の発表である。
金沢大学は昨年同様、かなり厳しい結果ではあった。

毎年のことながら、合格した生徒への喜び以上に、不合格になった生徒への悲しみの方がはるかに大きく、本当に申し訳なく思ってしまう。

もっと、勉強させればよかったのか、あるいは別の大学をもっと強硬に勧めればよかったのか…など

いろいろいまさら悔やんでも仕方がないことが思い出される。

しかし、本人が納得して受験した結果であるなら、結果をそのまま受け入れ、力強く、次のステップに進んでもらいたい。大学で人生がすべてが決まるわけではないのだから。

それにしても、子供に期待をかけて、お金をかけていただいた親には本当に申し訳なく思う。

2019年2月27日水曜日

今さらながらのセンター数学分析

国公立の前期試験も終了し、少し落ち着いてきたので、どこよりも遅いセンター分析を。

1  〔1〕 は三角関数.サインとコサインの 2 次の式を半角と合成を利用して変形
し,最大最小,方程式を解かせるという、あまりにありふれた問題.

1 2〕  は指数対数関数.指数方程式と対数方程式の連立方程式を解かせる問題
で,丁寧な誘導に乗れば、容易に解ける.対数関数の定義を覚えておきたい.

2 問は微分積分.極値に関する問題と接線と放物線に関して,接線の方程式、
面積に関する問題.いずれも,よくある問題で,文字計算が少し複雑なこと以
外は容易.

3 問は数列.前半は階差数列,後半は少々複雑な漸化式を誘導付きで解かせる
問題である.誘導にしたがって、丁寧に計算すれば解ける問題.ただし、最後
のマークの形に合わせるのに手こずる人もいたかもしれない.これは、日ごろ
からの練習がものをいう.

4 問はベクトル.四角錐を題材として,内積と長さに関する問題で,後半,面
に対して垂直なベクトルを求めさせ,体積を考えさせる問題は典型問題であり,
誘導も丁寧.

来年でついにセンター試験もフィナーレを迎える。その最後のセンター試験を受験する受験生に向けて、

ともかく基本事項の確認を問題演習を通じて短期間で行い、センター過去問を解く。その際に、しっかり計算をし、最後まで解答の形に合わせる練習もしてほしい。

そうすれば、最後のセンター試験も必ず乗りきれる。

ⅠAの方はまたの機会に。

2019年2月4日月曜日

金沢大学附属高校 推薦合格発表

先週、金沢大学附属高校の推薦の合格発表がありました。

私が見ていた生徒も無事合格していました。

うれしいというよりは、ほっとしたというのが正直なところです。

中学3年の途中から見ていましたが、これでもかというくらい勉強していましたから…

これでダメなら、私自身、生徒に、「努力は人を裏切らない」という言葉を自信をもって言えなくなるところでした。

これまでの自分の家庭での経験も含めて、附属の推薦合格を見届けてきて思うのは、彼女たちの中学生活3年間のがんばりはどこから来ているのか、遺伝なのか、家庭の環境なのか、それとも・・・。そこに塾が必要であったのか?塾の無力さを実感する瞬間でもあります。

それを、ノー天気に附属高校の推薦合格をいかにも塾のおかげというように広告をうつ一部の塾があるようだが、ちゃんちゃらおかしいわい!




2019年1月21日月曜日

センター試験当日

 

センター試験が始まってしまっては、
こちらとしてはあとは祈るばかり。
金沢神社にお参りしてきました。

終わってからが本当の勝負。
さあこれからがんばるぞ。

2019年1月11日金曜日

新年に当たって

遅ればせながら、新年に当たっての抱負を。

センター試験まであとわずか。いよいよ大学受験も最終コーナーにさしかかった。
この時期ともなれば、ネットでも広告でも、塾の命とも言える「合格実績」なるものがそこかしこに出回る。

しかし、考えてみれば、上位進学校の生徒を集めて、ともかく在籍してもらい、それを自塾の合格実績として、前面に押し出す。

それは違うだろう。それは各高校の「合格実績」である。それでも、わが塾の実績だと言い張るのであれば、よほどお目出度い人である。

では、塾の社会的使命とは何なのだろうか?今年はこのことについて、真面目に取り組みたいと思っている。

しかしながら、塾とは言っても会社であることに変わらない。社会的使命を果たしながら、利潤を生み続けるためのことを考えねばならないことはもちろんである。