2013年8月20日火曜日

2013年第2回全統マーク模試について その1

この模試は例年全国で30万人近く受験する模試であり、受験生にとっては、中盤の実力を知る重要な模試である。
塾によっては、この模試を差し置いて、さして受験者数も少なく、データも信頼できない模試をメインにして指導しているところもあると聞くが、そんなスタッフは大学受験を知らなすぎ。指導される受験者、そしてそれを鵜呑みにする保護者に同情します。

さて、今回、数学の問題をじっくり見たので、少しコメントを

数学ⅠAについて
第1問〔1〕の絶対値を含む方程式は、後半は前半部分の式を利用するのであるが、気づきづらいかもしれない。
第1問〔2〕の論理と集合の問題は、Cの集合が捉えがたく、ある意味今回の模試でⅠA・ⅡB通じての一番の難問といえるかもしれない。
第2問の2次関数は頂点を求めさせて、平行移動をさせて、さらに最大値の場合分けも典型的で、完答してほしい問題
第3問の図形の問題は前半は公式一発で解ける問題ばかり、後半は図形がしっかり描け、三角比の定義を利用すれば解けるが、一番最後は配点の割には、時間がかかる問題かつ答えの要求する形から方べきの定理を利用することに気づくかがポイント
第4問の確率は、毎度のことながら、複雑なルールに基づいており、丁寧な読解と計算が必要となる。
以上のことを勘案すると、42点以下だと基礎力の欠如、85点以上取れていれば、自信をもっていいだろう。その間の点数の人は、練習あるのみ。

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