2011年7月8日金曜日

夏休みの過ごし方(受験生編)

夏休みの過ごし方
前回の続きで↑受験生向け保護者の方に話した内容です。


・“受験生にとっては夏休みが勝負”というのは予備校の宣伝文句ですが、重要なことは、学校のない長期休暇で、いかに生活リズムを崩さず過ごすかということです。そして、無事夏休みを乗り切れば、本当の勝負は秋以降です。ここで、現役生は伸びるのです。秋以降に伸びるための準備期間といったところが夏休みの位置づけです。

大学受験での成功を考えるなら、断固として朝型です。
「日ごろ寝不足だから学校の休みの日ぐらいはゆっくり寝かせてよ」とか「夜じゃないと勉強が集中できない」などという言葉に親が納得してはいけません。昼前に起きて、“ブランチ”をとって、午後からは暑いから、クーラーの部屋でぼーっとして、気づいたら、夕方。結局夜にならないと勉強を始められない。特に深夜は時間がたつのが早く感じるから、勉強に集中した気になっているだけのこと。大体が、受験は朝からあるのです。頭を朝からピークに持っていかないと成功しないでしょう。夏休みだけではなくて、土日も平日同様に起床して、午前中のうちから勉強できる生活リズムをつくりましょう。そのためには、起床、食事、就寝の時間を固定すること。そして、十分な睡眠時間を確保することです。(その日の内に寝るのがお勧めです。もちろん家庭全体のご協力が必要です。)かつての“四当五落”は少なくとも受験勉強には当たりません。これからの課題は、どうしたら睡眠時間削らずに学習時間を確保できるかです。冷静にお子さんの1日を観察すれば、睡眠時間以外に削る時間は多いはずです。
⇒学校の補習ある日は午後からは志向館の自習室で勉強、そうでない日は、塾の夏期講習に参加して、朝から来て、授業がない時間は学校の宿題をしたらいかがでしょうか。

・さすがに受験生になったら、綿密に学習計画をたててやらなくちゃと思うかもしれません。しかし、小学校以来何度となく、計画を反故にしてきた経験のある人は、やはりこの期に及んでも無理でしょう。そこで、一つ提案。せめて、当面、やるべき内容(問題集)を具体的に書き出し、ただし、いつまで終えるとかノルマをつけない。そして、1日の初め、もしくは前日就寝前に、1日やる内容のチェックリストをつくる。ただし、最初は欲張らないことです。しっかり終えることが自信(自己満足)につながります。これなら、万一やり残しても、次の日に回せばいいだけですから、長続きします。それでも、無理なら、実際やった学習内容を記録しておくだけでも効果はあります。

・例年、「学校の宿題もあるし、自分の勉強もできなくなるから、塾の夏期講習は受けなくていい」と言う人が(少数派ですが)います。それは、親への負担を口実にした、単に怠けたいだけの言葉です。そんな言葉に親が負けてはいけません。まず言っておきますが、志向館の夏期講習は学校の課題や自分の勉強が出来ないようなカリキュラムを組んではいません。そして、各担当が面談の際に、各生徒の得意不得意を把握した上で、夏休みに重点をおいて学習すべきことを考慮して、さらに学校の課題も十分こなせるように、夏期講習の推奨講座を提示しています。(個人によって、本懇談会の前後で実施していますので、これから提示する生徒もいます。ご了承ください。)どうぞ安心してお申し込みください。
志向館の夏期合宿では夏期講習の2講座分を(2限×8日)を4日間で仕上げます。夜は自習の時間もあり、わからないところも質問できて、4日間の中に復習も組み込まれています。夏期合宿に参加すれば、普段の夏期講習にも余裕ができ、自分の勉強もできてお勧めです。毎年、多くの受験生が参加し、勉強の習慣がついたと好評の合宿です。現在、先着順で受付中です。

少々長すぎました。失礼しました。

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