『偏差値29からの東大合格』(中央公論新社,杉山奈津子)
ネットでたまたまこの人の記事を読み、書店で探して買った本です。
「偏差値29からの」というのが、いかにも受験生の心をひきつけそうです。文中にもありますように、偏差値29と言う数字は、理論上は偏差値71と同じ確率で現れるはずですが、やはり29の方があまりお見かけしない。ただ、この数字はいわくつきで、あくまでも東大即応オープン受けた人の中での偏差値で、ちょっと詐欺っぽい。
また、本人は自覚しているのかわからないが、「勉強ギライの著者」とは言っているが、かなり頭がいいと思われる勉強法もちらほら、一般の受験生には通用しない内容もある。
ただ、書かれている内容は、受験に対する姿勢、勉強の方法論、誰かの受け売りらしい話やも含め、参考になるものも多く、高校1、2年で勉強に迷ったら読まれたらいかかでしょうか。
それにしても、やはり東大という名でないと、商業ベースに乗らないのでしょう。
『偏差値50からの金大合格』じゃ売れないでしょうね。でもここ金沢ではそれの方が現実的で、役立つとは思うのだが・・・
今度、このブログで書いてみようかな。
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