2011年1月8日土曜日

センター直前のおせっかい3

今回はミスを防ぐためのこと。まず第一のミスはマークミス。とりわけ段ずれは失点も大きいし、意外と多く、私のこの10年間の記憶でも、本番で段ずれを犯した人は3人はいる。(もっとも中には、段ずれしたあげくに金沢大学に合格した猛者もいるのだが)これを防ぐには、マークするたびに必ず番号、記号を一つ一つ丁寧に確認するしかない。聞いてみると、これを確認せずマークする人が結構いたりしてびっくり。
次に数学の計算ミスであるが、受験生にとって、いまさら計算のテクニックを説くのも何ですから、今からでも実施しやすいことを一つ二つ。まず、数学の場合、大問1つで、大概見開きで完結しています。計算もその見開きの余白をうまく使って、見開きで完結することです。他のページへ移るのは、写し間違えしやすいと同時に、思考の分断にもなっていいことはありません。計算を書く際には、記述じゃないからということで、かちゃくちゃに書く人もいるが、あとで見返すときに、時間のロスになるので、極力自分が見て分かる範囲で書いておいたほうが、時間の節約につながる。大問の最後の方で、明らかに計算が大変だなあと思う問題(確率の最後、積分の面積計算、ベクトルの大きさの計算、数列の∑計算などがその可能性が高い)に出会ったら、時間との兼ね合いで捨てるか、時間に余裕があって(もしくは数学は9割以上を得点をしなければならない人は)取り組む場合は、ゆっくり計算をすることです。いつも言っていることであるが、計算ミスが一番の時間のロスであり、計算ミスするくらいなら、まったく分からない人のほうがことセンターに関しては有利であることを肝に銘じて欲しい。
マークのタイミングであるが、大問ごとにまとめてという人もいるようであるが、出来うるならば、その都度マークしたほうが、最後に時間を間違えて、マークできなかったというのを防げる。ただし、飛ばした問題があるときは、くれぐれも「段ずれ」を起こさないように。
1,2年生にとっては、センターまで2,1年、これを長いとみるか、短いとみるか、人さまざまでしょうが、計算ミスをなくすということで言えば、2年間あってぎりぎりというところ。こればかりは、学校の授業、映像の授業では指導できないもの。志向館の個応性の高い授業で矯正していきましょう。(最後は宣伝になっちゃいました。)

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