2016年12月13日火曜日

『勉強の技術』(児玉光雄 著、サイエンスアイ新書』

たまたま、本屋で横積みされていたので、購入し読みました。
著者はスポーツの分野でのコーチングの著書、勉強方法についての多数の書を著しており、
効率的な勉強方法を科学的に分析しています。

その内容は、われわれが経験則で(決して科学的ではない)把握して、生徒にも指導している内容に通ずるものもあり、それに科学的根拠を与えてくれるもので、興味深く読めました。

その中から一部を紹介すると

「睡眠時間を削れば、物理的に勉強時間を確保することはできますが、肝心の脳の状態が芳しくないため、勉強の能率が上がらず、・・・勉強ははかどりません。・・・無駄と思える時間を徹底的に排除しましょう。」
「一夜漬けに代表されるような集中学習は、一気に記憶する反動として記憶が不安定なのです。毎日コツコツ勉強する人のほうが、明らかに豊富な知識を身に付けられるのです」

やはり、定期試験前に一気に勉強して、寝不足なまま試験に臨み、何とか赤点を回避するような勉強をしている人は結局は受験には勝てない。

ましてや、教務力のなさを課題の多さでカバーしているような塾に通って、深夜まで塾の課題に追われているような、生徒は愚の骨頂と言わざるをえない。

また、この本の紹介は次回に譲ります。

2016年11月14日月曜日

4大学入試方式説明会

先日、11月12日土曜日に、志向館にて関西学院、法政、立命館、関西の各大学の入試担当者を招き、説明会を実施しました。

言うまでもなく、いずれも人気のある有名大学であり、担当者も自信あふれる、歯切れのいい説明で、聞いている生徒もメモをとりながら、熱心にきいておりました。

いろいろ有益な話があったのですが、印象的だったことを2点。

ある大学では、国立の後期まであきらめずに受験したうえで、その結果で大学にきてほしいという話。最後まであきらめない学生がほしいとのこと。

それから、入試対策として、過去問を解くのはもちろんであるが、年度をさかのぼるよりは、別の学部の同一科目をした方が近年の入試傾向がつかめるということでした。

就職は人物本位、学歴不問なんて言われて久しいが、なかなかどうして、結果だけみれば、そうでもなさそうで・・・

大学進学率が60%になろうかという時代。置かれた環境の中で、人一倍努力をした結果、有名大学に行くのなら、やはり就職しても、努力をしてくれるであろうと考えるのはごく自然な考え方であろう。

殊更に有名大学へとは言わないが、ともかく悔いのないような努力だけはしてもらいたい。その結果として行く大学なら、納得して入学し、そして大学へ入ってもいろいろな分野で活躍できるでしょうし、就職活動もがんばれるでしょう。




2016年11月7日月曜日

TPP

 TPPがアメリカ好きな現政権により、また数の力で可決される見込みである。十分に議論がなされないまま、見切り発車の感は否定できない。

 まあ議論したとことで、結局は現在の政治状況なら、可決されるのでしょう。たとえ、海外から安い食品が入ってきても、物によってはやはり少々高くても、日本産のものを買うでしょう。消費者だって、馬鹿じゃない。値段だけで判断はしないだろう。
 ただ、右の写真のような、消費者をだますような表現はやめてほしい。
原材料に原産国書いてあるから、”だまし”ではないのであるが・・・まず目に入るのは「高知県産」でしょう。
けどねえ。先週の焼き鯖すしといい。
これから、TPPで特に加工品ではこういう表現が増えるのでしょうか。

とはいえ、こんなことは他人事ではないのであって、やたら東京大学をはじめてする難関大学の合格実績ばかりを強調する塾、予備校業界も同じことなのかもしれない。


・・・反省。




2016年10月31日月曜日

焼き鯖すし

福井に行った際に、ついでに右の焼き鯖すしを買ってきました。

原材料欄を見ると、「鯖(ノルウェー産)」とある。

「若狭の」と銘打って、メインの鯖が
ノルウェー産というのはどうなんだろう?

で、少し調べてみると、
まず国内の鯖の漁獲量は
1980年の130万トンから2014年には
50万トンと約6割減。(「日本国勢図会」のよる)

そういえば、スーパーに並んでいる加工品の鯖もノルウェー産が確かに多い。

で、もう少し調べてみると、ノルウェー産の方が日本産よりも脂が乗っていて、焼くとおいしいらしい。どうも、ノルウェーは国を挙げて、日本向けの鯖を養殖しているのだそうです。(ネットより)

それでも、小浜市公認のキャラクター名にまで「さば」を入れている土地で、大々的に「若狭の」と銘打ったお土産に、しかも品物のメインがノルウェー産と小さく書いてあるのはやはり割り切れない思いは強い。

ひと時産地偽装がとやかく言われた時期もあったけど、正直に書いてあればそれでいいんかいと言いたくなる。

とは言うものの、食べ物自体に罪はないわけで、もちろんおいしく頂きました。


2016年10月29日土曜日

鉛筆の硬度

この間、授業で生徒としゃべっていたら、シャープペンシルの芯の硬度がほとんどの生徒がBだという。

私たちの学生時代にはほとんどの生徒がHBで、まれにこだわりのある生徒はFを使っていたのとは隔世の感がある。

さらに、(年がばれそうだが)、マーク用にはHの鉛筆必須で、たくさん買い込んだことも記憶がある。

なんで、Bというと、「書くのが軽い」とか。

でもなあ、使いずらいやろうなあとかぼやいていたら、
「ジェネレーションギャップ」と言われてしもうた。

まあ、どうでもいい話ですが・・・

HBを使って、余計な力を入れて書いて、ペンだこの固さを競い合っていた受験生なんて、過去の遺物なんでしょうねえ。

2016年10月24日月曜日

今さらながら、数学のセンター追試について

ずっと、忘れていて、今さらながら、今年のセンター数学の追試解きましので、覚えのために少し触れてみたい。

ⅠAは若干大問の最後に難しい設問があるものの、それ以外はそれほどでもなく、例年通りの難度であったかと。

問題なのはⅡBで、仮にこれが本試だったら、2013年のⅠAと同様で、受験の世界ではパニックが起きたであろうレベルである。

よく生徒の中にはセンター過去問の演習をしていて、できないと、これ追試だから仕方がないというように言い訳する者も少なくはないが、私は「追試だから難しいということはない」と日ごろから指導している。

ところが、今回に限っては前言撤回です。

まず、最初の指数対数から変形しにくく、第1問の後半は三角関数でなく、図形方程式。最初にみんなの苦手な軌跡の問題がある。(と言っても教科書の例題レベルではあるのだが)

次に第2問は微分積分であるが、最初に図形の問題があり、こういうのは結構受験生が苦手で、しかもこの数値を正しく出さないと、最後まで引っかかるという、問題である。

第3問の数列は格子点の問題で、国公立の2次試験ではよく出題される問題ではあるが、単に数えるだけではなく、数列の和を利用した問題は、センター対策しか数学の勉強をしてこなかった生徒にはきつかったであろう。

第4問のベクトルは正八角形を題材とした問題で、正六角形ならよく見ていたであろうが、正八角形はとっつきにくかったであろう。(これまでの私の経験では、半数ぐらいの生徒が正八角形を正しく描けないが、)正しい図形を描いて、直観的に、図形的に解ければ、しかも選択肢もあって、できないわけではないが、真面目に考えたら、かなり難しい。

このセットを60分で解いて、8割以上とれる人は、理系でもかなり数学のできる人でしょう。

センター前に、もう一度気合を入れなおしたい生徒(直前はやめた方がいい、心折れてしまいます)

もしくは、数学ができると勘違いをしている生徒の鼻っ柱を折らせたい塾や予備校の先生には
おすすめのセットかもしれません。

とは言うものの、今後こういう問題が出題されないとも限りませんので、演習には利用してほしい問題です。

ところで、センターの対策の勉強として、過去問を解かずに参考書等の勉強だけで終わる人、もしくは、2次試験対策していれば、センター対策など不要という人がいますが、大きな間違いです。
まず、何よりセンターの過去問の演習です。それも、本来なら、3年の今頃からではなく、もう少し前、3年になったぐらいのころからすべきでしょう。

そこで、志向館では、2年の冬期講習で、例年数学ⅠAのセンターの過去問等を取り上げて、演習、解説を行います。ぜひ早めに対策をお勧めします。

2016年10月20日木曜日

Fランク大学の存在意義

東洋経済オンラインより
「私はBF(ボーダーフリー)の大学こそ、日本の希望だと思っているんですよ。決して絶望して居直っているのではありません。私たちだからこそ、教えられることがあると思うのです。それは、「人の物差しで生きるな」ということ。いわゆる高偏差値の大学の学生では、社会の物差しから自由になれないし、なろうともしません。私たちは、Fランクですから、社会の尺度からは比較的自由。それは、この生きにくい社会での優位性だと、我々は考えてます。人の尺度で生きるのはやめて、自分の価値観を信じる。大学の教員として、それを支える側に立ちたい。」
今、給付型奨学金の話題が出てきて、あらゆる大学に給付型の奨学金が必要なのか?という暴論が出てきそうであるが、こういう風に考えている大学教員がいる限り、やはり、大学教育の意義というものが感じられる。
ブランド校に入学したということでしか、自分の存在を主張できない学生より、大学で具体的に何を学んだかを主張できる学生になってもらいたいものである。
ところで、その志向館では来る11月12日土曜日、そのFランクと対極にあるような、関西学院、法政、立命館、関西の4大学の入試説明会を実施します。そうは言ってもやはり大学はブランドだよなという受験生はぜひご参加ください。