2016年12月13日火曜日

『勉強の技術』(児玉光雄 著、サイエンスアイ新書』

たまたま、本屋で横積みされていたので、購入し読みました。
著者はスポーツの分野でのコーチングの著書、勉強方法についての多数の書を著しており、
効率的な勉強方法を科学的に分析しています。

その内容は、われわれが経験則で(決して科学的ではない)把握して、生徒にも指導している内容に通ずるものもあり、それに科学的根拠を与えてくれるもので、興味深く読めました。

その中から一部を紹介すると

「睡眠時間を削れば、物理的に勉強時間を確保することはできますが、肝心の脳の状態が芳しくないため、勉強の能率が上がらず、・・・勉強ははかどりません。・・・無駄と思える時間を徹底的に排除しましょう。」
「一夜漬けに代表されるような集中学習は、一気に記憶する反動として記憶が不安定なのです。毎日コツコツ勉強する人のほうが、明らかに豊富な知識を身に付けられるのです」

やはり、定期試験前に一気に勉強して、寝不足なまま試験に臨み、何とか赤点を回避するような勉強をしている人は結局は受験には勝てない。

ましてや、教務力のなさを課題の多さでカバーしているような塾に通って、深夜まで塾の課題に追われているような、生徒は愚の骨頂と言わざるをえない。

また、この本の紹介は次回に譲ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿