2013年9月7日土曜日

『受験勉強をしなければいけない本当の理由』より その5

 大半の人に、文武両道の才能はないのが現実。ただ、その現実を受け入れることは決して弱さの表れではない。
 そもそも人間には向き・不向きがあります。ところが、「勉強バリバリ・部活も活躍」というマンガの主人公みたいな人は目立ちますので、そんな人と自分を比べて落ち込む人もいるでしょう。・・・でも多くの人にはそんな才能はないというのが現実だし、その現実を受け入れるのは決して弱いとは思いません。
 であるならば、思い切って 部活をやめるのもアリだと思います。部活をやめても、ちゃんと勉強をやるのなら、それは決して逃げることではありません。
 それに「文武両道」は滅多にいないものです。
(以上引用)

部活動と勉強の問題、難しいです。ここに引用したような考えも正論です。私も、最近まではそう考えてました。ところが、高校生活において、部活動だけにしか、自己表現ができない生徒もいるのも現実です。そういう生徒に部活動をやめれとは言えないでしょう。

また、勉強ができなくて、部活動をやめても、その分勉強時間が増えてと単純にはいかないということもあります。

部活動をするなとは言いません。ただ、こう考えてほしい。
「文武両道」などと夢物語を信じないで、必ずどちらかが犠牲になると考えてほしい。
そして、部活動で大学進学する生徒以外は、高校生にとっては勉強が最優先であること。
つまり、勉強をできないことを部活動のせいにしないでほしい。
勉強ができないまま、部活動に逃げてしまう。それこそが弱さである。

それから、極端に忙しい部活動、そして何が何でも休めない雰囲気の部活動には入ることを、よく検討してほしい。
土日の学校の授業がない日は一日中練習、平日は朝練、そして放課後は暗くなるまで練習。ほぼボランティアの顧問の先生の苦労もわかるが、それに付き合う生徒も生徒である。一体いつ勉強するの?それでも、先輩は国立に現役で合格したというでしょう。けれど、その他大勢はどうなっているか聞きましたか?大体、それで自分の高校生活ひいては自分の将来まで、顧問が責任をとってくれますか?

ところで、「文武両道」なんて古めかしい言葉、封建社会じゃないんだから、やめりゃいいのに。
武=部活動とは思えない。「文部両道」でいいのに・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿