2016年4月20日水曜日

『精霊の守り人』(上橋菜穂子 著)

新ヨゴ皇国の第二皇子でありながら、父である帝に刺客を送られるチャグムと女用心棒バルサの冒険の物語。『指輪物語』のような小説、あるいは、RPGが好きな人なら、一気に読めるでしょう。現在(2016年3月)NHKでドラマ化されています。
読みやすさ(元は児童向けだけあって、読みやすい)

感情移入度(人によって、どっぷりはまれるかも)

2016年4月15日金曜日

新学期が始まって

高校も新学期が始まり1週間経過しようとしている。
学校の各授業も一巡し、今後の学習方針も生徒も把握しつつある。

志向館の方でも、学校の教材を確認しつつ、いかに効果的に(決して効率的にではない)取り組んでいけばよいかを生徒に指導すると同時に、塾としてどうサポートできるかを模索中である。

この時期に毎年言っていることであるが、本来、学校の授業をしっかりきいて、与えられた学校教材をしっかり自分のものにすれば、行けない大学はない。そこに塾の入る余地はないのである。

それを、塾の都合で、例えば、学校以外の英単語の本をわたし、結局どっちつかずになってしまったり、学校の授業を無視するかのように、高額なさして効果のないような映像授業を押し付ける。大体が、そういう塾は学校の教材など、確認もしない。塾の言う通りやっていれば、大丈夫などと「嘘」を平気で吐くのである。

塾の合格実績ほどあてにならないものはないのであって、あれは高校の合格実績であり、本人の努力と家族のサポートがあったらこその合格なのである。塾としてはせいぜい、生徒に学習環境を提供するぐらいであって、それを感謝されるならそれはそれでありがたいことなのである。それをあつかましくも、塾の合格実績などとチラシをうつ厚顔無恥さはどうにかしてほしい。

今年、石川県では大学合格状況は必ずしも芳しくはなかったようである。様々な要素があろうが、先述のような塾が学校の足を引っ張ることはなかったのか、同じ業界内にいるものとして、猛省したいと思う。、

2016年4月13日水曜日

『高校入試』(湊かなえ著)

当代きってのベストセラー作家である湊かなえによるテレビドラマ脚本を小説化したものです。高校入試という題材を登場人物のそれぞれの視点から描くという、湊かなえらしい小説です。高校生にとっては身近な話題であり読みやすいのですが、登場人物が多くて、最初は混乱しそう
。
文中の会話で「…この辺りじゃ、東大行くよりも一高なんだよ。地元一の進学校、一高に合格すれば万々歳。そのあと、東大行こうがプータローになろうが、関係ないの。…」というくだりは、某田舎県の進学校のことを指しているようでおかしい。それとも、田舎の高校はどこでもこんなものなのか?

また、「学歴自慢するのは、人生のピークがすでに終わってしまっているヤツ。今の人生に満足している人間は、過去の自慢なんてしない」いたって正論。

読みやすさ(読みやすい)

感情移入度(身近な話題だけに、どっぷりはまれるかも)

2016年3月23日水曜日

国公立後期試験

昨日まででほぼ後期試験の結果も出て、私の周りのせまい中でも、4名の合格があり、大学生に滑り込みました。

もちろん、喜ばしいことですが、なら前期で受からせーよ。と言われそうだし、ここまで、親の心配を引き延ばしたことには、ひたすらお詫び申し上げるしかありません。

ただ、後期で合格したと言うことは、同じ大学で前期試験を受験していれば楽に合格できた可能性が大きいわけで、前期であえて、センターリサーチの結果に振り回されず、信念を貫いて、前期試験まで、努力した結果はこれからの人生で必ずやプラスになると思います。

彼らの、大学生活そしてこれからの人生に幸多かれ!

2016年3月20日日曜日

『ツナグ』(辻村深月 著)

映画化もされた小説。
一生に一度だけ、死者に会えるという、一見オカルトチックな話であるが、死者だからこそ、語れる真実に思わず感動するお話です。また、「失われた誰かの生は、何のためにあるのか。どうしようもなく、そこにある、逃れられない喪失を自分たちはどうすればいいいのか。」「残された者には他人の死を背負う義務もまたある。失われた人間を自分のために生かすことになっても、日常は流れるのだから仕方ない。」など「死」について深く考えさせられます。
読みやすさ(ふつうに読みやすい)

感情移入度(主人公が高校生ですっと入っていける)

2016年3月15日火曜日

『甲子園割れた日』(中村計 著)

郷土の英雄、松井秀喜が甲子園で5連続敬遠をされて、その相手チームの監督、選手や当時の星稜高校のチームメイトにも取材をして、いかに明徳義塾が「悪者」にされていったかを明かした本。

まだ、ネット社会でなかった時代のマスコミの世論形成の恐ろしさを垣間見る話でもある。

ただ、最後の解説で「星稜」の「稜」が「陵」になっていたのには、少しがっかり。

読みやすさ(野球好きには読みやすい)
感情移入度(これまた野球好きならはまれるけど、今の高校生には少ないかな?)

2016年3月10日木曜日

『流れ星が消えないうちに』(橋本紡著)

事故によって恋人を失った奈緒子とかつては恋のキューピッド役だった巧との恋愛と悲しみからの立ち直りの物語。

余談であるが、会話の中に「駄目だな、清原は。西武で甘やかされちゃったんだ。でもいい選手だよ。もうちょっと努力すれば、すごい選手になったね」とあって妙に納得。

また、印象に残った一節を書きとどめておく。
「世の中には動かなきゃ見えてこないものがあるんだよ。俺はそういうのをずっと避けてきたんだ。でも、これからはできるだけ動こうと思っている。たとえ状況自体は変わらなくても、見る目が…いや俺たち自身が変わるはずなんだ」「立っている場所を変えることによって、見えるものが違ってくる。そういうのが本当に大切なことだって、ようやく気づいたんだ。」

読みやすさ(読みやすい、一気に読める)

感情移入度(随所に高校時代の思い出が描かれていて、はまれる。ただ、フォークダンスのくだりは、今の子にはわからないかも・・・)