2016年3月10日木曜日

『流れ星が消えないうちに』(橋本紡著)

事故によって恋人を失った奈緒子とかつては恋のキューピッド役だった巧との恋愛と悲しみからの立ち直りの物語。

余談であるが、会話の中に「駄目だな、清原は。西武で甘やかされちゃったんだ。でもいい選手だよ。もうちょっと努力すれば、すごい選手になったね」とあって妙に納得。

また、印象に残った一節を書きとどめておく。
「世の中には動かなきゃ見えてこないものがあるんだよ。俺はそういうのをずっと避けてきたんだ。でも、これからはできるだけ動こうと思っている。たとえ状況自体は変わらなくても、見る目が…いや俺たち自身が変わるはずなんだ」「立っている場所を変えることによって、見えるものが違ってくる。そういうのが本当に大切なことだって、ようやく気づいたんだ。」

読みやすさ(読みやすい、一気に読める)

感情移入度(随所に高校時代の思い出が描かれていて、はまれる。ただ、フォークダンスのくだりは、今の子にはわからないかも・・・)

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