2016年3月5日土曜日

今さらのセンター数学分析(ⅡB編)

センター試験が終わってから、後を振り返る間もなく、私立対策、引き続き、国公立個別試験対策と追われて、私立の結果もほご出そろい、国公立前期の結果を待つばかりとなった。ここに来て、ようやく、振り返る間ができたので、まずはセンター試験から。

第1問は、指数対数関数では、珍しくグラフを問われる問題。ただ、グラフの平行移動、対称移動の話は、教科傍用問題集で必ずお目にかかっている問題。あとの最大最小問題は平易。
三角関数は、解の個数の問題で、誘導が丁寧であるものの、受験生が苦手とする分野かもしれない。後半の方が簡単だったと思われるが、最初につまずくと手がついてない可能性もある。

第2問は、微分積分で、今年は3次関数の面積問題、4次関数のグラフの出題も予想されたが、旧課程で対応できる問題であった。普通に2次曲線間の面積を求めさせ、その最大最小を2次関数、3次関数の最大最小問題に帰着させる問題で、計算もさほどでもなく、グラフさえ丁寧に描けば、流れ的には素直と思われる。

第3問は数列。典型的な群数列で、題材も一度ならずお目にかかったことがある題材と思われる。誘導もいって丁寧で、容易であったと言いたいところであるが、群数列は受験生が苦手とするところで、苦戦した人も多かったであろう。また、日ごろから、群数列を、階差数列で解いていた人も苦労したことであろう。

実は、志向館の冬期講習で、群数列の問題を大量に渡し、対策をしていて、そう意味では的中したであるが、できてないのだろうなあ。

恥ずかしながら、この仕事をしていて、群数列だけは説明をしていて、わかってもらったって実感がない。もちろん、いろいろ工夫をしているつもりで、かなり気合を入れて説明をしているが、きっとわかってくれてないのだろう…

第4問は空間ベクトルで、ベクトルの大きさを求めさせたり、三角形の面積を求めさせたりと、割合典型問題であり、計算ミスさえなければ、スムーズに解けたはずの問題である。

以上100点満点のうち、ほぼ公式がわかっていれば解ける問題が59点分、ひとひねりすれば解ける問題が41点分、気づきにくい問題はなし。といったところでしょうか。ところが、結果的には平均は50点そこそこ。

そう意味では、しっかり対策をすれば、差をつけられる問題とも言えようか。
典型的な解法を身に付けて、あとは過去問、模試でマーク型の問題の演習を繰り返せば、8割は十分にとれる問題でしょう。







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