当代きってのベストセラー作家である湊かなえによるテレビドラマ脚本を小説化したものです。高校入試という題材を登場人物のそれぞれの視点から描くという、湊かなえらしい小説です。高校生にとっては身近な話題であり読みやすいのですが、登場人物が多くて、最初は混乱しそう
。
文中の会話で「…この辺りじゃ、東大行くよりも一高なんだよ。地元一の進学校、一高に合格すれば万々歳。そのあと、東大行こうがプータローになろうが、関係ないの。…」というくだりは、某田舎県の進学校のことを指しているようでおかしい。それとも、田舎の高校はどこでもこんなものなのか?
また、「学歴自慢するのは、人生のピークがすでに終わってしまっているヤツ。今の人生に満足している人間は、過去の自慢なんてしない」いたって正論。
読みやすさ(読みやすい)
感情移入度(身近な話題だけに、どっぷりはまれるかも)
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