2016年5月23日月曜日

『太陽の塔』(森見登美彦 著)

表題の「太陽の塔」は言うまでもなく、大阪にある「太陽の塔」である。しかし、物語の舞台はその近くにある大学ではなく、京都大学である。

その京大生の主人公が失恋して、立ち直る(あるいは開き直る?)までの話を、「街を怪物が闊歩している…クリスマスという怪物が…。」など、大げさな、けど知的な、時として笑えるような比喩で綴った小説である。

「京都の女子大生は京大生が奪って行く」という都市伝説に真剣に(?)取り組んだ作品とも言える。

読みやすさ(読みやすい。一気に読める)


感情移入度(多数の男子は感情移入ができる)

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