2013年5月28日火曜日

山本周五郎『橋の下』

友人と果し合いをし、友人の婚約者と脱藩して、 貧乏し、乞食をしている老人の言葉。
「あやまちのない人生というやつは味気ないものです、心になんの傷ももたない人間がつまらないように、生きている以上、つまずいたり転んだり、失敗を繰り返したりするのがしぜんです、そうして人間らしく成長するのでしょうが、しなくても済むあやまち、取り返しのつかないあやまちは避けるほうがいい、・・・」

わたくしなどは、これまで何度もつまずいたり、転んだりしているのですが、いまだにつまらない人間のですが・・・まだまだ、人生経験が足らないのでしょう。

ともあれ、頭ではわかってはいても、その失敗をそう思えるほど、まだまだ達観はできないです。

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