2013年5月13日月曜日

ゆとり世代

今の高校3年生は、よく自虐的に「私ら、どうせ『ゆとり世代』だし・・・」と言う。
マスコミに踊らされているのだろう。

諸悪の根源のように言われる「ゆとり教育」であるが、
果たして、本当にそうなのであろうか?
一体、誰が何を根拠にそう判断するのだろうか?

大体、教育というものの結果なんて、もっと長いスパン、10年、20年で見るべきものであろう。
それが、少しマスコミに騒がれただけで、ちょこちょこ変えてしまうのは、どうなんだろう?

いつの時代でも、「今の若者は」的な批判はある。かくいう私の世代も「新人類」などと言われたものである。そして、今の日本が国際的にみて、劣っているのだとしたら、それは現在社会の中心で活躍している、われわれ「新人類世代」の責任であろうし、そのときの教育、文化の責任であろう。

したがって、「ゆとり教育」の本当の評価は、今の大学生が社会の中枢になる20~30年後でないとできないだろう。

ともあれ、今の高校3年生には軽々と「私ら、どうせ『ゆとり世代』だし・・・」と言ってほしくはないし、ましてや、われわれ大人が軽々しく言うべきでもなかろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿