2016年7月22日金曜日

数学ができるようになるためrに 5

前回、解説のない学校の受験用の問題集の話をした。
この問題集にしっかり取り組むことが一番なのであるが、

解説ないし、自分でできないと言う。

そこで、どうするか?

青チャート(もしくはフォーカスゴールド)の登場である。
やっぱり基礎からやり直さないとって

でも、よく見てほしい、この参考書、断じて基礎レベルではない。
もちろん、基礎的な問題も網羅されているのだが、なぜか、計算が大変な問題が少なくない。

本当に基礎からというのなら、黄チャートからニューアクションβあたりに取り組めばよいのであるが、やはり巷の評判を気にするのか、あまり乗り気ではない。

そして、もっと言えば、これはあくまでも「参考書」なのであって、「問題集」ではないのである。
本来は、問題集をしていて、わからない問題に出会ったときに調べる参考書のはずである。

まあ、百歩譲って、問題集として使うとしよう。ところが、この青チャート、分厚い。例題が掲載されている冊子と練習問題の解説が掲載されている冊子が分冊になっていて、やたらと重い。そこで、多くの人はどちらか片方だけ持って、ひたすら例題だけやる。しかも、ほとんど書写状態。もしくは問題がついているからといって、別冊の解説のみ持って、これまたほとんど書写状態。どちらにしても、一通り終わっても、全然模試の結果に反映されない。当たり前のことである。これぞ

「チャートの罠」

かつ

「究極の時間の無駄」

である。

じゃあどうすればよいのか。

まず、0から始める(学校で習っていない状態)という人は、必ず教科書から始める。いきなり、青チャートから取り組むのは無謀以外の何物でもない。
次に、青チャートの例題ではなく、下の練習問題(practiceもしくは練習)に取り組む。わからなかったら、すぐに解説を見ずに、上の例題を参照しながら、解く。それでもわからなければ、解説を見る。その際に、決して写すのではなく、必ず、自分で計算して、最後まで答えを出すことである。
で、自力でできなかった問題をチェックしておき、一単元終わった段階で、今度はチェックをつけた練習問題の例題に取り組んでみる。これで、基礎は完璧でしょう。

そんなこと言っても、2分冊とも持ち歩くのは重たいなどと言う人もいるかもしれない。そういう人はそもそも青チャートやる資格はない。

さらに、そんなことしてたら、時間がかかって受験に間に合わないという人もいるかもしれない。そうです、すべての単元をするから時間が足らないのであって、特に苦手な単元を中心に取り組めばよいのであって、そもそも3年のしかも夏すぎから、「青チャート」で基礎からなんて、言うこと自体が間違っている。2年のうちからしとけよ。と言いたい。

よし、基礎はできた。いよいよ、入試に向けての実践だ。

またまた続く。

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