2017年6月5日月曜日

「文武両道」という言葉

「文武両道」という言葉をよくきく。

高校の特徴に、あるいはスポーツの大会でたまたま上位に進出した生徒の学校が進学校であった場合に。

「文武両道」という言葉、語源を調べるとかなり昔にさかのぼるらしい。ただ、日本では何といっても江戸時代の武士に対する言葉がメインであろう。「武道」なのだから。

その江戸時代から150年経過しても、「文武両道」とは違和感を感じるのは私だけだろうか?文はともかく、部活動=武というのがどうもしっくりこない。それに、たかが高校の勉強や部活に「道」というもの・・・
「文部両立」ぐらいでいいと思うのだが。

ある部活動で、たまたま大会にもレギュラーとして出場していて、そこそこ大会での成績もよく、しかも学校の勉強も手をぬかず、最終的には余裕で地元の国立大学を合格する。
そんな、生徒がどこの部活でも一人ぐらいいて、そういう人をして「文武両道」ともてはやされる。そして、後輩にもそれを強要する。

しかし、そういう「文武両道」を実践した生徒も、もしももう少し勉強に手を抜いていたら、部活動の方でもっといい成績を修めていたかもしれない。あるいは、部活動にもう少し手を抜いていたら、別の大学に行っていたかもしれない。要は、どちらかを少しづつ犠牲にしながら、どこかで折り合いをつけながらの「文武両道」でなかったのか。

「個性尊重」の時代。もっとどちらかに振れてもいいのではないだろうか。
「両立」≒「妥協」なのだから。

ともあれ、高校3年生にとって、今日からいよいよ受験勉強の本格開始という生徒も多い。第一志望校の合格目指してがんばってもらいたい。志向館でも個々の生徒とい学校との両立(≠妥協)を目指して、志望校合格までの道筋を話し合っています。また、現在2週間無料体験も募集中です。部活動で「妥協」していた勉強を一気に取り戻したい受験生をお待ちしております。



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