2022年4月22日金曜日

日本史三大悪人

世に、 日本史三大悪人と挙げられるのが、

足利尊氏、平将門、弓削道鏡

の3人である。

いずれも、天皇に対して謀反を起こした人物として、戦前の皇国史観のもとで、

悪人と仕立て上げられた人物である。


戦後になって、前者2名は随分と名誉回復がなされ、戦後の歴史教育を受けてきた子供からすれば、悪人どころか、新しい時代を切り開いたヒーローという認識かもしれない。

ところが、最後の弓削道鏡のみは、女帝(孝謙天皇)をたぶらかした僧侶ということで、いま一つ印象の悪いままである。

先日の朝日新聞の天声人語によれば、今年はこの道鏡の没後1250年に当たるそうである。

「道鏡を守る会」という団体があり、名誉回復のために様々な活動をしているが、なかなか効果がないとのこと。

やはり、現在の歴史教育の中では、どうしても悪人のイメージはぬぐえないのであろう。

全くの私見ながら、そのことは、現在検討されている、女性天皇の議論が国民的に広がらないことの原因になっているのでなかろうか。さらに、うがった見方をするなら、先日から週刊誌をにぎわした、元皇族の夫が米司法試験に不合格になったなど、やたらと風当たりが強いことにも関係しているのであろうか。

天皇の直接の祖先である、天照大御神も女性神だとか。女性天皇大いにありだとは個人的には思います。日本の象徴たる天皇に女性がなってこそ、先進国中最低レベルともいわれる、男女同権も一気に進むのでなかろうか。




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