2012年11月1日木曜日

若者の離職率


今日のニュースに

「厚生労働省は31日、若者が入社してから3年以内に辞める離職率を、業種別や規模別に初めて公表した。2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち、28.8%にあたる12万人が3年以内に辞めていた。

 業種別では、学習塾など教育・学習支援や宿泊・飲食サービスで、半数近くが辞めていた。」

 学生が教育に情熱をもって、学習塾に就職をする。ところが、待っているのは利潤の追求。そりゃ会社である以上当然のことだけど、それなら何も好き好んで夜に働く塾じゃなくても・・・って若者が思うのも道理かも。会社の利益の追求がそのまま生徒の成績向上にも直結していると割り切れるようになれば、続くのでしょうが、やはり教育に対する「純粋な」情熱が妨げるのでしょう。

 ましてや、最近は映像授業を見せるだけで多額の授業料をとるような塾もあるようで、それをどんどん生徒に勧めることで、自己嫌悪に陥って退職する人のほうがよほどまともなのかもしれない。

 若者の教育への「純粋な」情熱をそのまま持ち続けて、継続して労働できる環境づくりに努めねば、この業界も未成熟なままで終わってしまうと、業界に身をおくものとして反省。

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