2018年12月11日火曜日

順天堂大学医学部入試 女子差別について

本日の報道から、
順天堂大学が女子を不利に扱った理由として
「女子が男子よりも精神的な成熟が早く、受験時はコミュニケーション能力も高いが、入学後はその差が解消されるため補正する必要があった。」とのこと。
入試にこんな論理を持ち込むとは、屁理屈、詭弁以外の何者でもない。
受験生の努力を踏みにじる論理でもある。

ただ、ある意味真実を述べていて、高校生と長年関わっていると、そのことは切実に実感していて、女子が将来のことを割と現実的に考えているのに対して、男子はいつまでたってものらりくらりとしている姿を毎年見ている。もちろん個人差があるにせよ。高校3年の後半でようやく男子が女子に追いつくような感じであろうか。

かく言う私も、高校時代は、周りの女子が将来のことを真剣に考えて、勉強しているなかで、大学なんてどっか入れるところどこでもなんてうそぶいていたものである。今思えば、ホント、ガキだったなあ…

2018年12月10日月曜日

棟方志功記念館

 塾の部屋に架けてあるカレンダーの図柄が
棟方志功の版画で、この間、高校生に聞いてみたら、
「棟方志功って誰?」

世界的な版画家にして、お隣りの福光には元住居もあり、金沢にもゆかりがある人なのに…

車で30分ぐらい、ぜひ見に行ってもらいたい。

2018年12月3日月曜日

保護者懇談会

志向館では、先々週、11月23、24日に保護者懇談があり、お子様の学習状況をお知らせするとともに、保護者の方のご要望をお聞きする機会がありました。

毎年のことながら、保護者の方のお子様への愛情を感じられるともに、我々に対する期待も高く、何とかこの保護者のご要望にお応えできるように、全力を注がねばと、思いを新たにする会でした。

いつの間にか、お会いする親も、私よりも若くなりました。個人的には寂しい気持ちもありますが、仕事的には、自分自身も二人の子どもの受験を経験して、より保護者と共感しながら、適切なアドバイスができるようになりました。


2018年11月12日月曜日

大森貝塚

 日本考古学発祥の地、大森貝塚に行ってきました。
明治時代のお雇い外国人であるモースが、横浜-新橋間を汽車で移動中に見つけたとか…
確かに、この遺跡、JR線沿いにありました。
と言っても、周りはビルに囲まれているのですが…

2018年11月5日月曜日

三角点



中能登町の雨の宮古墳群で発見。
地形図ではおなじみかと思いますが、
実際にはなかなかお目にかかれないでしょうからご紹介。

この雨宮古墳群は前方後円墳と前方後方墳が隣り合わせにある全国でも珍しい古墳群だそうです。

金沢から車で1時間弱のところにあります。
考古学に興味のある高校生はぜひ見に行ってみてはいかかでしょうか。

2018年11月4日日曜日

ごく当たり前のこと

病院へ行って、医師に診てもらって、薬を出してもらって、病気を治してもらうように、
塾へ行って、成績の悪い科目を、教えてもらって、成績をあげてもらう。
この、ごく当たり前のことが、必ずしも実現されていないのが心苦しい。

保護者の方からお金をいただいておきながら、保護者の希望に添えていないのは、ある意味詐欺ではないだろうか。保護者の方は「いやーうちの子が悪いのですよ」と言ってくれてはいるが、内心、穏やかではないだろう。

よく、宣伝やこういったブログで成績上がったことをことさら喧伝している塾も多いが、そのほとんどが、都合のいいところだけしか言ってはいないだろう。

保護者の期待に実直に応えて、お金をいただくという、この当たり前のことを常に実現していくためにも、まだまだ謙虚に研鑽を積んでいきたいと思う。今日この頃である。

2018年10月29日月曜日

金沢医療センター附属金沢看護専門学校入試対策

金沢医療センター附属金沢看護専門学校は看護を目指す受験生にとっては、第1志望の生徒はもとより、4年生の看護大学目指す生徒にとっても、併願先として選択肢に入ってくる学校でしょう。まして、推薦入試の実施に伴い、一般入試の定員が減ると予想され、ますます激戦となりそうです。

さて、志向館では、この看護学校を目指す受験生向けに、入試対策を実施しております。数学の過去問については、10年分の解説付き、英語の過去問については5年分の解説、日本語訳付きです。これだけ、揃えている塾は金沢市内にはおそらく志向館以外にはないでしょう。

高校の学習内容の基本的な部分を問う問題が中心なので、決して難しいわけではないのですが、センターであまり問われない問題があったりもしますし、まして、入試自体がセンターの直前ということもあり、やはり、今のうちから少しずつ対策をしておくことをお勧めします。

2018年10月20日土曜日

同窓会 その2

自らの高校時代を思い出したついでに、もう一つ思い出したので、

3年生当時、同じクラスで「医学部」目指すといって、やたら勉強している生徒が2名いて、クラスで何か話し合いしていても、我関せずでひたす勉強していた彼らを見て、
当時の私は「何じゃい、そんな勉強大切かよ」なんて白い目でみていたものだ。

しかし、今の私なら確信をもって言える、当時の私がどんなに大馬鹿者だったか。
できるものなら、当時の私を引っ叩いてやりたい。

これも高校生には伝えていきたい。

それにしても、そんなこんなで、軽い”同窓会うつ”から抜け出せないでいる今日この頃でした。

2018年10月18日木曜日

高校の同窓会

先日、高校の同窓会があって、何十年ぶりに参加。
卒業以来30余年ぶりという人にも会えて、それはそれで楽しい会でした。

このような会を提供いただいた、同窓会の幹事の方々、そして、現高校の職員の方々に感謝です。

やはり、各界で活躍の同窓生に会ってみて、やはり高校時代真面目に取り組んだ人が、現在充実した人生を送っているのを目の当たりにして、

どちらかと言えば投げやりな高校生活を送ってきた自分自身を振り返ってみると・・・

ともあれ、私自身は反面教師そして伝道師として、高校生に、勉強はもちろんのこと、様々な面で充実した高校生活を送れるよう、サポートできたらという思いを新たにした一晩でした。

2018年10月3日水曜日

イタイイタイ病資料館

ふと思い立って、富山のイタイイタイ病資料館に行ってきました。
イタイイタイ病といえば、中学の社会にも高校の地理にも出てくる、有名事項です。
四大公害裁判、神通川、カドミウム、と断片的な知識は知っていても、お隣の県のことであるのに、詳しいことは何も知らなかったことを思い知らされました。

病気に苦しんだのは、圧倒的に既婚女性が多かったこと。
汚染された農地の土壌復元工事が終了したのは2012年と割と最近であったこと。
お恥ずかしい話、知りませんでした。

いろんな所に行ってみるもんだなあー。

2018年9月23日日曜日

白鳳41回目の優勝

朝日新聞の記事より
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横綱の身近な関係者に聞いたことがある。「特別な秘密があるのか」と。だが、返ってきた答えは「当たり前のことをやっているだけ。ただ、基本が一番きつい。横綱にはそれを続ける意志の強さがある」。
まわしを着けると、胸を合わす稽古量こそ減ってきたが、とにかくじっくりとしたシコとすり足、てっぽうでたっぷりと汗をかく。角界にもジムで鍛える力士は増えているが、白鳳は伝統的な稽古の基本を大事にしている。

基本は大切であるが、それを身につけるには不断の努力が必要である。
勉強にもそのまま通じる話でもある。



2018年9月3日月曜日

『橋本式国語勉強法』(橋本武 箸、岩波ジュニア新書)

「何が秀才であり凡才なのでしょうか。私は、自分に忠実な生き方のできる人が秀才であり、自分を粗末に扱う人が凡才だと思っています。人間には、なんといっても能力において大なり小なり差のあることは認めざるを得ません。ところが、生まれつきの能力の高さに安心して、努力なしに、たとえば学業成績を上げていても、それはその時だけのもので、長い人生を支える力にならないはずです。これは親譲りの財産の売り食いのようなもので、必ず支えの尽きる時がきます。」
「学業成績はビリの方でも、それが自分の最善の努力によるものなら、その人は、その時自分の置かれた立場において、最善の努力を払うことができるでしょう。人間、普通の能力のさえもっておれば、この努力によって自分を高めていくことができます。学業において効果の上がらなかった努力も、会社経営に素晴らしい効果を上げることができるかもしれません。」
「ですから、学業成績が良くても悪くても、安心もできなければ悲観するにも当たりません。自分を高めるための努力を忘れさえしなければ、あなたの前途は洋々として期して待つべきものがあるでしょう。」

50年にわたり、かの灘高校で教鞭をとられていた著者の言葉だけに重い。

最近、自らの仕事に無力感を感じていたが、力をもらった。少なくとも、ここでいう「努力」のサポート役に徹したいと思う。

2018年8月27日月曜日

出来ないことに向き合う

志向館では夏期講習も終わり、大学受験生にとっては前半戦の山場である第2回全統マーク模試も終了した。

で、いつものことながら生徒から聞こえてくる声は、
「前より下がった」もしくは「前より上がった」
「前」っていつのこと?

「夏休みこんなに勉強したのに出来なかった」
「もう勉強しても、無理!他の科目勉強する」とか何とか…

模試で出来なかったことに出会えるのは、点数アップのチャンスであることがわかってない人が多い。
悲観するより、もっと冷静に分析して次の模試で取れるように努力してもらいたい。
苦手である科目もしくは分野は人より勉強していない部分。そりゃ、一朝一夕で上がるものではない。

出来ないことに真摯に向き合って、努力を続ければ必ず出来るようになるし、それしか点数アップの方法はない。

9月からもがんばれ、志向館生!

2018年7月19日木曜日

作図の問題

昨日、とある作図問題を中学生から質問を受け、その場で分からず、待ってもらった。
寝ながら、運転しながら、考えて、今ようやくわかった。おそっ…

もともと、大した能力もないのだが、加齢にともなって、脳の衰えを実感する瞬間である。

特に作図は年寄りには厳しい。😢

2018年7月16日月曜日

若冲と光遙

今日、世間一般の連休の最終日、石川県立美術館で表記の展示を見てきました。
連休中とあって、朝一番で行ったにもかかわらず、駐車場は満杯、入口に長蛇の列。
やはり、若冲の関心の高さを思い知らされました。

入場してみて、思ったのは、入場者の平均年齢の高さ。

それに比較して、近隣の本多の森ホールでは若者が何かのライブらしく、長蛇の列。

若い人にこそ、若冲見て欲しいだけどなあ。

追伸
その日、塾にきた高校生がこの会場で販売していたTシャツを着ていた。
びっくり、高校生も見に来てるやん。

2018年6月16日土曜日

数学の勉強方法

ネットで「数学 勉強方法、大学受験」と検索すると、出るわ出るわ。

一昔前なら、本屋に参考書コーナーで時間をかけて吟味したものであるが、今や自宅にいながら、どころかどこでも調べることができる。

何を今さらという話である。

ところが、調べれば調べるほど、あまりに多くて絞りきれない。場合によっては正反対のことを言っていることもある。

いずれの場合も、それを書いた人の成功体験だから、その人と同じ条件で同じことをすれば成功するのだろうが、その「同じ条件」ということまで記述していることはまずない。

で、自分に都合のいい方法を選ぶこととなる。
そうすると、大抵の場合、方法としては易きに流れ、問題集としては高い方に流される。
つまり、こういう感じであろうか。
青チャート 数学IA1 青チャートの例題を最初からする。その際にわからなければ、すぐに解答をみて、写す。(場合によっては読むのみ)
2 本来はこれを繰り返し、わからない問題がなくなるまで繰り返すと言っているはずなのだが、青チャートをⅠAⅡBまでするだけで、かなり時間が経過しており、ついあせってしまい、次の問題集に入ろうとする。
3 この段階で、模試を何度か受けていて、必ずしも結果が出ていないのであるが、「ケアレスミス」のせいにしたり、全部青チャート終われば結果がでると思って、効果がでていないことに気づかない。
4 過去問する前の最後の演習として、例えば「理系数学の良問プラチカ」等に取り組み始める。ところが、ここで基礎力が備わっていないと解説を読んでも、よくわからない。そこで、質問をするのであるが、これがずれた質問が多い。そんなことも知らなくてこの問題集やっても意味ないでしょ。あるいは、そんな高度なことを覚える前にやることあるでしょ。という言葉はぐっと飲み込んで、質問対応をする。

これじゃあ数学はできるようにはならないでしょう。
じゃあどうすればよいのか。

長くなりましたので、次の機会に…

2018年6月8日金曜日

高校の名物先生

どこの高校にも、一人ぐらいはこんな先生がいるのではなかろうか。

「怒り」の画像検索結果とても厳しくて、生徒にとっては怖い。けれど授業はわかりやすいし、言う通りしていればその科目の成績は上がるし、その先生の受け持ちのクラスは他のクラスよりその科目の平均点は高い。そして、後から思えばいい先生ということになる。

これぞ、ザ・プロ教師。
高校がこんな先生ばかりだと、われわれ塾は不要になってしまう。

生徒にとっては、怖いから宿題はするし、予習もするし、授業も寝ずにしっかり聴く。まさにその先生の思う壺なのであろう。

ただ、これが数学の先生だと、ほとんどの高校でほとんどの高校で2人の先生で数学を受け持っており、「厳しくない」ほうの先生の宿題はさぼりがちになり、予習もあまりしなくて、したがって、授業もよく聴かないという悪循環になってしまう。そうすると、受験生になって、復習しようとすると、穴があったりする。これは○○先生のときだから、仕方がないと責任転嫁する。

数学の先生以外でも、その「厳しい」先生の膨大な課題をこなすために、他の科目の勉強ができないという現象が少なくはない。

要はバランスの問題というか、生徒がもっと勉強時間を増やせばいいだけの話である。

それよりも何よりも、常々言っていることであるが、先生のために、学校のために宿題を「こなす」のではなく、自分のための宿題に取り組めばいいのであるが…
もちろん理想論であるが…




2018年5月21日月曜日

日大アメフトタックル問題

先日より、日大のアメフトがニュースを賑わしています。
これについては、私は門外漢であり、感想を控えさせていただきますが、

その流れの中で、日大の監督が謝罪を行った際に、
「関西学院大学」を「かんさいがくいんだいがく」と呼んだとかで、火に油を注ぐことになったということに、注目。

もちろん、本来の読み方は「かんせいがくいん」”Kwanseigakuin"
関西の人なら当たり前のことが、東京の人には当たり前でなかったようで…
関西では有名な伝統校が、東京ではこれくらいの認識だったのかと思ってしまうニュースでした。

ところで、「関関同立」のどれが関西学院か知ってますか?

2番目の「関」でした。

ここらへんになると余り一般的ではないのかも…

それから、その日大の監督ですが、学内では「常務理事」であったとのこと。そういえば、レスリングのパワハラで有名になった元監督もその大学の「常務理事」であったとのこと。私立大学っていうのはそういうところがあるんだなあと思ってしまう…

しょうもない話でした。

2018年5月7日月曜日

輪島塗

連休中に輪島へ行く機会があり、そこで親切な輪島塗職人の方に丁寧な説明をしていただいた。

下塗りだけで、6か月もかかるとのこと。
また、現在、漆については国産はほとんどなく、90%以上は中国産だとのこと。
本物の輪島塗は、何十年も使用できる。ただ、朝市とかで安く買える漆器は、輪島で売られている漆器であって、本当の輪島塗ではないということらしい。

実際、それらしい商店で見てみると、二桁ほど値段が違う。

漆器の肝腎の漆が中国産だというのにはそれなりに衝撃なのであるが、
まあ、豆腐の原料の大豆がほとんど輸入品であったり、○○牛といってもその飼料のほとんどが輸入品であったりってこともあって、そんなものかなとも思う。

ただ、右のように、「輪島箸」とあって「輪島塗」でない
箸があったりというのは何だかなあと思ってしまう。
まあ、無料でもらった箸なので、文句は言えまいが…

それと同様のことであるが、同日に買ったお菓子の
裏書を見ると、「うるち米粉(アメリカ産)」とある。
まあ、いわゆる「ミニマムアクセス米」であろうか。
加工品だからいいんだろうけど、
ただ、このお菓子の製造会社が日本を代表する米どころの新潟の会社というのが、やはり割り切れない…

まあ、そんなことはどこにでもあることではあるが、
翻って、われらが塾業界はどうであろうか?
正直な商売をしたいものである。


2018年4月27日金曜日

緑の革命

「緑の革命」といえば、センター試験の地理の頻出事項である.

「稲塚権次郎」の画像検索結果アメリカのノーマン・ボーローグによって作られた「奇跡の小麦」と言われる多収量品種がインドやパキスタンなどに導入され、深刻な食糧問題の解決に寄与したものである。

ところが、この品種のもととなった小麦の片方が実は「小麦農林10号」という日本の品種であったことに驚かされるとともに、しかもその品種を育成した稲塚權次郎がお隣りの富山県城端の出身であることを、先日城端に行ったときに知り、改めて驚かされた。


不勉強と言えばそうなのであるが、いくつになっても知らないことは多いようで…
生涯学ばねばと気持ちを新たにした。


2018年4月23日月曜日

「大学受験のダークサイド」

「中学受験のダークサイド」という記事より

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00010001-yomonline-life&p=1
時期によってはリンクがきれているかも…

以下引用

中学受験塾が「入試問題を的中!」と派手にアピールするのもいかがなものかと思う。過去問を徹底的に研究した結果、学校の入試出題者の意図が乗り移り結果的に問題を的中させることは、塾講師としてはお手柄なのだろうが、中学受験塾の役割は、志望校に合格するために必要な学力を確実に身に付けさせることであり、入試問題を的中させて、本来合格する学力のない子供までその学校に押し込むことではないはずだ。入試問題を的中させて合格者が増えたのなら、合格実績からむしろその分を差し引いて見なければいけない。

 中学受験勉強の目的は、どんな手段を使ってでも第1志望に合格することではなく、定めた目標に対して努力を続ける経験を積むプロセス自体の中にある。さらに、どんな結果であれそれを最終的には前向きに受け入れ、人生の新たな一歩を踏み出す姿勢を学ぶことにある。

 つまり、自分の努力で自分の人生を切り拓(ひら)き、仮に結果が100%思い通りでなくても腐ることなく歩み続けることのできるひとになるための経験なのだ。12歳にして「生き方」を学ぶ機会なのである。

以上引用。



「中学」を「大学」に置き換えてもまったく同じことが言える。
業界の端くれとして、自らを律したい。


2018年4月9日月曜日

新年度が始まる

昨年度の厳しい入試結果を経て、今年度も新しい受験生および高校生を迎え、気持ちが引き締まる思いです。

それにしても、今季の入試は厳しかった…

「桜散る」の画像検索結果

個人的には、我が子の入試を経験してからは、館生の合格を聞くと、喜びというよりは安堵感の方が強くなった気がする。そしてそれ以上に、不合格の結果を聞くと、親の気持ちを思うと申し訳ない気持ちで一杯になり、どこかの塾のように、ノー天気に合格実績○○大学〇名なんて、声高に言えない気持ちになる。

じゃあ、志向館では合格実績出してないのかと言うと…

もちろん出しております。(矛盾は百も承知)
そこは大人の事情ということで…

ただ、今の気持ちを忘れずに、今年度の受験生の志望校合格に向けて全力を尽くし、安堵感が申し訳ない気持ちを上回るようになりたいとは思っている。

常に反省。進化する塾でありたいと思う。

2018年3月9日金曜日

2018金沢大学文系数学入試問題

一昨日、金沢大学の合格発表もあり、なかなか厳しい入試結果ではあった。センターでしっかり得点をとり、かつ2次試験でも手応えがあった生徒だけが合格したという感じであった。

今さらではあるが、前回に続き、文系の数学の問題を解いたので、一言。

1はベクトル.外心に関わる問題で図形的性質に着目すれば基本的。最後も素直に計算すれば容易

2は指数対数の方程式、不等式の問題で、底の条件に気をつけさえすれば容易

3は積分で表された関数に関わる問題で絶対値が含まれることを除けば、教科書の例題レベルではあるが、本番では戸惑う受験生も多かったのではなかろうか。(2)まで解けていれば、(3)は基本問題。

全般的に基本~標準問題が中心で、難問はない。丁寧に計算をして、2問+αで7割は目指したい。

対策としてはⅠAⅡB全般についてまんべんなく、標準的かつ典型問題をこなした上で、過去問演習をすれば、7割以上は可能であろう。

なお、お隣の富山大学の文系の数学と比べると
金沢、富山ともに3題中2題はわりと典型的問題で解きやすい問題であったが、富山の場合、もう1題がガウス記号(!)が含まれおり、文系にとっては難しかったのではなかろうか。

センターの結果によっては、金沢から富山に志望変更する受験生も多いが、2次の数学に関して言えば、決して富山の方が簡単とは言えない。覚悟して受験して欲しい。
(理系に関しても同様である)

2018年3月1日木曜日

2018金沢大学入試問題理系数学を解いてみた

遅ればせながら,金沢大学の今年の理系数学を解いてみたので、一言。

これまでの数Ⅲ偏重から変わり,難易度もここ3年間では一番難しかったようである。実際、受験した生徒からは「出来なかった」という声を少なからずきいた。
ただ、赤本の4年間だけしか解かなかった生徒は別として、過去10年分以上解いた生徒からすれば、決して難しい問題ばかりではなかったはずである。
医薬以外では5~6割ぐらいの勝負となるのではなかろうか。

対策として数Ⅲを中心に、全範囲の標準問題をこなし、過去問10年以上を演習すれば、十分合格点に達するであろう。

文系の数学についてはまた解いてから…

2018年1月25日木曜日

2018センター数学ⅡBについて

毎年のことながら、遅ればせながらセンター数学ⅡBについて。
第1問前半は三角関数。初っ端からラジアンの定義が問われ、”頭が真っ白になった”という受験生もいたようだが、教科書にも書かれている内容であり、過去にも知識問題が問われていることもあり、文句は言えないだろう。その後の方程式は丁寧すぎる誘導に従って解けば容易である。
第1問後半は指数対数関数。対数関数の不等式に関する問題であり、これも前半同様、丁寧すぎる誘導に乗れば容易に解ける。第1問に関しては近年の中では簡単な問題であった。
第2問は微分積分。接線に関する問題。接線と放物線による図形の面積。その図形の面積による3次式の極値に関する問題と続き、標準的な出題であると思われるが、文字が多くここで手間取った受験生も多かった模様である。第2問後半は定積分と微分の問題であり、これは基本。
第3問は数列。前半は等差数列、等比数列に関する問題で教科書の例題レベルの問題。後半は主に階差数列に関する問題で、書き出してみれば容易に答えがでるのであるが、文字計算で突き進むと泥沼にはまる可能性もある。後半の最初さえ乗り切れば、あとは一直線。
第4問はベクトル。平面ベクトルであり、交点を始点とするベクトルを考えるのは目新しいが、丁寧な誘導に素直に従えば、十分に完答できる問題である。

第1問、第4問は最近の中では一番簡単な問題であり、第2問の前半と第3問の後半で多少失点しても7割以上は取れるような問題であったと思われるが、実際のところは平均点はそれを大きく下回る50点前半。
どうも、第2問の途中で止まってしまって、第3問以降に十分に時間を確保できなかったようである。塾の授業では、第2問までで、30分といつも言っていたが、やはり本番となると冷静に対応できなかったのであろう。

これから受験生になる2年生には、早い段階から、基礎力をつけて、少しでも早くからセンターの過去問演習ができるようになってもらいたい。

2018年1月22日月曜日

センター試験が終わって

センター試験が終わって、自己採点の結果も帰ってきて、学校でも塾でも国公立の志願に向けての面談も一通り終わったところであろうか。

成功した人も不本意な得点だった人も、大学だけが人生のすべてとは言わないが、たかがマークテストに自分の人生まで左右されてたまるか。というぐらいの気持ちで、次のステップに進んでもらいたい。

センターが終わっただけでは、まだどこにも合格していないのだから、悩むひまがあったなら、勉強せよ。

今言えることはそれだけだ。