2011年8月26日金曜日

二水新聞より

先日、二水新聞(23年7月28日発行)を読む機会があったので、興味があった記事から抜粋させていただきます。

二水・泉丘・桜丘3校に在籍された先生に、その3校を比較をしてもらった記事がおもしろい。
「二水はある程度の自信をもっている真面目な子が多い。能力は泉丘と同等なので、もっと自信を持たなくては勿体無いと感じた。今以上に意欲がつくと泉丘を越える可能性も十分にありえる。桜丘の生徒は元の志望校が泉丘、二水だった生徒が多く、自分に自信を持てない生徒が多い。課題はきちんとこなすので、丁寧に教えると伸びる生徒が多い。泉丘の生徒は自信を十分に持ち、将来のことが早くから決まっている。また、自分で計画が立てられるので職員は大学の資料などの情報提供で協力することが多い。」

「桜丘の生徒はどちらかというと素直で、言われたことに対してしっかり取り組んで努力できて、課題を与えればちゃんとやってくれる。二水生は好きな事、やりたい事にはとても熱中できる。勉強に気持ちを向け、高めていくまでが難しいと感じた。・・・泉丘はしっかりとした自分の考えを持っていて、それに従い、考えて行動を始められる生徒だった。」

「泉丘の生徒は自分の意思をはっきり持っていて、先生が言っても聞かないという一面がある。二水の生徒は、言われたことを一度考えてから行動している。桜丘の生徒は先生の言われたことを素直に受け止めていると思う。」

「泉丘は自分の夢に貪欲で、二水は二水祭もあったのでお祭り好きという印象だった。桜丘は男女ともに元気だと思う。」

4人の先生のコメント、表現は違えど、ほぼ同じような内容で、僭越ながら私のイメージも遠からずというところである。

ところで、同じ面に、高校生のアンケートが載っていて、その中で「この学校を選んでよかったと思いますか。」という問に対して、二水は他の3校にくらべ、圧倒的に良かったと思う割合が少ない結果がでている。でその理由として、現在の二水の方針の変化を挙げているが、それは個人的には疑問です。個人的な感触で言うと、二水は昔から泉丘、桜丘と比べると愛校心のうすい高校で(二水OBの批判は甘んじて受けますが・・・)、別にこの結果もさもありなんという感じです。

逆に、今の二水の方針の変化が、その是非はともかくとして、これまでの二水の伝統・雰囲気をかえるのかもしれません。

最後に、これほどの紙面を高校生が作るとは、さすが全国レベルの新聞部。

進研模試返却

7月に受験した、高校1,2年の進研模試が返却されている。1年生にとっては、初めての模試で難しく感じた人も多かっただろう。2年生にとっては、前回とくらべて下がった人、相変わらず高得点をキープしている人と様々であった。現時点での学力を知る何よりも信頼できる指標である。自分の志望校の目標点と比べて足りない人も多かったでしょう。いずれにしても、一朝一夕で得点できるような模試ではないので、今回の結果を真摯に受け止めて、今日から対策をたてていかないと、次の11月の模試も同じ結果になってしまいます。

どうしたら取れるのか、具体的な勉強方法は今後この中で述べていきたいと思います。

2011年8月23日火曜日

第2回全統マーク模試

先日、石川県の高3生の夏の最大「イベント」、全統マーク模試が各高校で実施された。自己採点の結果、「下がった」「上がった」という声がちらほら聞こえてきたが、一体どこから比べて上がった、下がったというのだろう。平均点も出ないうちから上がったも下がったもないとは思うが・・・

ともかく、この時期に大切なのは、結果よりできなかった部分の把握とその克服である。模試の終わったいまだからこそ、勉強をしなくてはいけない。

今回の数学の問題に関して、

難しかったと感じるのは想定内。せっかく夏期講習受講したのにこの結果・・・というのも想定内。すでに志向館の館生には事前にいってある。とれんぞと。大切なのは、やった部分ができているかどうか。

問題は良きにつけ悪jしきにつけ、全統らしい。各大問ごとに、問題数が多い。どうみても、最後の1問余計かつ今回はその問題がこの時期の高校生には難しい問題も。

私が解いた感触で、点数の目安を。ⅠAで46点、ⅡBで52点以下の人は、基本ができていない。もう一度教科書に立ち返る必要あり。ⅠAで77点以下、ⅡBで83点以下の人は、まだまだ練習不足。センターの過去問を分野別に徹底練習して欲しい。もちろん志向館のMAX7でもやってますので、受講をおすすめします。理系で、今回160点以上の人は、センターレベルはほぼ完成しているので、あとは秋からは2次向けの勉強をおすすめします。金沢大学レベルをめざすなら、今回のマークで125点以上、難関国立レベルを目指すのなら、162点以上をとってほしいところである。

最後にもう一度、大切なのは、できなかった問題を次はどうしたらできるようになるかである。その当たり前のことができるかどうかが、成績アップにつながるのである。出来なかったことにくよくよしていても前進はない。

2011年8月19日金曜日

夏期合宿

志向館では去る8月12~15の3泊4日で夏期合宿を実施しました。

夜の自習の様子です
私が生徒に合宿に際して言っていることは、せっかく親にお金を払ってもらっているのだから、充実した合宿にしてほしい。夜は早く寝て、朝は早く起き、日中は授業に集中してと、決して楽しくない合宿です。苦しんでください。夜遅くまで起きていて、日中の授業は半眠り状態のようなことでは、何をしにきたのかわからない。それなら、そのお金で他の温泉でも泊まったほうがよほど楽しめるでしょう。

で、終わってみれば、高3の場合は、十分に苦しんだ合宿だったのではないでしょうか。このペースを夏休みが明けても継続していって欲しいと思います。

そうすれば、今回の合宿費用も安いものだったでしょう。

とはいっても、志向館の夏期合宿は公共の施設を利用していますので、通常の夏期講習の学費とほぼ同額です。噂によれば、どこぞの塾の合宿は立派なホテルを利用して、そのホテル代が高いのか、よほど立派な授業をするのか、ぼったくりなのか、何十万円もとるとのこと。取る方も取る方だが、出す方も出す方で・・・???

ともあれ、毎年のことながら、今回もキゴ山ふれあいの里の職員の方、食堂の方には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

2011年8月9日火曜日

夏期講習Ⅲターム開始

夏期講習もついに、Ⅲタームが始まりました。前タームに比べて、さらに生徒も増えて、人の多さに疲れてしまいました。

さて、私が受験生の授業の最初に話す内容から。

これから、センターのベクトルの授業を始めます。毎年、この授業をすると、生徒からは「授業を受けてわからなくなった」と言われる授業です。でも、それは分からなくなったのではなく、分かってなかったということです。お前らは模試でベクトルで満点とったことありますか?常に満点取れてますか?私は、常に満点取れるのです。その満点を取れる方法を伝授するのです。満点をとれないようなお前らの理解など一旦捨てて、「わからなくなって」、それから再構築すればいいのです。

とまあ挑発的な言葉から始まるのでした。

とは言っても、4日間ですぐに出来るようになるわけではありません。しっかり復習して、さらにセンターの過去問等で練習して、ようやくできるようになるのです。

そして本当に満点とれるなら、夏期講習の学費など安いものです。倍とってもいいかなとも思うのです。


2011年8月6日土曜日

夏期講習Ⅱターム終了

志向館の夏期講習Ⅱターム終了しました。今タームは学校の補習も終わり、早朝から受験生も来館し、自習し、授業を受けてと忙しい毎日を送っていました。

志向館の夏期講習は、どこかの塾のように夏期講習のように消化しきれない量の講習をとらせて、お金だけしっかりとるのではなく、受験生とはいえ必要最低限の講習を受講していだいております。

その分、しっかり復習してひとつひとつ自分のものにしていって欲しいと思います。そうすれば、講習費用も安いものでしょう。

そして、学校の課題にもじっくり取り組んでいってもらいたい思います。

2011年8月5日金曜日

某国立高校の合格体験記より

今回、県内某国立高校の合格体験記を読む機会があったので、ご紹介します。

でてくる、大学のほとんどが東大か京大か医学科かで、さすがというか何というか。ただ、相変わらず卒業生の半数近くが、「進路未定者」(浪人)というのも、さすが附属というか何というか・・・


総じて、学校の授業、教科書、教材を中心に勉強をしたという人が多いようです。(学校に提出するものだから当たり前か・・・)
また、東大、京大合格者が多数並んだとはいえ、やはり「天才」というより「秀才」がほとんどです。やはり努力をせずには成功はないということでしょう。

その中で、気になったコメントを引用させていただきます。

「附属の生徒は、経済的な面でも大学進学に対する保護者の意識の高さの面でも、十分すぎるほど恵まれている人が多いと思います。・・・」
やはり、環境は重要ということか。ただ、だからこそ、かなりの生徒がさして効果もないような塾に多額のお金を払っても、文句もでないのだろう。

「放課後は塾で自習していましたが、冬くらいからは学校の図書室を利用したりしていました。あと、質問は塾の先生よりも学校の先生のほうが分かりやすい。」
痛烈な一言。昨年の附属生が多数行っていた某塾のことだと思われますが、安易に学生に対応させると、こうなるのでしょう。自分のところも気をつけなきゃ。

各高校でこうしたものを内部向けに発行しているが、高校生に有益な情報も多く、もっと幅広く公開すればいいのにとも思う。(国公立は税金で運営しているのだから当然、私立は宣伝もかねて・・・)

2011年8月4日木曜日

センター数学に勝つ

夏期講習の真っ只中。

受験生向けのセンター数学の授業で話をした内容から

センター数学で満点近くとるためには、

①よく問題を読むこと。最低3回は読むこと。
②図形の問題では、図を大きく、丁寧に、何回も描くこと。
③計算は、あせらず、急ぎ、正確に。

解法なんてのは、12月ぐらいになれば、誰でも身に付くもの。最後の差は上の3つである。日ごろから心がけていくしかない。

受講生全員のセンター数学大成功を祈る。

2011年8月3日水曜日

夏期講習Ⅱターム

現在、夏期講習Ⅱターム2日目。

朝から夜まで、休みなく授業が続き、疲れもピーク。

今回、志向館城北校では、夏期講習中の試みとして、7時半に開館しています。朝早くから、生徒が来て、授業の前の自習に利用しています。

授業の方では、復習用として課題を出していますが、強制はしていないものの、受験生は7割以上の人が提出してくれている。いい傾向。自分のために課題をやってほしい。

まだまだ、夏期講習は続く。

2011年8月1日月曜日

数学ができるということ その2

前回に続いて。

1,2年は学校の授業を中心に、教科傍用問題集をと言いました。

では受験に向けてはどうなのか?

実は、1,2年の時にしっかりやっていれば、3年になれば、あとはゆるゆる練習する程度で十分。
しょせんは答えが存在する問題を解くのだから、解法をしっかり覚えていれば誰でも解けるのです。よく発想が・・・とか言いますが、それは問題を読んで、これまで覚えていた解法を思い出すだけのこと。
初めて見る問題に対して、自分で解法を見つけ出し、解くなんていう天才は、たとえ東大に合格するような人でもわずかですし、県内でも年に数人いるかいないかでしょうし、少なくとも皆さんのライバルではないはず。

実際私も、この仕事をして20年、本当に数学ができるなと思う生徒は2,3人ぐらいでしょうか。あとは、結構数学が得意という人でも、やはり努力の結晶という人が圧倒的に多いのです。

そういう天才的な数学力というのは、高校数学、大学受験レベルの数学では不要なのです。

まあ、せいぜい必要な能力とすれば、
①計算力(速さ、正確さ)
②先を読む思考力
③空間の把握力
③以外は努力で十分身に付く能力でしょう。

志向館では、努力次第で誰でも解けるようになる数学を目指し、指導していきます。数学が苦手だという高校生は是非一度、志向館をご検討ください。