2018年3月9日金曜日

2018金沢大学文系数学入試問題

一昨日、金沢大学の合格発表もあり、なかなか厳しい入試結果ではあった。センターでしっかり得点をとり、かつ2次試験でも手応えがあった生徒だけが合格したという感じであった。

今さらではあるが、前回に続き、文系の数学の問題を解いたので、一言。

1はベクトル.外心に関わる問題で図形的性質に着目すれば基本的。最後も素直に計算すれば容易

2は指数対数の方程式、不等式の問題で、底の条件に気をつけさえすれば容易

3は積分で表された関数に関わる問題で絶対値が含まれることを除けば、教科書の例題レベルではあるが、本番では戸惑う受験生も多かったのではなかろうか。(2)まで解けていれば、(3)は基本問題。

全般的に基本~標準問題が中心で、難問はない。丁寧に計算をして、2問+αで7割は目指したい。

対策としてはⅠAⅡB全般についてまんべんなく、標準的かつ典型問題をこなした上で、過去問演習をすれば、7割以上は可能であろう。

なお、お隣の富山大学の文系の数学と比べると
金沢、富山ともに3題中2題はわりと典型的問題で解きやすい問題であったが、富山の場合、もう1題がガウス記号(!)が含まれおり、文系にとっては難しかったのではなかろうか。

センターの結果によっては、金沢から富山に志望変更する受験生も多いが、2次の数学に関して言えば、決して富山の方が簡単とは言えない。覚悟して受験して欲しい。
(理系に関しても同様である)

2018年3月1日木曜日

2018金沢大学入試問題理系数学を解いてみた

遅ればせながら,金沢大学の今年の理系数学を解いてみたので、一言。

これまでの数Ⅲ偏重から変わり,難易度もここ3年間では一番難しかったようである。実際、受験した生徒からは「出来なかった」という声を少なからずきいた。
ただ、赤本の4年間だけしか解かなかった生徒は別として、過去10年分以上解いた生徒からすれば、決して難しい問題ばかりではなかったはずである。
医薬以外では5~6割ぐらいの勝負となるのではなかろうか。

対策として数Ⅲを中心に、全範囲の標準問題をこなし、過去問10年以上を演習すれば、十分合格点に達するであろう。

文系の数学についてはまた解いてから…