2014年3月24日月曜日

後期試験

国公立の後期試験の結果も出揃い、本年度の受験もいよいよ終了です。各自の進路先もほぼ決まりました。
後期で、見事合格を果たし、本人もそれ以上に親も安堵し、私もほっとしました。
ただ、長い間塾に通って、真面目に努力を重ねたものの、後期も落ちて、私立に進学するせざる得ない人もいて、申し訳ない気持ちがいっぱいで、後期の合格者を手放しで喜んでもいられない。

よく、合格の報に接して、この仕事をしてきてよかったと思う瞬間です。なんて、ノーテンキなことをいう塾の方もいらっしゃるようですが、私もこの仕事をしてきて、逆に不合格の報に接し、この仕事をしてきて、一番ストレスのたまる瞬間です。年齢を重ねるごとにこちらの気持ちの方が強くなるようです。

私が亡父によく言われた言葉があって、「結果よりも経過が大切」(無論、当時の私の怠惰な高校生活をたしなめてのことばであろうが・・・)
みなさんの高校生活の経過は決して無駄なことでなく、その経験を生かして、与えられた環境の中で、精一杯がんばってほしいと思います。

とは言え、やはり結果を出させることができなかったのは、ひとえに私の力不足。まだまだ精進して、来年のこの時期に、またこういう気持ちにならないよう、今の2年生を厳しく導きたいと思う。

受験勉強

受験勉強とはしょせんは忘れていることを思い出すことだけのこと。
3月になって、現在高校2年の生徒も否応なく、受験を意識させられるのであるが、
そんな彼らを指導していると、1,2年の内容をいかに忘れているか、がくぜんとしてしまう。
これらを、しっかり指摘して、定着させるのが、唯一われわれの役割であって、そこには受験テクニックやよけいなパフォーマンスやイベントは不必要である。学校で出された課題を、時間をかけて取り組めば十分である。ましてや、さして効果のないような映像授業に大枚を叩くなんて、愚の骨頂である。

2014年3月19日水曜日

”リケジョ”

小保方さんのSTAP細胞の報道、少しは落ち着いたようですね。
どこかの方が言ってましたが、大体この報道は、当初から研究内容より、小保方さんの人となり、そして割烹着や研究室の内装などばかり、強調されていたことが問題であって、
そして、マスコミお得意の、持ち上げるだけ持ち上げて、どーんと貶める、いわゆる”絶叫マシーン”報道が問題なのである。そして、タイミングがいいというか悪いというか、佐村河内氏の報道との相乗効果でさらに大きくなりました。

ところで、個人的に残念だと思うのは、(偏見だと言われそうだが)ルックスもそこそこの理系の女子がマスコミに注目されて、これから理系を目指す女子にとっては格好のイメージアップだっただけに、今回の件は残念なことです。やっぱり、いくら優秀な研究者でも、さえないいかにも理系男子では、ちょっと・・・。将来の日本の技術力の向上にもつながることだったのに・・・

ただ、私などのせまい世界で見ていても、理系女子は確実に増えているのであって、”リケジョ”などという色物扱いされないほど、理系女子が普通になるのも、そう遠くないことであろう。

2014年3月2日日曜日

ウクライナ

ウクライナが大変なことになっている。
そのニュースを自宅で見ていると、昭和一ケタ生まれの義父が、「ウクライナといえば穀倉地帯で有名だと小学校のときに習った」とのこと。
多分、現在の中学校の地理の内容からすれば、地理を未履修の高校生の大半はそのことを知らないのだろうな。
いまさら、学力低下を騒ぐつもりはないのであるが、80歳を過ぎた老人が知っていて、若い人たちが知らないというのも、何だかなあと思うのであった。