2014年11月17日月曜日

全額返金保障

通勤途上、ラジオをきいていると、通信販売の番組をよくきく。
その中で、時折、「商品に自信があるからできる全額返金保障(保証?)」というフレーズをきく。
えっ、これっておかしくないですか?商品に自信があるなら、返金する必要ないじゃないですか。不満に思う消費者がいると想定しているから、全額返金保証などと唄うのでは?
(しかも、返品送料はお客様がご負担くださいなどとおセコイことを言う。)

世に、合格保証だとか成績アップ保証などと唄う塾もある。で、合格しなかったら授業料返金などという。生徒の合格、成績向上のために全力を尽くして、その対価として授業料を頂いているのであって。そんな返金できるほど、軽い仕事をしているわけではないのである。

はじめから返金を想定するような、自信のない授業なら、はなから生徒に提供する資格はないのである。

2014年11月14日金曜日

数列について

このあいだから、受験生向けに、マーク型の数列の問題を集中的にさせ、模試に備えていて、自己採点の結果をきいたとき、
「数列0点でした」と平気に言う。がくぜん・・・
「でもⅠAはよっかたよ」 あのーⅠAは最近授業ではやってないんですけど・・・脱力

数列ができない生徒が多いのは、この10年来わかってきたことではある。で、あの手この手で対策をするのであるが、決定打がない。よほど、自分の教え方が悪いのかと、落ち込む瞬間でもある。

数列のどこが難しいのか?少し考えてみたい。(続く)

計算ミス撲滅運動 その5


2014年11月10日月曜日

覚えること

1台のコンピュータを長い間使っていると、時として、データがどこにわからなくなって、探すことがある。これは、フォルダーの整理がきちんとされていない場合が多い。

人間の頭も同様で、一度覚えたことが、脳からまったく消去されたわけではなく、どこに格納したかわからなくなっているのではないのだろうか?

そこでコンピュータなら、場合によっては外部メディアに保存しておく場合もある。

さしずめ人間なら、ノートに残しおくか、メモしておいて、あとで見返すということなのだろう。

ところで、高校3年もこの時期になると、演習中心となり、志向館としても、ともかくしっかり復習して、覚えることを重視するよう指導する。

ところが、好きなことならともかく、苦手な科目の内容はなかなか覚えれない。
そこで、脳に格納する際に、何かで印象付けながら、たとえば、語呂合わせでも、写真とともに覚えるとか、自分なりに工夫して、あとで、脳から引っ張り出すときに、関連することがらから引っ張りだせるようにしてほしい。

志向館でも。現在センター、入試の過去問を中心に授業をすすめているが、少しでも印象の残るように工夫をしている。

あとセンターまではわずか。少しでも覚えて、1点でも2点でも上積みしてほしい。

2014年11月7日金曜日

センター演習

11月に入ると、高校3年生は、各学校の授業ででマーク型の問題を時間をはかって解かせる。これがなかなかできた教材で、これをしっかりすれば、点数も上がりそうなのであるが…

ところが、点数ばかり気にして、上がっただの下がっただのと騒いでいる。実はそんなことどうでもいいのであって、できなかった問題をしっかり復習して、次同じような問題が出てきたら、できるように覚え、理解することが大事なのである。これをしない演習は、まったく時間の無駄である。

この時期、むしろ、点数が悪ければ、喜べばよい。自分の弱点がわかったわけだから。その分だけ伸びる可能性があるのだから・・・


2014年11月3日月曜日

しょうもない話 その27


進研模試が終わって

高校1,2年は、先週に進研模試が終わって、各学校では自己採点をさせて、早期の復習を促している。

で、数学の結果も次々に生徒から聞くのであるが、定期テストから点数を取れていない子はやはり、進研模試でも取れるわけもなく撃沈。定期テストが取れていても、模試になると今一つの人もいる。かと思えば、定期もとれて、模試でも7~8割をコンスタントに取ってくる(塾にくる必要もないような)子もいる。

一体、この差は何なのであろうか。はっきり言えるのは、努力の総量の差である。
では、点数の取れない子をどうしたら点をとれるようにできるのか。個人的にも、そして志向館としても、継続的に追求してきたテーマではあるが、いまだ明確な答えには至らない。

恐らくは、全国津々浦々、どこの塾、予備校でも永遠の課題なんでしょう。もっとも、ほっといても勉強するような優秀な生徒を集めて、あたかも自塾の実績のように喧伝するような、厚顔無恥、勘違い予備校、塾は多々ありますが・・・(もっとも優秀な生徒を集める営業力には頭が下がりますが・・・)

先日のNHKのニュースで、東大合格をめざす「東(とう)ロボくん」という人工知能が2回目の代ゼミ(!)の模試を受験して、東大合格にはまだまだというとのこと。それこそ、東京大学に合格したような頭脳を結集しても、このような結果。ましてや、愚鈍な私など・・・

しかし、悩まなくては進歩はない。これで、答えだと勘違いした時点で進歩は止まる、日々精進あるのみである。そして、この場でも少しづつ述べていけたらと思うのである。