2015年12月18日金曜日

『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介箸)

級友の首吊り死体を発見した主人公が、級友の生まれ変わりの蜘蛛()と、妹の「ミカ」とともに真相を探るミステリーというかミステリーホラー?
話の展開が早く、一転二転して、驚愕の結末へ。長い割には、一気に読み通せる小説です。

読みやすさ(かなり読みやすい)

感情移入度(人によっては受け付けないかも…)

2015年12月11日金曜日

『神様のボート』江國香織著


引っ越しを繰り返す、母子家庭の2人が主人公。それぞれの心情を、「神様のボート」「すぎたことはみんな箱のなかに入ってしまうから、絶対になくす心配はない」「一度出会ったら、人は人をうしなわない」「約束はね、それが口に出された瞬間に、もうかなえられているの」など、輝くような表現で綴られている作品。

作者自身が「狂気の物語」と記しているが、温かい気持ちで読める作品でした。
読みやすさ(かなり読みやすい)
感情移入度(はまれる)

大根役者

通勤途上のラジオできいた話。

「大根役者」という言葉の意味は、
大根はどれだけ食べても食当たりをしないことから、
当たらない役者を「大根役者」というのだとか

いやあ、50年以上生きてきて、初めて知りました。
情けなや。

「大根講師」とならないように、これまで以上に研鑽を積んで
「牡蠣講師」?「ノロ講師」?とならなきゃ。

2015年12月5日土曜日

卒業生

わたくしが、卒業生に冷たいのか、高校時代にあまり世話をしていないのか、志向館城北校に卒業生が現れることは少ない。

ところが、今日現れた彼は、卒業してから1年に一度ぐらいのペースで「逃げるように」現れる。

で、その彼であるが、高校時代はいろいろあったのであるが、県外の国立大学に進学し、来年度からUターンして、地元の企業に勤めることになったとのこと。

おめでとう! 

クリックすると新しいウィンドウで開きます
わが子のことのようにうれしい。
まあ、こんなふうに書かれるのも、彼は憤っているかもしれませんが・・・

で、その彼から指摘を受けたこと
「先生のブログの内容って、7割以上、他塾の悪口じゃないですか。そんなん読んで、保護者が子供を通わせると思いますか?」

至極もっとも。反省。クリックすると新しいウィンドウで開きます

ただ、わたくしは真実を述べているだけなんだけどなあ・・・

反省していない・・・

2015年12月4日金曜日

『きことわ』 朝吹真理子 著

解体する別荘を舞台に、幼いときにこの別荘で過ごした二人
が再開する。思い出と現実が錯綜する文章。芥川賞受賞作で、
こういう小説が奥深いというのでしょうけど、少し読みにくい
かもしれません。

読後、ネットで検索してみると、芥川賞受賞時から賛否両論がある作品であったらしいことがわかった。

読みやすさ(少し読みにくい)

感情移入度(人によるかな?)





看護学校

12月に入り、看護学校の出願も始まり、いよいよ受験シーズンも終盤といったところでしょう。

かつては、看護学校といえば、4年制大学を受験する人の滑り止めというイメージで、事実、進学校の生徒であれば、ほぼ合格していたものでした。

ところが、ここ5年で、看護学校の人気の高まりもあって、進学校といえども、しっかり勉強をしてこなかった人は、不合格になるケースも増えてきました。

そこで、志向館ではこの時期になると、過去問を準備して、受験生に提供し対策を講じてきました。
今年は、特に金沢医療センターについては、7年分の数学の過去問、および解説を準備できました。どんどん活用してもらいたいと思っています。

やはり、地元に密着した志向館だからこそできること。

さして、効果もないような映像授業を押し売りするしかないくせに、あたかも自塾の手柄のように、やたら、難関大の合格実績ばかりを前面に押し出すような、勘違い塾とは違うのです。

2015年11月23日月曜日

『黄色い目の魚』


みのりと悟という二人の高校生が主人公。はたから見れば、もどかしくなるような二人の恋愛に、大人になって失ってしまった感情を呼び起こしてくれる作品でした。
読みやすさ(読みやすいけど、長い)、感情移入度(どっぷりはまれる)

バカじゃないの

小学校の授業で、18782(いやなやつ)+18782=37564(みなころし)
と語呂合わせとともに紹介したところ、大問題になり、教育委員会まで出てきて、謝罪したという話。

何というか、もっと他のことで真剣に考えないといけないことがあるんじゃないかな。

この語呂合わせ、なかなか秀逸だとは思うんだけどなあ・・・
ちょっとした冗談もこんなんでは、病む先生も増えるわけだわ。

それじゃ、大化の改新の645(むしころす)年も問題になるのかなあ。


2015年11月21日土曜日

金沢大学入試問題2





前回に引き続き、少し画質をあげてみる。ただアップロードに時間がかかる。直接YouTubeで、全画面で視聴すれば、細かいところまで見られることは確認した。あとは、いかに時間をかけずに解説するかというところか。何とか、センター明けには間に合わせたいと思うが、冬期講習もはさみ、そんな時間があるかは疑問。

金沢大学入試問題解説



志向館では、平常授業を録画して、欠席している生徒に見てもらっている。

これを、入試問題の解説にも使えないかと思い、実験中。これでは、少し画質が悪いみたい・・・

2015年11月14日土曜日

高校生に読んでほしい50冊

電子書籍の無料本の中から、偶然見つけたのが、「高校生に読んでほしい50冊」でした。

いつもは、こういう本の紹介は真に受けるほうではないのですが、どういうわけが、その日はとても素直に、そこに掲載されている本を買いに、本屋に直行。

早速読んでみると、なかなかおもしろい。読みやすい。さすが、新潮文庫。こういうのに、自分の高校時代に出会ったら、もっと違う高校時代になったのかな、なんてことも思ったりして・・・


で、せっかくなので、50冊を順次読んで、志向館の高校生にも紹介していこうと思う。

別に読んで、現代文の成績をあげてもらおうと、セコイ考えではなく、いい本に出会い、自分の心のこやしにしてくれたらと思いまして・・・

そして、このブログでも、随時紹介していこうかと。



だるま

金沢神社に行ってきました。
志向館生の合格を祈願してきました。
ダルマも買ってきて、早速片目を入れました。
3月にはもう片方の目が入りますように。

とりたてて、信心深いわけではないのですが、
神頼みはした、あとは努力だけとしたかったので。

2015年11月9日月曜日

クリスマス

よくわからないハロウィンが終わったと思ったら、街中はとたんにクリスマスの装いに・・・
早すぎる。

何も、日本人の節操のなさを説くつもりなどない。あらゆる宗教行事を受容するのは、神仏習合の時代から日本の伝統とも言える。

ただ、早すぎる。もうちょっと、ゆったりとできないものか。商売としては仕方がないというところか。

人のことは言えないもので、われわれ業界でも冬期講習のチラシが入り始めた。これもちと早すぎ。

大量の宿題を出すしか能のない塾が、また。一人で何もできない子を再生産するのか・・・

2015年10月23日金曜日

『教育という病』

光文社新書、内田良 著

学校の教育活動の一部である、運動会の組体操、2分の1成人式、部活動を取り上げ、そのリスクを指摘し、その原因が学校のみならず、「教育」という名の下で、保護者、地域の人々などの周囲の人もそのリスクに加担していることを述べている。

同じように、中学生、高校生を預かる、我々学習塾も、「受験勉強」という名の下で、生徒に過大な課題を押し付け、長時間にわたる学習を強制し、生徒のメンタルを傷つけていなかっただろうか。少し反省が必要なのかもしれない。

2015年9月28日月曜日

北陸学院高校入試説明会

先日、北陸学院高校、中学の入試説明会に行ってまいりました。
その中で、印象的な話の一つに、現在の高校3年の母親の平均年齢からの説明があった。
現在の親世代は大学の進学率、特に女性の大学進学率が上昇していた時代であって、親も大学卒がほとんどの時代であるとのこと。こういう親の場合、高校にも「何をしてくれる高校」かが問われるようになった。とのことでした。

これは、まさ塾にも直結する話で、塾に対する要求度が高くなったきたようである。
成績が上がらないといって、あっという間にやめてしまう生徒も少なくはない。
某CMの「結果にcommitする」ではないけど、
目に見える結果を出さないといけない時代になってきたのであろう。


尾小屋鉱山資料館

恥ずかしながら、この歳で初めて、尾小屋鉱山資料館に行ってきました。
銅山の関連資料ばかりでなく、いろいろな鉱物の説明もあり、高校地理にも役立つ内容でした。
下の写真は、当時の坑道を再現したもので、さながら地下帝国って感じ。

かつては、日本一の銅産出量を誇ったこともあったようで、この山奥まで鉄道も走っていたとは、現在、車で行った風景を見ると、考えられない。

また、尾小屋以外にも、近くには銅山や金山もあったようで、かつての小松市の隆盛が偲ばれるとともに、これらがなくなった今の苦境ぶりも思わずにはいられない。


2015年9月21日月曜日

ラグビーW杯

昨日から日本が南アフリカに勝ったということで、大騒ぎのようである。
で、ラグビーの世界ランキングを調べたところ、
1 ニュージーランド
2 オーストラリア
3 南アフリカ
4 イングランド
5 ウェールズ
6 アイルランド
7 フランス
8 アルゼンチン
9 フィジー
10 スコットランド
11 トンガ
12 サモア

13 日本
となっていて、なーんだ、サッカーよりはよほど世界に通用するんだと妙に納得したりして…

それはともくとして、高校地理的には、
日本より上位の国のうちフランス、アルゼンチンを除いて、共通することはいずれも、イギリス本国もしくはイギリス連邦または旧イギリス連邦であるということです。(この話題は実際、過去にセンターに出題があったのです。)

ネットではその驚きを様々な例え話で表現していますが、
正当な例えでいえば、日本の国技である相撲で、他の国に負けるようなものでしょうか。(あれ?…)



2015年9月14日月曜日

はげ

私も年相応に、髪が薄くなって、生徒から指摘を受けたという話ではありません。

高校生しかも女子同士で、「はげ」と面と向かって言っているからびっくり。それも、1回や2回ではなく、複数の人で聞くからなお、びっくり。

どうも、人より髪が少な目、もしくはたまたま地肌が見えていると言われるようで・・・
若いうちなら冗談で済むのでしょう。

それにしても、面と向かって「はげ」はやはり違和感が・・・

というどうでもいい話でした。

2015年9月1日火曜日

蓮如の里

高校日本史に唯一登場する金沢といえば「加賀の一向一揆」ですが、その北陸布教の拠点となった、石川と福井の県境にある吉崎に行ってきました。(もっとも、蓮如自身は、北陸における一向一揆の動きに嫌気をさして、この地を去ったとのことですが・・・)

平日の午後とはいえ、この写真の吉崎御坊跡地の公園には私一人。蓮如の資料館も私一人。北陸新幹線の効果もここまでは波及していないようで・・・

この一向一揆を徹底的に排除して、作られたのが後の加賀藩。その藩政時代の名残を残す金沢の観光地の賑やかさに比較して、この静けさ。んー・・・

蓮如像

2015年8月15日土曜日

夏期講習の教材から

夏期講習の教材に、伊集院静の「親方と神様」という作品が載っていて、少し興味が湧いて、講習中に、例によって、アマゾンの1円中古文庫本を購入した。(読んでみて、これなら定価で買っても良かったと思ったのだが・・・)

で、夏期講習中は読む暇もなく、本日ようやく読むことができた。文春文庫の「少年譜」という短編集の中にあるのだが、講習の教材の文はかなり省略されていて、全文読んでみると、不覚にも感涙・・・

いやーこういう本こそ、中学生のみならず、高校生にも読んで欲しいものである。

夏期講習

本日で夏期講習もひと段落し、来週からはその補講等を残すのみとなりました。

朝8:30から座る間もなく、22:00まで駆け抜けた2週間でした。無事、乗り切れてホッとしました。

今回の夏期講習では、学校の大量の課題がある中で、受講してくれた生徒のためにも、少しでも役立つようにと、1,2年は、一部の講座の確認テストを学校の課題を取り入れるようにしてみました。休み明けのテストに少しでも効果があれば、いいのですが。また、受験生は講習の演習問題に8月のマーク模試の過去問を取り入れました。来年はさらに徹底したいと思います。

さらに、地域に密着した、高校の授業の補完機関としての役割を全うしていこうと思います。


2015年7月19日日曜日

不安商法

高校3年生の、6月のマーク模試の結果が帰ってきて、志望校の判定に一喜一憂している生徒が多い。

例えば、志望校判定がEとつくと、このままではいけない。とあせりはじめる。場合によっては、塾を変えようかという話まで出てくる。そういう生徒と話をし、これからの勉強について話をし、結果塾の授業を増やして、何とか塾に踏みとどまらせるというのは、塾の常套手段である。

これと似たような事例で、入塾前に、かなり難しい学力テストを受験させて、できない科目の授業をすべて受講させ、高額の授業料を請求する塾もあると耳にする。これぞ、文字通り「不安商法」である。で、入塾させてからも、どんどん不安を煽って、追加授業をどんどんとらせるのである。

本来、塾へ行っていて、成績が思わしくないのであれば、それは塾の授業を消化できる余裕もないからであって、もう一度学校の授業を中心に復習させたほうがいいのに決まっている。しかし、生徒(ひいてはその背後の保護者)からお金を引き出すことしか、念頭にないような塾はそれを許さないのである。

また、そういう塾に限って、「未来のリーダー育成」だとか「将来の日本を背負って立つ若者を育成」などと、高尚なことをのたまう。大体が生徒からお金を引き出すことしか考えていないような、塾のスタッフに、「将来のリーダー育成」云々なんて、ちゃんちゃらおかしい。百歩譲って、そういう中から、「リーダー」が育ったとしても、塾の管理下でしか勉強できないような生徒が将来の日本を背負うようなら、残念ながら日本の将来は暗い。

私などは、生徒に「将来のリーダー」を語るような器ではないわけで、愚直なまでに、生徒の成績向上のみを追求するのみである。

2015年7月10日金曜日

計算ミス撲滅運動その7

以前からそうであったのですが、ここ最近繰り返しみかけたミスについて。
たとえば、x+3と書いてあった式が、次の行になったときx-3となっているのである。
たかが、プラスマイナスの違いであるが、このおかげ(?)で以下の計算がすべて狂い、もちろん結果も間違うのである。
こちらも、授業中で、ミスを生徒ともに探すのだが、まさかこんな間違いあるとはと思い、思わぬ時間がかかってしまう。

実はプラスマイナスの間違いというのは、結構多く、例えば、数Ⅲの積分計算のミスの半分はプラスマイナスの間違いではないか思うほどなのである。

しかし、今回のような間違いはそんな複雑な計算で起きるのではなく、単に行が変わり、ほぼ同じような式変形で起きることなのである。しかも誤解を恐れずに言えば、圧倒的に文系女子(もしくは理系だけ実は文系)が多いのである。

複雑な計算なら、対処法もあるが、こう簡単なミスだとなかなか対処法も思いつかず、困っているところである。今後の課題と言うことで、とりあえず逃げておこう。

2015年6月29日月曜日

保護者懇談会

昨日は、志向館では保護者懇談会が実施されました。
毎回のことながら、子を思う親の気持ちを感じるとともに、

「おかげで、勉強が好きになりました。」「おかげで成績が上がりました」という言葉は励みになると同時にくすぐったい気持ちにもなりました。この言葉に、今一度気を引き締めて、指導に邁進しようと気持ちを新たにした日でもありました。

2015年6月26日金曜日

「家族という病」を読んで

(下重暁子著、幻冬舎新書)
ベストセラーということで、手にとった。
内容は、著者の体験に基づいた、家族観。
要は、日本的家族に過大な期待を抱くなということらしい。
そういう考えもまたありなんでしょう。

けど、子供に対する無償の愛の上に成り立っている塾業界に身をおく者としては、反対の立場です。まだまだ、家族の役割もあるのではと。

さて、志向館では明日から保護者懇談会です。その無償の愛に少しでもお応えできるよう、微力ながらアドバイスができたらと思います。

ただ、その無償の愛につけこんで、高額の授業料をむしり取る塾が一部に存在するのは残念なことなのですが・・・

2015年6月8日月曜日

選挙権の年齢引き下げ

ついに、選挙権が18歳以上となるようである。
日本史的には、長い年月をかけて、戦後にようやく20歳以上の男女という普通選挙が成立して以来の改定てなるわけである。
歴史に名を残したい安倍政権にはうってつけの改定といえようか・・・

さて、18歳といえば、もちろん高校3年生もかなりの割合で含むわけであるが、現状の高校3年生をみてると、選挙権を付与することにどれだけ意味があるのか、疑問に思わないわけではない。

かといって、塾が政治教育を推進するのもお門違いでしょうし、ましてや、私などがすると、ずいぶん偏った教育となりそうで…

一体、今回の選挙権の拡大が何の意図があるのだろうか?国際的には18歳というのが潮流とはいうものの、このタイミングでする意味は何なのだろう。総保守化を盤石にするための政策だとは思うのだが…

それより、何よりもっと投票率の上昇、死票の減少を検討すべきだったのではなかろうか。国政選挙でさえ、50%そこそこでは、とっても民意を反映しているとはいえないし、最近の一連の「暴走政策」をみても然りである。

国民の1票が政策に直結しているという意識で投票しないと、投票率は上がらないでしょうし、ましてや、10代の投票率なんて上がる要素はないでしょう。

いや、久方ぶりに真面目な話でした。

2015年6月2日火曜日

2週間無料体験

現在配布しているリーフレットの私の紹介文から

「30年以上も地元に密着した指導をしてきたからこそ各高校に完全に対応する授業ができます。」
「学校の授業を完全に消化し、学校から出される課題を正しくこなせば、合格できない大学はありません。この信念のもと学校の授業の進度、学校の教材・課題を常に意識して、生徒に余計な負担をかけないような指導をしています。」
「受講生のニーズに合わせて授業内容を変え、「桜丘、星稜なら志向館城北校」と評価をいただいています。今年の桜丘の金大合格者の3分の1は志向館生です。ここにはわれわれが追求してきた「塾の本来あるべき姿」があります。今年も受講生と保護者の皆さまの信頼にこたえます。」

現在、志向館では、2週間無料体験受付中です。
固定的な映像授業では実現し得ない、本当の高校対応の授業を体験してください。
お待ちしております。

2015年5月25日月曜日

近松門左衛門の里


無学をさらすようであるが、隣県の鯖江市に近松門左衛門のゆかりの地があるとは知らなかった。”近世の文豪”というキャッチフレーズだったが、高校日本史では”元禄文化の代表的人物”といったほうが身近であろうか。
 ただ、残念なことに、周辺を歩いても、後世に建てた碑の類はあるのだが、近世からの建造物が残っているわけではなく、一昔前の農村風景が広がっているって感じでしたが・・・



定期テストが終わって

高校では新学年初めての定期試験も終わり、結果も出そろいました。
結果をみれば、やはり学校の問題集、プリントをきっちり消化した人が、結果を出している。
当然といえば、当然のことで、テストをつくるのは学校の先生であって、その授業の定着のために出されている課題をせずして、結果がともなうわけはないのである。

志向館ではもちろん、各学校の進度に合わせて、定着をはかり、定期試験でも好結果を生んでいます。引き続き、次の定期試験に向けて、頑張りたいと思う。

2015年5月7日木曜日

「人たる者の本分、眼前にあらずして、永遠にあり」

『あい 永遠に在り』(高田郁 著)の中の一節です。
幕末から明治にかけて活躍した蘭方医関寛斎の妻あいの話です。

安易な気持ちで、将来を考えてしまう受験生に、ぜひ知っておいて欲しい言葉です。
自らが医療の堤となるべく、無私の気持ちで人生を走り抜く寛斎とそれを理解し、支え続けるあい。
これからの日本を背負う若い人にぜひ見習って欲しい話でした。

2015年4月24日金曜日

新学期がはじまって

各学年新学期が始まり、2週間がたとうとしています。
学校の授業のペースもわかりはじめたこの時期にしなくてはならないことが、学校の教材の確認です。

常々言ってきたことですが、学校の教材さえ完全に消化していれば、たとえ受験生であっても成功することは間違いないことです。

ただ、学校という性質上、一律に同一教材を渡されるので、どうしても生徒によっては、ついてこれないまたは物足らないという生徒がいることは否定できません。

そこが唯一、塾の役割で、個々の生徒に合わせて、その教材についていくための方法、場合によっては追加の教材の提案をする。そして、志望校合格までのスケジュールをともに考える。

こうしたことは、地元に密着して指導して30余年の志向館だからこそできる指導であって、

授業といえば固定的な映像授業のみ、質問の対応は学生アルバイト任せ、正社員はといえば、余計な授業をとらせ、売上アップに執心であるような塾では、望むべくもありません。
こんな塾では、出費は向上しても、学力は向上しません。

2015年4月10日金曜日

塾の使命

「使命」などと言うと大層なんですけど、塾の使命は

生徒の成績を上げること

それに尽きる。それ以上でもそれ以下でもない。

昔、生徒の父親で、確か電気工事をしている方に言われたことがある。
「われわれは、不都合を修理して、お金をいただいいてる。それが、仕事というもの。
それに対して、成績も上げずに、授業料をとるなんてどういうことだ」
といった趣旨であった。

至極正論である。

塾の中には、その生徒の将来の夢をサポートするなんて、うたっている塾があるが、塾という特殊な業界で生きている人(もちろん私もですが)に、他人の将来をとやかく言う資格はあるかしらんと思う。少なくとも、私の場合は、まだまだ人生の経験不足。ましてや、大学出たか出ないかのあんちゃんやねーちゃんが、生徒の前で、君の将来は云々なんて、ちゃんちゃらおかしい。

そんなのは、成績が上がらないときの予防線みたいなものである。

ともかく、入った生徒の成績を確実に上げる。そのことに専念をしたい。新学期が始まるにあたって、強く思うのであった。

2015年4月9日木曜日

星稜高校の制服

星稜高校の制服が変わりましたね。
志向館が城北校を開校したときの、新高校1年生が、これまでの茶色(星稜高校生は〇〇〇〇色と自虐してましたが・・・)から、紺色に変わったときでした。
そのときの1年生が2名。

あれから20余年。
星稜高校に対応している唯一の塾が志向館城北校と自負できるだけのものにしてきました。

制服が変わっても、志向館は変わりません。星稜高校生なら、どうぞお任せ下さい。

2015年4月3日金曜日

春期講習中

現在、春期講習の4日目である。
今年の春期講習は、特に学校の宿題の進度を確認しながら、勧めている。だから、春期講習中でも、会う生徒に「宿題終わったか?」と毎日のように声をかけている。

最後に受験で成功している生徒は、
講習もたくさん受講して、普段の授業も多くの科目を受講している生徒と(塾としては)言いたいところだけど、残念ながら、

講習は必要最低限受講し、学校の授業に真面目に取り組み、平常の授業も自分の苦手な科目をい必要最低限受講している生徒がやはり、受験で成功しているのである。

「無料」講習で人を集め、その後高額な授業料を搾取し、学校の授業を無視するような受講をさせるような塾では、絶対に成功はしないのである。

2015年3月24日火曜日

春期講習

国公立の後期の発表も出揃い、志向館でも今年の総括をする時期になりました。

やはり、というか残念ながら、全員が第1志望校に合格できたわけではなく、
自分自身の子供の大学受験を経験した親の立場からすれば、親の無念さを思い、他の合格者のことを手放しでは喜べません。しかしながら、不合格になった本人にとっては、後ろ向きにばかりなっているわけにはいかないでしょう。次のステップで、精一杯がんばってくれるよう、こちらとしては祈るしかありません。

また、合格したという報告を受けると、やはり、自分自身の子供の大学受験を経験してからは、「やったー」という歓喜よりは「ほっ」という安堵感のほうが強くなりました。年をとったのかなあ・・・

いずれにしても、現役の場合、学校の授業を第一にして、うまく塾を利用できた人が、成功していることは間違いないことで、それを脳天気に、塾のおかげで合格しましたなんていう「体験記」を広告に全面に押し出している塾や予備校はわかってないんだなあと思ってしまう。

各高校の事情を把握し、各高校に完全に対応できるのは、やはり、金沢市内なら志向館のみです。高校に対応しないような固定的な授業を見させられて、結局無駄な時間を過ごさせるようなっ塾では、大学受験も成功はしません。

これだけは断言します。
金大行きたいなら志向館
金出したいなら〇〇

現在、志向館では春期講習受講生募集中です。
新規に受講される方は2講座無料で受付中です。
本当に役立つ授業をどうぞ体験ください。

2015年3月19日木曜日

公立高校入試結果

 昨日、石川県公立高校入試結果が発表されました。
毎年、全員合格を目指しているのですが、やはり、今年も若干名が涙をのみました。
塾を信頼して、毎日通ってくれた生徒、そしてその生徒を送り出してくれた親には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

けど、涙をこらえ、合格発表の帰りに報告にきてくれて、その日の夜には、塾の授業でしっかり高校の予習をしてくれました。この悔しさを忘れずに、高校へ行ってがんばれば、3年後には今度は笑顔でこの時期を迎えてくれることでしょう。

志向館も全面的にバックアップします。

2015年3月14日土曜日

合格実績

国公立前期試験の合格発表も終わり、後期試験も終わり、今年度もあとは、後期の発表を待つのみとなりました。

今年は最後の最後で京都大学合格という、ビッグニュースが飛び込んできましたが、まあ本人の実力からすれば、当然の結果で、塾のおかげというよりは、高校の勉強をしっかりした結果といえるでしょう。

それより、今年は、城北校の校舎だけで、地元金沢大学の合格者が10人を超え、桜丘→金沢大学という王道を歩む生徒を多く生み出したのは喜ばしいことです。桜丘なら志向館と自信をもっておすすめすることができます。

ところで、この時期になると、各塾で合格実績なるものを、各種メディアで発表されています。
中には、ご丁寧に顔写真、出身高校、塾に対する賛辞を並べ立てている塾もあります。こういうのを見ると、結局、高校の力って大きいなあということをひしひしと感じます。やはり、高校の勉強をしっかりやって、そのためにうまく塾を利用している生徒が成功しているのです。

高校の授業より、塾の授業を優先させ生徒をつぶしても、知らん顔。中に、うまくそれを切り抜け、結局学校の勉強を優先して成功している生徒がいれば、それをあたかも、塾のおかげで合格しましたというように、言わせて、広告に使うような厚顔無恥の塾にだまされないようにしてほしいものである。

志向館では、地元の高校のカリキュラムを熟知したスタッフが、学校のフォローに徹することにより、生徒の負担を必要最低限に抑え、さらに費用対効果の高い授業を目指し、日々努力しております。

2015年3月3日火曜日

今さらながら、センターⅠAの問題分析

 国立前期の試験も終わり、あとは発表を待つのみとなりました。
 各予備校では、前期試験の問題分析も出揃っているようですが、ここで、あえてセンターⅠAについて、触れるのは、ここから現在2年生の方にスタートをしてほしいからです。
 なお、ⅡBについてはすでに、このブログで触れました。

新課程元年のⅠA。ⅡBよりは内容的に大幅に変更されました。
2次関数については、配点が従来の25点から20点になった関係で、内容的には頂点の座標、平行移動、最大最小の場合分け、2次不等式への応用と定番であったものの、あまり突っ込んだ内容はなく、穏やかのものになりました。

条件と命題はごく基本

図形と計量は、従来は数Aの平面図形との融合もありかなりボリュームもありましたが、配点も30点から15点となったこともあり、ずいぶんと平易となり、ほぼ公式一発で解決という問題が多くなりました。最後の外接円の半径のとり得る値の範囲は、一見目新しく、苦戦するかと思ったが、実際受験した生徒に聞くと、適当に処理して解答できているようでした。

データの処理は新課程固有の分野ですが、四分位数、箱ひげ図、相関係数と基礎知識を問う問題でした。特に相関係数については、時間内でどう計算させるのか、疑問もありましたが、結局必要な数値をあらかじめ、与えてあとは公式に入れるだけの出題でした。散布図もでていましたが、これは必要があったのか?

確率というより場合の数は、これも配点が25点から20点となり、軽くなった。また、確率の出題が皆無という珍しい出題となった。全体の場合の数が48通りであったため、すべて数えて答えることもできたし、誘導が丁寧なので、しっかり誘導に乗れば、十分に完答できたはずです。

整数の問題は、新課程固有の問題です。内容は、約数の個数、平方根をはずす自然数、1次不定方程式、と典型的な問題が並び、受験生が嫌がっていた、n進法がなかったので取り組みやすかったはず。

図形の問題は、方べきの定理、メネラウスの定理、相似の利用というように、これまた定番であったが、ほかの確率、整数に比べれば、苦労したかもしれない。

全般的にみて、受験生の努力をあざ笑うかのような、ⅡBに比べれば、努力が十分報われる出題であったと思われます。

以上駆け足で見てきたが、今の2年生にしてほしいことは、徹底的な教科書レベルの基礎確認、定着です。とりたててテクニックも不要でしょう。その上で過去問演習をすれば、8割突破も十分可能です。

志向館でも、これから通常授業でも春期講習でも、センターに必要な基礎を徹底解説していきます。









2015年2月23日月曜日

三大都市圏の私大の学生数抑制

文科省の方針で、三大大都市圏の大規模校で、私大助成金の交付基準の現行の定員超過120%から引き下げるという話である。どうやら、現政権の地方創生の政策の一環だとか。

地方に住んでいる我々としては歓迎すべきことでしょう。私も個人的には、地方の優秀な人材の受け皿が地元にあれば、とかねがね思っていたし、現在も金沢はそういう方向に動きつつあるし、その動きに拍車がかかればと願います。

2015年2月22日日曜日

NHKのNavigationより

福井県の学力テストの高得点の要因を特集していました。
主な点は3つです。

1 教員の横のつながりがあって、一人の先生が複数の学年をもつことにより、複数の先生で各学年の問題点を共有し、また、若手の先生の指導が行き届いていること。
2 小中学の連携がされていること。
3 毎日宿題を出し、家庭でのチェック体制が確立されていること。

学力テストの平均点の高さがそのまま、高学力ということにつながるかは、甚だ疑問ではあるが、上記の3点については、塾でも応用のきく話でした。今後の課題としたい。

2015年2月11日水曜日

地元の大学入試対応

このたび、志向館では、足かけ3年にわたり,地元大学を中心として、過去10年分の数学の入試問題のデータベース化がほぼ完成しました。現在受験生に提供し、本気で10年分の入試問題を完成し、センターの結果の如何にかかわらず自信をもって、入試に臨んでもらいたいと思っている。

やたら、高額の授業料をとるのに、地元大学の入試問題すら解くのに四苦八苦するような、地元大学生のアルバイトのみ質問対応していて、ともすれば、地元の大学に全く対応しないような授業ばかり見させられるような塾に通っている生徒を、受験会場で見かけたならば、過去10年分を徹底演習している我らが志向館生は、優位な立場で余裕をもって、入試に臨めるでしょう。


さあ、あと2週間、気をひきしめがんばれ!


2015年2月2日月曜日

2次対策

 2月に入りました。
志向館では、国公立個別試験対策として、今日から2次対策を実施します。
センターでよかった人も、失敗した人も、これからが本当の勝負。志向館が最後までサポートします。

倍率がどうのなどと、ぐだぐだ言ってないで、過去問をしっかりやって、10年分をやりきる意気込みでがんばってもらいたい。志向館も全面的にバックアップします。

2015年1月26日月曜日

どこよりも遅いセンター数学分析

今年のセンター試験は、数学ⅡBの難しさが話題でした。2年前の数学ⅠAを彷彿させるような出題でした。試験後、泣いている生徒も少なくなかったという点でも、2年前の再来でした。
かなり、念入りに問題作成をしているのはわかるのですが、これまでの、受験生の努力をあざ笑うかのような難度の出題はいかかなものかと…

第1問〔1〕で、cos7θ、sin7θに度肝を抜かれたようで、センターが終わって、生徒から「7倍角が出た!」と叫んでいたので、かなり動揺したのでしょう。ただ、3年前までの三角関数の問題と比べれば、決して難しいわけでななく、図形と方程式の融合もあるが、公式を地道に当てはめれば解ける問題ではあった。

その動揺が収まらない状態で、〔2〕の指数対数の問題に突入するのであるが、簡単な連立方程式の問題で、しかも後半は「相加平均と相乗平均」と解き方まで明示した問題であったが、少し前半で分数の指数計算が込入るところがあって、これまた、解けなかったという生徒が少なくない。

で、気持ちを切り替えて、受験生にとっては比較的取り組みやすい、微分積分の第2問に向かう。ところが、教科書には出てくる基本事項であるが、演習時にはあまり出てこない「平均変化率」「微分係数」という言葉に出鼻をくじかれる。第1問をジャブを2発を食らい、ここでカウンターパンチをくらって、ダウンってとことでしょうか。実は(1)はわからなくても、(2)以降は解ける問題で、それも昨年までと比べても簡単な問題だったのですが、冷静さを欠いた状態ではそうは思わなかったようです。

放心状態で、何とかダウンから立ち上がり、第3問の数列へ。これまた一見見慣れない問題で、完全にKO。最初に何項か求めさせて、数列の周期性に気づかせ、項を剰余類で分類するという、よくある問題なのですが、この手の問題、実は苦手とする生徒が多い。出題ミスはご愛嬌としても、4つの分類は少しやり過ぎかなっと。

第4問のベクトルは、久ぶりの平面で、過去の出題と比べても、誘導も丁寧(過ぎる)で、簡単な問題でしたが、最後に簡単な問題もってこられても…ってところでようか。そういう意味でも、第4問の確率が簡単だった、2年前のⅠAの再来でした。

まさか、平均40点そこそこの問題を始めから意図したわけではないでしょう。とすれば、センター^の考えている生徒の学力と現実が随分かい離しているといわざるを得ない。こんな状態で、またセンターに代わるテストを作ってもどうなることか…

2015年1月21日水曜日

センター試験が終わって

 今年もセンター試験が終わった。

毎年生徒には言っていることだが、
センター利用の私立大を除けば、これで合否が決まるわけではない。
これからが、本当の勝負である。
迷っている時間が一番もったいない。

たとえ、判定がDやEでも、自分の信念を貫いて、見事合格を手にした人も少なくはない。
たかがセンターごとき、自分の進路を決められてたまるか。という強い気持ちを持って突き進んでもらいたい。

2015年1月7日水曜日

学校の宿題

冬休みも終わりに近づくと、塾を休む生徒が少なくない。
宿題が終わらないという理由である。
それはそれで大事なことなので、仕方がない。
しかし、なぜもっと早くしておかないのか。
間際にやっても、結局ほぼ答えを写すだけのことで、ほとんど頭に残っていない。すでに終わっている生徒は、テスト前にわからないことを質問して、しっかり復習できているのに、この差は大きいと思うが・・・

志向館でも、長期休暇中の学校の課題をしっかり終わらせる方法を考えねば。

2015年1月5日月曜日

初詣

中学3年生と近くの神社に初詣に行きました。
正月返上で頑張ったので、あとは神頼みのみ。

冬期講習、正月特訓

志向館では先日で、10日間にわたる冬期講習、正月特訓が終了しました。
最後の授業で私が生徒に言ったことから

この10日間でさんざんセンターの演習を積んだし、学校でもいやってほど演習を積んだはず。ここまですれば、本番で見たことない問題、わからない問題などあるはずはない。その自信があれば、一見、見たことない問題でも、必ず、やったことのある問題の類題だとわかるだろう。それは、「ひらめき」などとは無縁な、努力の積み重ねの結果です。ここまですれば、センターの自己採点の日は必ず笑顔で会えるはずです。もちろん、慰めの言葉は用意していません。