2012年12月24日月曜日

冬期講習真っ最中

今日が冬期講習3日目で折り返しです。
毎年のことながら、疲れはたまりますが、受験生の熱気に負けぬよう、走りぬきたいと思っております。

何年も同じ映像授業では味わえない、毎日が新鮮な授業ができるよう、今日も気合を入れて、授業をするぞ。

2012年12月20日木曜日

妙な習慣

雪がつもり、いよいよ本格的な冬。
受験生にとっては、ホワイトクリスマスなんて呑気なことをいっている場合ではない時期になってきました。

で、この時期、いつも不思議に思うことがあります。いまどきの高校生は制服のうえにコートを着ないらしい。着ている人はごく少数派だとか。

受験の大事な時期に風邪でもひいたらどうすると考えるのは、親の考えなんでしょう。私も高校生の親として同感です。

この際、世の中の高校生のために、われわれ世代が聞いたこともないような、ファッションリーダーがかっこよくコートを着こなしてくれたら、コートを着るほうが多数派になるのでしょうか?

2012年12月17日月曜日

塾と学校


学校と塾という、一見相反する2者を矛盾せず両立させる方法はないのだろうか?
私も若いころは何から何まで塾で面倒をみて、そして志望校合格と思ったものである。そためには、生徒に過大な負担を強いたことも少なくない。
その考えに変化を起こさせたのは、実は身近なところであった。
(”親ばか”との誹りを恐れずに言わせてもらえば)ところが、わが子が中学になり、ほとんど塾へも行かず、学校の教材の完全消化に努め、3年間学年上位をキープして、高校受検も無事乗り切った姿をみて、もしやと思い、さらに、高校へ行っても、周囲の「多く」が映像授業に走る中で、学校の授業、教材に専念し、やはり3年間学年上位をキープし、大学受験も突破するに至って、確信に至ったのである。そして、現在下の子も、高校は違えど、同様にして、今年度の大学受験を迎える。

それでは、その中で塾の役目は何なのか。学校の授業と教材を完全消化すれば、どこの大学でも合格できるだろう。それは間違いない。ところが、細かく教科別にみると、必ずしも、個人によって学力に合わないことがある、それについていけるようにフォローし、場合によっては別の方向性を示してあげることこそが塾の役目なのではないだろうか。
そのためには、塾のほうでは、学校の授業内容、教材を細かく検討し、かつ生徒の学力を細かく把握し、最適な学習法を個々に示していくことこそ塾の使命であろう。

学校の授業や教材も大して検討もせず、学校を否定し、さして効果のない映像授業を押し付け、多額の授業料をとり、生徒に無駄な時間を費やせるような所は、もはや塾や予備校などと名乗ってほしくはない。

2012年12月14日金曜日

高校3年0学期

いつのころから、高校3年「0学期」という言葉が使われるようになった。

学校にとっては、早くに受験生を意識して、学校の雰囲気作りのために。

塾にとっては、早くに受験生を意識させて、入塾してもらうため、そして早めに対策をさせることによって、高額な授業料を払わさせるために・・・

巷では、この時期から塾・予備校の無料体験が多いようです。しかし、ただほど怖いものはない。塾によっては、そのあと数十万円の授業を提案させるようです。こういう提案には、学校の授業というものはまったく想定していない。そして、それに見合うだけの効果が果たしてあるのだろうか?

また、塾によっては、「全国規模」の模試と称して、受験生が受けるような模試を受けさせて、(そりゃできるわけないのであるが)その出来なさに乗じて、高額な授業を提案させるようです。
私に言わせれば、今の2年生で全国規模の模試というのは、唯一先日返却された「進研模試」でしょう。大体が、受験者数が違う。全国40万人の高校生が受けているわけだから・・・
そんなこともわからずに、数万人規模の模試で進路指導している人が、塾や予備校のスタッフと称していることは不幸としか言いようがない。

ところで、志向館では現在冬期講習を無料招待キャンペーンを実施中です。ぜひこの機会に、志向館の熱い授業を体験してみませんか?そして、その後いろいろな選択肢の中から、本当に受験に役立つ勉強法を考えませんか?

私の、今年の2年生のテーマは「学校と塾の両立です」どうしたら、効率よく、ダブルスタンダードを回避して受験勉強ができるかを追及していきたいと思います。このことについては、この場でまた書き綴っていきたいと思っております。

2012年12月7日金曜日

高校受検の勉強

先日、授業の体験に来た中学生と話をしていたところ、
学校の”厚物”を、前の塾では買わなくてもいいと言われ、買わなかったという。
うーんいまだに、こんなことを言う塾があるんだとびっくりすると同時に、こんなことを言う同業者がいることにがっかりもさせられた。

かつては、学校教育を批判することで、自己の存在意義を見出してきた塾業界であるが、もうそんな時代でもなかろう。すでに学校も塾を全面否定しているわけではないし、塾もまずは学校の肯定から始めて、徹底的にサポート役に徹すればいいと思うのだが。

まったく学校を無視して、授業をして、高額な授業料をむしりとる。それでも、できる子(=努力の積み重ねのある子)はそうでなくてもできるから、問題はないし、塾など行かなくても志望校に合格できる。問題なのは、努力の積み重ねのない子で、さんざんかき回された挙句、志望校にも合格できず、加えて高校に行っても、今度こそと言われ、高額な授業料を取られ続け、結局大学受験にも失敗。もちろん塾は責任をとってくれない。

まずは学校の授業、教材です。その上で、塾をどう取り入れていくか考えませんか?

2012年12月4日火曜日

センター試験近い


全統センタープレが各学校で実施されました。相変わらずの数学の難しさは想定内とはいえ、生徒にとっては衝撃だったかもしれません。

ただ、この時期にわからない問題に出会うことを幸運と思ってほしい。伸ばせる可能性があると思ってほしい。もちろん復習して、しっかり覚えたらという条件がつくが・・・

これから、学校でもマーク型の演習が続くだろうが、ぜひわからない問題に出会って、しっかり復習して、最後の得点UPを目指してほしい。

決して、効果のないような高額な予備校の授業で無駄な時間を過ごすことのないように。

2012年11月30日金曜日

センター試験50日前

いよいよセンター試験50日前になりました。
こちらも緊張感が高まってきますが、当の受験生はもっとでしょう。

直前期何をするのか?

もちろん、理科、社会の最後の追い込みは必要でしょう。
そして、学校でもセンター演習一色になります。
決して、点数だけに一喜一憂しないで、1回1回の問題をしっかりその日のうちに復習をしてほしい。
そして、数学なら解けなかった問題をもう一度解きなおしてほしい。

それだけで十分です。あとは、睡眠、食事に気をつけて体調万全でセンターを迎えてほしい。

ゆめゆめ、ぼったくり塾・予備校の無駄で冗長な冬期講習にひっかかることのないように。

2012年11月9日金曜日

高校の授業

 ある生徒との面談で、彼は高校になって、授業で寝たことがないという。人が話をしている前で寝ているのは失礼だし、役に立たない話などない。と言う。しかも、彼は3年の夏前まで部活動もしっかりやっているのである。当たり前のことだけど、ご立派と言わざるを得ない。

 3年もこの時期になると、学校の授業は寝て、夜の予備校の授業に備えるという輩も、でてくるようである。他の生徒の話では、特に某映像授業をメインとする予備校に通っている生徒に多いという話であるが、本末転倒も甚だしい。

 大体が、時間数だけ考えても、学校の授業を無視できないはずだし、内容も十分に受験に直結したものも多いのである。その予習、復習をしっかりやるだけで、受験に成功するのである。塾、予備校はあくまでもそのサポート役なのである。

そんなこともわからない人がスタッフにいるようなら、それはもはや「教育機関」として機能していない。

2012年11月1日木曜日

若者の離職率


今日のニュースに

「厚生労働省は31日、若者が入社してから3年以内に辞める離職率を、業種別や規模別に初めて公表した。2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち、28.8%にあたる12万人が3年以内に辞めていた。

 業種別では、学習塾など教育・学習支援や宿泊・飲食サービスで、半数近くが辞めていた。」

 学生が教育に情熱をもって、学習塾に就職をする。ところが、待っているのは利潤の追求。そりゃ会社である以上当然のことだけど、それなら何も好き好んで夜に働く塾じゃなくても・・・って若者が思うのも道理かも。会社の利益の追求がそのまま生徒の成績向上にも直結していると割り切れるようになれば、続くのでしょうが、やはり教育に対する「純粋な」情熱が妨げるのでしょう。

 ましてや、最近は映像授業を見せるだけで多額の授業料をとるような塾もあるようで、それをどんどん生徒に勧めることで、自己嫌悪に陥って退職する人のほうがよほどまともなのかもしれない。

 若者の教育への「純粋な」情熱をそのまま持ち続けて、継続して労働できる環境づくりに努めねば、この業界も未成熟なままで終わってしまうと、業界に身をおくものとして反省。

2012年10月29日月曜日

「東大理Ⅲにも受かる7つの法則」(森田敏宏著)より

「東大理Ⅲにも受かる7つの法則」(森田敏宏著,小学館101新書)
を読んで、共感すると同時に、反省すべき点もあったので、紹介したいと思う。

受験において「偏差値」はますます存在感を高めています。学習塾や予備校などの受験産業は、偏差値教育を都合良く利用しています。そして、受験生は偏差値に合わせて自ら限界を設定しているのです。

偏差値を基準にして進路を決めてはいけません。偏差値で自分の進む学校を決めるのは間違っています。

各学校の偏差値というのは、あくまでも過去のデータに基づくものです。昨年までのデータを進学塾や予備校ごとに集計したものにすぎません。ですから、今年受ける人のレベルとは本来関係ないはずです。

受験生全員が、こうした偏差値を基準にして進学先を選ぶと、結果的に同じような学力の人が集まることになります。とすれば、偏差値には、ある学校の学力を平均的なものにする役割が期待されているということなのでしょうか。

本来、大学は勉強するために入学するのですから、偏差値を基準にするのではなく、何を学びたいかを基準として選ぶべきでしょう。

・・・猛省・・・

2012年10月13日土曜日

みかん


今日お昼時に、みかんを食べている予備校生を見かけた。
いや、もうみかんの季節か。
受験生にとってはあせる時期となってきました。

ただ、この時期にはいつも受験生に行っていることであるが、

「あせらず急げ」

矛盾するようですが、
要は、一つ一つ着実にものにしていけということである。


ところで、若い頃には考えもしなかった、旬の果物や野菜というものを意識するようになりました。
これも年のせいだろうか?
何かに書いてあったけど、やはりその人の生活する環境下で育った野菜や果物を食べるのが、体には一番いいのだとか。

けど、みかんは石川産ではないよな・・・

2012年10月12日金曜日

スマホ元年

 今年平成24年を「スマホ元年」とすることには、異論もありそうであるが、
初めて携帯を持つ高校生が、一斉にスマホを持ち、「端末分割」という名目の2年縛りが終わった高校3年生も多くが、スマホに機種変更した。そういう意味で、特に高校生にとっては、今年が「スマホ元年」と言えよう。

街中でも、そして塾内でも、タッチパネルをさわる人が見かけられるようになった。
かつて、私がPDAに始まって、そしてドコモのM1000などというスマホを嬉々として、触っていたころは、その携帯の大きさと、タッチパネルとで、周囲から奇異な目で見られたものであるが、
そのM1000よりはるかに大きなスマホで、しかも多くの人がタッチパネルに触っている姿は、今度は私からみて、奇異な風景である。

ともあれ、今年の高校1年生から、「脱ゆとり」の新指導要領が数学から先行実施されており、学習内容がそれなりに増加した。その1年生に一気にスマホが普及して、通話やメールはもちろん、高速ネットも自由に使え、もちろん無線LANならどんなサイトにもアクセスできるし、ゲームも音楽もなんでもできるスマートな機器が人をスマートでなくさせている。

なんというか、携帯会社の責任もあるのでしょうが、高速回線に積極的に取り組んできた、国の責任もあるでしょう、「脱ゆとり」を掲げながら、一方でスマホの普及に一役買っている。なんか矛盾しているとしか思えない。

ましてや、高校3年の受験生になって、スマホに機種変更して、嬉々として触っている姿を見ると、あきれてしまって、言葉も出ない。

個人の問題といってしまえば、それまでだが、かつてテレビによる「一億総白痴化」などと言われていたが、現代はスマホによる「一億総白痴化」が始まろうとしている。

2012年10月9日火曜日

ノーベル賞

ついにというかようやく山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞した。
昨日から、そのニュースで持ちきりだが、ニュースの端々で聞く山中教授の話は、
周りの人に感謝という言葉で、謙虚さがにじみ出たお話でした。
やはり、その謙虚さが偉大な研究につながっているのであろう。

それは勉強でも同じで、謙虚さがなければ、成績も伸びない。それをわかっていない高校生がどれほど多いことが。

ところで、これまではノーベル賞といえば、日本の受賞は物理、化学といった自然科学分野に多かったのであるが、それはこれまでの日本の科学技術の発展とも無関係ではなく、そしてまた、大学受験における工学・理学人気とも無関係ではあるまい。

それが、現在は将来の、日本の頭脳となるべき人材の多くが医学部に流れている現状を考えると、今後この分野におけるノーベル賞が続くことも、十分想定できるのではなかろうか。

ともあれ、何かと暗いニュースの多い中で、気持ちのいいニュースでした。でも、文学賞では日本人と中国人との争いだとか・・・

2012年10月6日土曜日

『置かれた場所で咲きなさい』より

つい先ごろ話題になっていた渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』を読みました。
ノートルダム清心女子大学の学長をつとめた著者だけに、女性向けの話も多いのですが、受験生にもぜひ読んでほしい内容もあって、紹介しようと思います。

以下引用です

ノートルダム清心女子大学にも、自分の本意ではなく、この大学に入学した不本意入学者がいます。その人たちにいう、「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いてください」という言葉は、私自身の経験に裏打ちされているからでしょうか。学生たちの心にも響いて、届いてくれるようです。

結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次から出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。

どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。・・・

「置かれたところ」は、つらい立場、理不尽、不条理な仕打ち、憎しみの的である時もあることでしょう。信じていた人の裏切りも、その一つです。・・・

多くのことを胸に納め、花束にして神に捧げるためには、その材料が必要です。ですから、与えられる物事の一つひとつを、ありがたく両手でいただき、自分しか作れない花束にして、笑顔で、神に捧げたいと思っています。

どんなところに置かれても 
花を咲かせる心を 
持ち続けよう。

境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。「現在」というかけがいのない時間を精一杯生きよう。

以上引用終了

第1志望目指して一生懸命がんばっている受験生には何ですが、やはり、第1志望校合格もさることながら、たとえだめだとしても、そこでいかにがんばるかが人生にとって重要なのでしょう。

ところで、先日、志向館の卒業生で教採合格の吉報が届きました。彼は、受験生時代、受ける大学をことごとく落ち続け、唯一偏差値的には低い大学のみに合格して、こちらとしては本当に申し訳なく思っていたのですが、その後、大学では楽しく過ごしているとの便りをきいて、少しはほっとしたものでした。それが、昨日の吉報。まさに「置かれた場所で咲いた」例といえるでしょうか。もちろん、この先にはさらに厳しい場所が待っていると思いますが、ぜひさらに大きな花を咲かせてほしいと思っております。

塾である以上、受験生の第1志望校合格に全精力を尽くすことはもちろんのことであるが、それ以上にその先につながる勉強、心構えを指導できたらよりいいと思う。

ことさらに難関大へ煽りたて、多額の学費をとるような塾にはなりたくないものである。

2012年9月29日土曜日

2週間無料体験

来週からいよいよ10月。9月はあっという間でした。

さて、来週からは志向館では秋の2週間無料体験を開催します。
同時に内部の生徒にお友達紹介キャンペーンも実施しております。
私は生徒には「どうせ大切な生徒を紹介するのなら、まともな塾に紹介してください」と言ってます。

さして効果のないような(削除)授業に法外な学費を払わされるような塾や中学生対象の塾がその延長で、さしたる教務力のない学生アルバイトを使うような塾では、お金の無駄でしょう。それなら、塾など行かずに学校の勉強に専念したほうがはるかに効果が上がります。

では「まともな塾」とは何か。ぜひ2週間無料体験をして実感してください。スタッフ一同心からお待ちしております。

2012年9月28日金曜日

北陸学院高等学校、中学校説明会

本日、金沢国際ホテルで北陸学院高等学校の説明会があり、行ってきました。

相変わらずの、高柳先生の公立高校の情勢も交えながらの熱い話に納得し、さらに堀岡校長先生の”Mission Statement”なる北陸学院の高い理想にも感銘しました。ありがとうございました。

ところで、校長先生のお話で、世界情勢に触れる中で、「非キリスト教圏の発展」という話があって、なるほどそういう考え方もあるのかと、思わず納得しました。

とはいえ、まだまわれわれが高校生を見させていただいていて、実感の伴わない話もあって、もっと、もっとがんばってほしいと思います。

また、塾向けの説明会ということで、学校の勉強をメインにして、塾はその部分でサポートしてほしいという話がありました。私はこれまでも学校の勉強のフォローを中心に指導してきましたし、これからもそのつもりで指導していきたいと思っております。(削除)

2012年9月23日日曜日

山本周五郎の小説より

「足軽奉公」より
「・・・この風車というものは竹の親串と、軸と、留める豆粒と紙車で出来ている。けれども、こうして風に当てて廻るのは紙の車だけさ、人もこの廻るところしか見やしない、親串を褒める者もなし、軸がいいとか、豆の粒がよく揃ったとか云う者もない、つまり紙の車ひとつを廻すために、人の眼にもつかない物が三つもある。しかもこの三つの内どの一つが欠けても風車には成らない。また串が紙車になりたがり、豆粒が軸になりたがりでは、てんでんばらばらで風車ひとつ満足に廻らなくなる。・・・世の中も同じようなものだ、身分の上下があり職業にも善し悪しがある、けれどもなに一つ無くてよいものはないのさ、お奉行さまが要れば牢番も要る、米屋も桶屋も、棒手振も紙屑買いも、みんなそれぞれに必要な職だ。・・・」

目新しい話ではないが、この小説の発表が昭和20年1月ということで、第2次大戦敗戦濃厚の中での言葉だけに、重みがある。

そして、こういう教育を受けた人たちが、戦後の経済成長を支えたのであろう。

いま退潮傾向の日本に必要なのはこの考え方なのかもしれない。でも今の高校生にはわからないだろうな。・・・

2012年9月12日水曜日

星稜高校入試説明会

本日、星稜高校で塾向けの入試説明会がありました。

すばらしい大学合格実績に裏打ちされた、自信あふれる説明会でした。
どうぞ、お任せくださいという自信が垣間見られました。

最後に干場校長先生の言葉で、
「学校の勉強がわかって、さらに高いレベルを目指したい生徒、または学校の勉強についていけない生徒のフォローを塾でお願いしたい」とありました。
塾向けのリップサービスも多分にあるのでしょうが、ただし、あくまでも学校中心でお願いしたいということなんでしょう。

もちろん、志向館では学校の勉強を第一に考えて、塾での指導を心がけております。どこかの塾のように、学校の授業をさしおいて、さして効果のないような映像授業を日本一と称して、多額の学費をとって押し付けるようなことはありません。

2012年9月7日金曜日

某塾の広告より

先日のリビング金沢に某塾の1面広告があった。

「・・・塾のための予習が必要だったり、学校よりも塾を優先させたりすることはありません。」

「ある塾では、宿題が多すぎて、学校の休み時間や深夜まで宿題をやらなければならないなどという話を耳にします。・・・」

「・・・塾の傾向として、予習・宿題を多くする詰め込み型の「強制勉強」をさせることがあります。生徒たちはそのハードさにいやけがさして敬遠しがちです。しかし、それをやめることがなかなかできません。その理由は「勉強のボリュームを下げたくない」という生徒の気持ちを無視した保護者の思いがあるからです。予習や宿題で苦しみ、学校の勉強をないがしろにしてでも塾の勉強をする自分の子供を見て、保護者が満足しているからです。教育の質よりも、ただ過剰に勉強させる塾が「良い塾」と映るようです。・・・」

(削除)

県外資本同士で、勝手にどうぞと高みの見物を決め込みたいところですが、やはり、石川県の教育力の低下がこれら県外資本の影響もあると思えば、県内の塾も声を大にして主張せねばならないでしょう。

どうも県内の塾長様たちは、仲の良い塾だけで固まって、「君主危うきに近づかず」なのか、黙っているようです。もっとはっきり言えばいいのに・・・

私ははっきり言います。
某塾の詰め込み型の学習は、某塾のスローガンとは裏腹に「一人で勉強できない子」を育て、高校になったらなったで、、さして効果のない映像授業を大量に見させられかつお金もしっかりとられ、そして多くの失敗者を生み出すのです。

もうそろそろ目覚めませんか。親も子供もそして学校の先生も・・・

2012年8月29日水曜日

東進センター試験本番レベル模試

先日は、東進のセンター試験本番レベル模試が実施されました。
数学の問題の難易のバランスの悪さは相変わらず。
さらに、「センター試験本番レベル」と銘打つのなら、数学のマークシートの選択肢も本番とあわせてもらいたい。(もちろん、来年度から変更を予測しているのなら大したものですが・・・)
まして、受験者数から考えても、データの精度も怪しい。

まあマークに慣れるという意味合いはあるのでしょうか・・・
こんな模試を真面目に受けている受験生がかわいそう。
そして、こんな模試のデータをもとに指導している人は本当に受験を知っているのだろうか?


そして、そんなデータに振り回され、高額の授業料をぼったくられる保護者のみなさまに同情します。

2012年8月18日土曜日

第2回全統マーク模試

本日、高校によっては全統マーク模試が実施され、同時に自己採点も実施された。
毎年、この時期の模試は夏休みの学習の成果が試されると同時に、どこかの模試とは違って、受験者数、問題の質いずれをとっても、精度の高い模試である。

ところが、数学に関しては、少々問題数が多くかつ凝りすぎであり、なかなか思うように得点ができないのも、想定内である。
ところが、自己採点が終わった高校生からは、上がったの下がったのと大騒ぎで、なかには夏期講習がんばったのに点数が下がった、無駄だったという人もいたりして・・・

けど、待ってほしい、全体の平均点もでないうちから、上がったの下がったのとは笑止千万。
そんなことだから、どこかの模試のようにだんだん難易を下げていっているのも知らずに、上がったと勘違いして、それを信じて本番で見事失敗してしまうのである。

もう少し冷静になってほしい。

一応、数学の問題の難易からの得点目安は下記の通りである。ⅠA49点、ⅡB57点以下は完全に基礎力不足である。今一度地道な勉強が必要である。


2012年8月8日水曜日

夏期合宿3日目

毎年恒例となった。夏期合宿。
はやくも3日目。
疲れもピークに。けど、受験生はまだまだがんばる。
明日で終了。
ようやく下界に帰る。

2012年8月2日木曜日

ロンドンオリンピックから

世はオリンピック一色です。志向館では夏期講習の真っ最中。
オリンピックは、受験生にとってはマイナスでしかないのですが、いい言葉があったので。
競泳男子200バタフライ銅メダル 松田丈志の言葉から
「僕には才能はない。だけど体力と、人一倍の犠牲を払って努力できることには自信がある」

2012年7月29日日曜日

夏期講習2012

実は先週から、夏期特別講習が始まっており、すでに4日間が終了しました。
毎年、初日は緊張感と手続きとで、バタバタ感満載なのですが、何とか乗り切りました。
今年は、特に人数も多く、授業以外のことで、考えることも多く忙しいのですが、
「人が人を育てる塾」としては、やはり人が動かないと動かないので、今日一日休養も取れたので、明日からまたがんばるぞ。

2012年7月17日火曜日

(祝)桜丘野球部

桜丘、津幡に8回コールドで1回戦突破。おめでとうございます。
4番が豪快なホームランを打つかと思えば、同じ4番が走者のいる局面ではバントをきっちり決める。そして、別の打席では相手の捕手のマスクを拾ってあげる配慮をみせる。ちょっとカッコよすぎでしょう。
それはともかくとして、 両チームともしっかり守っていて、コールドとはいえ、締まった試合を見せてくれました。県立球場まで行ったかいがありました。

2012年7月9日月曜日

高校入試研究会2012年7月

先日、中学生の保護者対象のガイダンスが実施されました。あいにくの天気でしたが、寺町、城北両校多くの方にご参加いただき感謝です。

さて、内容は、三木代表の、高校生のアンケートをもとにした家庭でできる入試対策の話しに引き続き、私から昨年に引き続き、「塾に頼らず夏休みを乗り切る」というテーマでお話させていただきました。

その中身はというと、私が個人的に主張しております、「学校の授業と教材だけで石川県のどこの高校でも行ける。決して塾の宣伝文句に踊らされて、高額の学費を払わされることのないように」ということです。



2012年6月29日金曜日

リビングかなざわ

先日配布されたリビングかなざわ6月30日号に、一面に来年度の石川県の公立高校入試の分析という名の、各塾の宣伝が載っている。

で、その中にわれらが三木代表も名を連ねている。他塾様が分析といってもちゃっかり自塾の宣伝をしている中で、志向館のみは純粋に分析、アドバイスを掲載している。

その中に「教材は、中学3年時に学校で購入する中学3年分の復習教材(いわゆる厚物)はよくできた教材であり、これを5教科繰り返して演習すればかなり効果的な学習効果が得られると思います」とありますが、まさにその通りで、「かなり効果的な学習効果」どころか県内のどこの公立高校でも十分合格できる力がつきます。

中学の塾でもそんなことはわかっているはずで、あまり声を大にして言わないのは、自塾の存在意義を否定につながるからなのでしょう。まあそんなことすらわからない塾は問題外だとは思いますが・・・

中学3年のお子様を持つ保護者のかたも、今回リビングかなざわに踊る「天王山」「夏の陣」なんていう前近代的な言葉に惑わされずに、お金を払って自己満足から脱却して、しっかり学校の教材をやらせることに留意されたらいかかでしょうか。

余談ですが、天王山とは言うまでもなく、天下分け目の決戦山崎の戦いの地ですが、今風にいえば、名神高速道路の渋滞箇所としての「天王山トンネル」ってところでしょうか。つまり、塾へ行って、混雑の中に放り込まれて、勉強も渋滞するという意味かな・・・なんてね。

2012年6月26日火曜日

国家公務員総合職大学別合格者数

先日、国家公務員総合職の大学別合格者数が新聞に載っていた。
言ってみれば、将来、日本を動かす人なのでしょうが、このランキング、
なぜか、入学試験の偏差値ランキングとほぼ一致している。
もちろん、ペーパー試験で優秀な学生=優秀な国家公務員というわけではないのでしょうが、
しかし、入試ぐらい越えられない人物では、国家を任せられないということでしょう。

2012年6月25日月曜日

保護者懇談会

昨日で本年度第1回の保護者懇談会が終了しました。いつものことですが、子を思う親の気持ちが感じられ、その気持ちを裏切らないように気持ちが引き締まる思いでした。

特に1,2年生の親からは、勉強方法を子供に指導してほしいという要望が多くありました。あらためて、生徒と面談のうえ、効果の上がる勉強方法を指導していきたいと思います。

2012年6月15日金曜日

北陸学院高等学校説明会

本日、北陸学院高等学校、中学校の説明会が金沢国際ホテルでありました。

毎度のことながら、堀岡校長先生の北陸学院の改革にかける熱意、高柳先生の生徒の進路に対する真摯な態度が感じられる説明会でした。

その説明会の中で、塾向けの:説明会ということで、リップサービスもあるのでしょうか、やたらと「塾との連携」を強調されていました。

やはり学校の授業、定期テストを大切にし、そのための家庭学習を塾の方でサポートしてほしいとの意図だったと思うのですが、実際、志向館では、そして私個人的にも、やはり学校の勉強をメインに、あくまでも塾はそのサポート役に徹しているわけで、そういう意味では、本日の説明会の話とわれわれの方針は合致していると再確認できた説明会ではあった。

うがった見方をすれば、学校の勉強をおろそかにし、さして効果のないような映像授業を受けさせ、失敗させた塾への警鐘なのかもしれません。(もちろん私個人の意見ですが・・・)

2012年6月14日木曜日

北陸大学

先日、北陸大学のアドミッションセンターの方とお話しする機会があった。

何と、この方私と中高と同級生で、一時昔話に花咲かせたわけですが、
それはともかくとして、すでに報道にもあるように、やはり薬学部の卒業生の就職状況が絶好調らしく、会社によっては1年目の年収で、すでに私の現在の年収を超えている条件もあったりとか・・・

とは言っても、6年間で学費が1000万円超、いくらわが子の将来のためとはいえ、出さないなあ。少なくとも私は・・・

で、北陸大学の薬学部も注目を浴びているという話。で、最後は今月24日(日)のオープンキャンパスにもぜひという話でした。

早速、心当たり生徒には、パンフを渡した上で、お誘いをしました。

ところで、個人的には私は、もっと地元の高校生が、:地元の大学へ行くようになればと思う。
金沢の都市規模から考えれば、ほとんどの大学の学部が国公立、私立に揃っていて、施設も全国でも屈指という大学もあり、教授陣も優秀な方が多く、金沢の高校生は恵まれていると思う。
もっと、優秀な高校生が、私立も含め、地元に残るなら、将来の石川のためにもなると思うのであるが・・・
(とは言っても、すでにわが子を県外の大学に出している私が言っても説得力はないのであるが・・・)

2012年6月12日火曜日

6月進研マーク模試について

先日、実施されました進研マーク模試の数学について、
この時期の進研の模試らしい、おだやかな問題でした。
ⅠAで50点、ⅡBで63点は公式さえ覚えていれば、解ける問題でした。
これを下回るようでしたら、数学だけ考えれば、国公立は黄信号です。
何らかの対策が必要でしょう。

志向館では、センター対策に的を絞った、MAX7数学を開講中です。
また、夏期講習でもセンター対策を実施します。詳しくはお問い合わせください。


なお、点数の詳細は、下の通りです。




2012年6月9日土曜日

総体予選が終わって

3年生にとっては、総体予選も終わり、多数の3年生が本格的に受験生として走り始めるところでしょう。また、1,2年生は3年生が抜けて、部活も本格的になって、さらに学業との両立に励むことになるでしょう。

志向館では来週6月11日より2週間無料体験を実施します。
学校と両立できる塾をぜひ自分の目で確かめて欲しいと思います。

たくさんのご参加お待ちしております。


2012年6月8日金曜日

がんばれ星稜生

星稜高校の平成24年度「進学BOOK」をみる機会があったので、少し感想を。
志向館城北校は場所柄、星稜高校生もたくさん来ていて、石川県内でどこよりも星稜高校生を熟知した塾であると自負しています。その多くが公立高校の失敗組であって、3年かけて、そこから這い上がって、大学入試で今度は成功を収める姿は、ある意味ドラマです。

さて、昨年はというと、すでに生徒からも聞いていて、わかっていたのですが近年ではワーストとでもいうべき合格実績なのです。

それを端的に表しているのが、国公立大学の合格者数で、過去20年をさかのぼっても、はじめての100人切れ。この本の冒頭には、卒業生の少なさを理由にあげてはいるのですが、なるほど卒業生数は過去10年で一番の少なさなのですが、意地悪な計算をすれば、卒業生数に占める国公立大学の合格数の割合をみると、過去10年をみると、一度30%を超えている以外は、大体20%後半を推移していたのですが、今年は19.7%となっている。やはり、どう言いつくろっても悪い数字なのである。

善意に解釈すれば、近年難関国立の志望が増えており、どこでもいいから国公立という考えではなく、果敢にチャレンジする受験生が増えたのかもしれない。だから、来年は浪人組が健闘して、また数字は回復するということも考えれないわけではない。

ただ、私に言わせれば、星稜生は、よく言えば前向きで、自分の実力を省みず、やたらと難しい勉強をする傾向がある。で、中には名前だけに引かれて、さして効果の上がらない映像授業を受講して、結局学校のWスタンダードとなって、逆効果になっている人が少なくはないのです。
長年星稜生をみてきた私にいわせれば、星稜高校は授業内容も教材もしっかりと大学受験に対応しており、それを中心に勉強するのが一番効率いいのです。塾はあくまでもサポート役に徹するべきなのです。

そんなこともわからずに、お金のためとはいいながら、塾をメインにさせようとする塾も悪いが、だまされる方も・・・

そういう意味で、目覚めよ星稜生。と声高に叫びたい。

2012年6月4日月曜日

数学の定期テストで点を取る方法

先週は、志向館では高校生の面接を実施しました。現在の学習状況の確認、進路の相談とともに、今後の学習の指針を示すものです。

その中で、1年生の定期テストの状況をきいていたのですが、数学はこの学年から指導内容が変わっており、こちらも手探り状態のテスト対策でした。しかし、終わってみれば、学校の教科傍用問題集をしていれば十分という内容でした。(今年はなぜか金沢市内の高校は数研一色でした)

これまでも、繰り返してきたことですが、定期テスト前に学校の問題集を終わらせて、直前にはその復習をするのが、唯一正しい学習法なのです。

高校の進度・内容に対応していないような、名ばかりの「高校対応」の映像授業では定期テストのためにはならないのです。百害あって一利なしです。そんなものに多額の授業料を払わす予備校のスタッフは果たして高校の学習内容を知っているのだろうか?そして、まんまと払わされる保護者に同情します。
それでも、受験のためと言うかもしれない。しかし、それにしても1,2年の間は、学校の問題集をすれば受験にも直結しますし、それでも余裕があれば、これまた学校で購入している参考書をすればいいのです。幸か不幸か学校で使っている問題集はやはりよくできていて、それ以上の問題集は市販本にも予備校のテキストにも存在しないのです。

塾、予備校のなかでは、それをわかっている人も少なくはないのですが、それを声高に叫ぶことは、塾にとっては死活問題ですから、あまり言わないのでしょう。

そんなことすら、自覚しないで映像授業をすすめているスタッフがいるとしたら、もはや予備校のスタッフなどではなく、単なる営業マンである。

2012年5月17日木曜日

遠足

本日は、志向館予備校の年に1回のレクレーションの遠足でした。
本来は、外でバーベキューの予定でしたが、天候不安定のためいしかわ動物園へと行き先変更になりました。圧倒的に多数の団体の幼稚園児に混じった、予備校生の団体がいろいろな動物を見て、いやされました。










2012年5月9日水曜日

防火訓練

本日、予備校部で防火訓練を実施しました。
避難経路を確認し、避難器具の使用方法を教えていただき、最後に消火器の使う練習をしました。

昨今は人災、天災を問わず、何が起こるかわからない世の中です。備えあれば憂いなしってところでしょうか。

毎年、なぜか笑いを誘う消火器使用訓練。
いや、もちろん訓練なので笑ったらだめなのですが・・・

2012年5月7日月曜日

大河ドラマのすすめ

昨日も、NHKの大河ドラマ「平清盛」を視聴した。これが、実におもしろいのである。平家物語に出てくるエピソード、あるいは歴史上のエピソードを、多少脚色はあるにせよ、ドラマで見せてくれ、現在のところは、あの保元の乱の複雑な対立関係についても、さまざまな伏線をはりながらみせてくれるのである。

ところが、巷の評判は私などの評価とは反比例に悪いのである。といっても視聴率がこれまでよりも悪いところから、評論家と名のつく人が結果論を述べているに過ぎないと思うのである。どうか、NHKだけは、金の亡者の民放のように、数字だけを追って、視聴者に迎合などせず、番組作りをしてほしいと思っている国民は私だけではあるまい。

大げさな言い方をすれば、NHKの大河ドラマはある意味、一般人の戦後の歴史観を形成してきたとも言えよう。私の記憶だけでも、戦前派逆賊として評価された平将門、足利尊氏などを、当代の2枚目俳優を起用し、その評価を逆転してきたのである。今回のドラマもやはり、これまで源平合戦で悪者になりがちな清盛を新時代を開いたヒーローとして捉えているのである。(もっとも、以前に源義経をあつかったときに、清盛に渡哲也を起用して、随分とイメージアップをはかったと思うのであるが)

すこし、小難しいことを言ってきたが、なかなか高校の日本史を覚えきれない高校生にとっては、歴史上の人物の顔が見える大河ドラマは、必ず記憶の助けになろう。私などは、いまだに平将門といえば加藤剛の顔を、北条政子といえば岩下志麻の顔を思い浮かべてしまう。

たかがドラマということなかれ、私の学生時代には、大河ドラマもしくは歴史小説がきっかけとなって歴史に興味をもつようになった、史学科の学生がいかに多かったことか。

2012年4月28日土曜日

模擬試験

世の中は大型連休を控えていますが、受験生にとっては、各高校で、連休中もしくは連休前に模試を実施する高校も多いようです。われらが、志向館予備校でも、本日から明日にかけて、第1回全統マーク模試を実施します。

よく、現役生から、「模試前に何を勉強すればいいですか?」ときかれます。なかなか定期試験感覚から抜け出ていないことを実感する瞬間です。模試では、前日の付け焼刃的勉強でどうなるものでもないのがわかっていない。

大切なのは、模試後であって、十分に見直し、自分の弱点を抽出し、その克服のための勉強を継続し、次の模試でその克服度をみるのである。

また、この時期の模試の判定にもあまり気にする必要はなかろう。現役にとっては、まだ勉強していない部分もありますし、まして今回の各高校で実施する模試は、高校によってまちまちで、受験者数もそれほど多くはないので、データの精度も大したことはないのです。

ところで、塾によっては、自分のところの模試をメインに考え、受験者数も数万人程度のデータで進路指導をしているとききますが、その進路指導を受け入れる受験者、保護者もどうなんだと思いますが、それより、実際に指導しているスタッフは本当に大学受験を知っているのだろうか、甚だ疑問である。というか、そんな模試で真面目な顔して指導している姿は、思うに滑稽でもある。

2012年4月23日月曜日

山本周五郎

最近どっぷりはまっている山本周五郎の小説の一節から

「・・・非行少年少女の指導には規準がない、両親の放任主義のためだとか、躾がきびしすぎたとか、環境のためだとか、社会が悪いからだとか、貧困のためだとか、金に不自由しなかったのがぐれたもとだとかね、・・・これらの条件を全部削除したらどうなると思うかね。・・・そこにはもう人間らしい存在はない。人間はよき指導によってよくなるものでも、悪くなるものでもない、それは一人ひとりの欲望によるのだ、と私は思うんだがね。」

これが、著者の絶筆『おごそかな渇き』の一節で、昭和42年だということに改めて驚いた。

永遠のテーマなんでしょう。

ともすると、人をパターン化して見てしまう自分に反省。

2012年4月14日土曜日

桜丘の桜

今年も桜丘の桜がきれいに咲きました。個人的には鳴和の交差点のNALX当たりからみえる桜丘の桜が、金沢では一番きれいではと思います。写真は見えにくいですが・・・

2012年4月13日金曜日

塾、予備校の合格実績というもの その1

すっかり春になって、通勤途上にある、兼六園の桜も一気に咲きました。
春といえば、塾にとっても1年で一番の募集の時期です。そこで、各塾では、合格実績、合格者の声を載せて、大々的に宣伝をしているわけです。

よく、新聞折込に入っている某塾のチラシを見ていると、顔写真とともに合格大学、出身高校が出ていて、東京大学、京都大学、医学部等、錚々たる大学が並ぶのですが、これを見て、自分も行けるかもと思って、まんまとだまされる生徒、親も多いのでしょう。

冷静になって、チラシをみればわかるのですが、出身高校をよくみてください。附属、泉丘、小松・・・
何のことはない、石川県の高校入試制度の学力選別がよく機能していて、その後の高校の熱心な指導の賜物であることを物語っているだけのことなのです。

そんなこともわからずに、基本もできない生徒が行けば、志望校とのギャップも大きいわけですから、さして効果もないような映像授業を大量に取らされ、塾の食い物されるだけのことなのです。

塾のほうはといえば、優秀な生徒さえ入れて、あとはほっといても勉強して、勝手に実績をあげてくれるわけです。賢い生徒は、最後は映像の授業なんぞ見なくて(というか見きれなく)、ひたすら自分で勉強して合格しているとききます。

それでも、自分の塾のおかけで、合格できたと信じている塾のスタッフがいるのであれば、その人はよほど無知なのか、おめでたいというか、大した愛社精神というか・・・

じゃあ、何を基準に塾を選べばよいのか?
やはり、自分の目で見て確かめるしかないのです。
どこの塾へ行っても、その塾のいうことを聞いていれば、必ず成績は上がるものです。
何も、毎年同じ映像を使いまわしているような授業(中には10年近く同じものもある)に多額の授業料を払う必要はないのです。
あとは、自分に合うか合わないかだけです。

というわけで、現在、志向館では春の2週間無料体験実施中です。
ぜひ、自分の目で見て、まともな塾を選んでほしいものです。
(何だよ、最後は自分のところの宣伝かよ、と言われそうですね)

2012年4月11日水曜日

予備校ガイダンス

2012年度予備校がガイダンスの始まりとともに、始動です。本年度も予備校生が第一志望に合格できますよう、全力で駆け抜けて生きたいと思います。

2012年4月6日金曜日

春期講習終了

昨日で、5日間にわたる春期講習が終了しました。

受験生にとっては、1,2年の学習内容の復習をして、各自の課題の見つかった講習となったことでしょう。これで、スムーズに受験勉強をスタートできます。

2年生にとっては、1年生の内容の復習をしました。新学年に弾みをつけることが出来るでしょう。

1年生にとっては、高校受験が終わって間もなく、勉強にきていただき、高校の学習内容の予習をしました。これで、遊びほうけているライバルに一歩リードといったところでしょう。

今年は、例年になく新1年生の方にたくさんお越しいただき、早くも定員間近のクラスもあり、クラスの増設に頭を悩ましているところです。感謝。

2012年4月3日火曜日

春期講習3日目

5日目のうちの3日目終了。疲れもピーク。でも、受講している生徒はもっと疲れているのでしょう。弱音をはかずに、残りの2日乗り切るぞ。

でも、疲れた・・・

2012年4月1日日曜日

春期講習

昨日より春期講習が始まり、いよいよ新学期開始といったところ。実は前回の投稿から、忙しさにかまけて、更新が遅れておりました。

ところで、各高校では、春休みもしっかり宿題は出ているようで、春期講習も受講しながら、合間は自習質で、宿題もすすめている生徒も少なくはありません。

教材を見せてもらうと、やはりしっかりした教材で、じっくり時間をかけてすれば相当な学力がつくのになあといつも思います。(大きな声では言えませんが、これらを正しいやり方でしさえすれば、塾の春期講習は不要でないかと思います。)

常々言っていることですが、学校向けの教材のほうが、市販の教材や塾や予備校の教材よりもはるかに秀逸です。それは、常識的に考えても当然のことでなのですが・・・

ところが、そんな常識もわからずに、いくらお金のためとはいえ、学校を無視してでも映像授業を進めさせる予備校が存在するのは、同じ業界にいる人間として、恥ずかしいやら、情けないやら・・・

私は学校のサポート役に徹し、石川県内の塾業界の正常化に、微力ながら尽力したいと思っております。

2012年3月16日金曜日

2012志向館お別れパーティー



毎年恒例の志向館お別れパーティーが、今年もクラウンプラザホテルにて、本日挙行されました。
高校を卒業して、これから大学、予備校等各自の道へと進むわかですが、受験勉強で身につけた、集中力、忍耐力、そして知力をこれからの人生で役立てていってほしいと思います。


2012年3月12日月曜日

国公立後期試験


今日は、国公立の後期試験。受験生の健闘を祈る。最後まで粘れば、必ず成功するもの。これまでの経験から明らかです。
ところで、昨日までで、国公立の前期試験の結果が出揃いましたが、やはり合格すべくしうて、合格してるというのが実感。やはり、本人の地道な努力があって、それをサポートする家族のおかげなんでしょう。合格した人には、ぜひ家族への感謝の念を忘れないでほしいものである。
決して、塾のおかけなんて、そんな厚かましいことはいえない。ましてや、”効果は小さく、お金は高く”の映像授業のおかげとはいえまい。
もっとも、この時期は塾の宣伝でそんな広告が並びますし、もちろんうちらもそうなんですけど…。

2012年2月22日水曜日

国公立2次試験

ついに今週末となりました。すでに、私立の吉報は多数舞い込んでおり、ただ、ここ数年の傾向として、関西方面の有名私立の敷居の低さに少し驚き。また、看護系の専門学校を含めて、今年はその難しさに拍車がかかっています。

何はともあれ、これまでまっとうに努力を重ねてきた人は、確実に:成果がでていることにほっとします。
国公立でも、実力を発揮してほしい。

2012年2月10日金曜日

2次試験対策

2月より、志向館では受験生向けの国公立向けの2次試験対策を実施中です。センター試験を何とか乗り切り、あとは2次試験のみ。志向館の精鋭専任講師が最後まで、責任をもって指導しています。

聞くところによると、映像授業をさんざんみせるだけ見せて、この時期になったらもうほったらかし、という塾があるとききます。質問は学生のみに任せ、あとの社員は営業のみというような塾では、それも無理からぬことかなと思います。ただ、そんな塾に多額のお金を払う、親の気持ちを思うと、同業者として心が痛みます。


1ヵ月無料体験

現在、志向館では2月の1ヵ月無料体験を実施中です。雪の中、多くの方が、お越しいただき、校舎の雰囲気も、新しくなった気がしますし、こちらも、忙しい中にも、身が引き締まる思いです。

この時期は、他の塾、予備校でも無料体験を実施しているようですが、さして効果の上がらないような、しかも何年も使いまわしているような映像授業を、あたかも最高のように喧伝し、無料で見せ、その後、「進路指導」という名の営業トークで親子とも洗脳し、多額の授業料を請求するような詐欺まがいの塾、予備校に、ひっかからないよう祈るばかりです。

2012年1月27日金曜日

大学の秋入学について

東京大学が秋入学の検討をし、その他の大学も追随の模様である。
それが国際社会の趨勢ならそれはそれでよかろうと思う。

ただ、高校卒業して9月までをボランティアでもというのが今ひとつ。
この時期限定で、しかも全国で何十万人という人のボランティアの受け皿があるのだろうか?

それなら、時間的に余裕があるのなら、まずは入試を今より遅らせ、高校の教育にもっと余裕をもたすことを考えたらいいのでは、そして、4月ないしは5月に各大学で入学前教育を実施したらよいのでは?

で、後ろの方は、夏に卒業して、それから就職活動をして、(真夏の就職活動でのリクルートスーツは可哀想ではあるが...この際就職活動もクールビズ希望)翌年春に就職すればいいのでは、そうすれば、大学教育もじっくりできていいのでは?そうすると就職までに都合5年かかるのであるが、現在のような雇用情勢を考えれば、そんなにあせって就職させなくてもいいのでは。

もちろん、高校卒業して7月に大学受験というのもあり、というのは塾の立場での意見ということで、到底採用されないだろうな...

2次出願

センター試験から2週間目、受験生もほぼ受験校がきまったようです。
何というか、全国一律、学校も塾も予備校も同じデータを使っているわけで、それはそれでどうなん!って感じ。

そのデータを信じて、A判定で出願して不合格になっても、データが責任取ってくれるわけでもなし。この際、全国一斉にデータを無視して、みんなが第一志望に出願したらどうなるのだろうか?

いやくだらない妄想でした。

それにしても、自分の一生に関わることを、やはりデータに振り回されるのには、やはり違和感があるのだが.


2012年1月23日月曜日

センター試験が終わって 3

前回の「効果の上がる塾の七つの鉄則」の続きを

四、授業以外に個人指導を受けられること。
直接、生徒を先生が教えているから、その生徒の学習状況がわかる。だからその状況に即した個人指導がタイムリーにできる。映像の授業で、スタッフは教科指導のできない営業マンの塾ではできないことでしょう。

五、進研、駿台、河合、代ゼミ、東進、5大手の資料が入手でき進路指導が完全にできること。
大学受験はある意味、情報戦の側面があることは否定できません。そこで、予備校部併設のメリットを最大限生かし、全国規模のデータをバランスよく利用します。○○予備校提携では、偏った情報で進路指導されかねません。

六、学費は月謝制でやめても損がないこと。
七、休んだら、補習授業が受けられること。
塾である以上、どうしても個人個人で合う合わないがあります。志向館でも、残念ながら合わなくてやめていく生徒がいないわけではありません。その場合でも、志向館では月謝制ですから、損はありません。映像の授業に何十万という高額の授業料を一括で払わされるような塾では、途中で合わないと思っても、やめるにやめれない。結局は、最後は見きれないような授業は、毎日いやいや見て消化するか、最終的には見ずにお金をすててしまう生徒も多いと聞きます。

現在1ヵ月まるごと無料体験実施中です。この機会に体験されてぜひ、あなたの通っている塾と比較してほしいと思います。
お待ちしております。

2012年1月21日土曜日

センター試験が終わって2

毎年、センター試験が終わったら、”次は君たちの番だ”と銘打って、新2,3年に向けて、”1ヵ月無料体験”実施中です。

先週、各高校前でパンフレットを配りました。その中jに「高校生が通って効果の上がる塾の七つの鉄則」というプリントを封入しました。以下にその内容を記します。

一、自習室が毎日無料で使えること。
高校生の塾にとっては、自習室が生命線といっても過言ではありません。あって当然の施設ですから、某塾のように自習室利用料金はかかりません。

二、1科目から受講でき、3科目受講しても月額3万円未満であること。
志向館では1科目(月額11,000円)から受講できます。必要な科目だけをチョイスして受講できるので無駄がありません。某塾のように不要な科目も含めてセットで取らされることはありません。

三、全科目にそれぞれ常勤講師がいること。

全ての科目について、学生ではなく常勤講師がいるということは、質問はもちろん、効果的な勉強方法も含めて、責任をもってお答えするということです。某塾のように、質問は学生が対応し、(それも地元の現役の大学生では全ての質問に完全に安定的に対応できない。)常勤は完全な営業マンでは、質問したくても質問できないことも多々あります。

四以降は後日に。

センター試験が終わって

センター試験が終わって、自己採点のデータも各社でそろい、この週末で志望校を決定する人も多いようです。今年のセンターは昨年にも増して、易化したようで、志向館生もこれまでの”過去最高”続出でした。ただ、各大学のボーダーも軒並み上昇。みんなが出来たということは、やはり2次勝負。

機械で出された、データになど振り回されず、初志貫徹で志望校に向かって、勉強をしてほしい。


2012年1月13日金曜日

センター試験激励会

代表三木先生の激励
いよいよ明日にセンター試験が迫り、予備校部では激励会を実施しました。私の諸注意に引き続き、寺町から三木先生も駆けつけ、激励の言葉をいただき、最後に各先生からも激励の言葉をいただきました。普段どおりの力がでるようお祈りします。
予備校生の希望で選んだお菓子たち。一人ひとりに配りました。



代表三木先生の筆

各先生からのメッセージの寄せ書き、カードにして配布しました。

2012年1月7日土曜日

センター1週間前

ついにあと7日となってしまった。
生徒はもちろんだが、横で見ているこちらも緊張感が高まる。
不安はあるだろうが、不安があるからこそ、最後まで緊張感を保ち、努力できるもの。
不安を抱えたまま当日の朝を迎える人も多いだろう。
それならそれで構わない。必ずやいい結果がでることを信じている。

もう少しがんばれよ!

2012年1月4日水曜日

冬期講習・正月特訓

冬期講習が12月23日に始まって以来、息つく間もなく、年を越して、昨日受験生の正月特訓が終了して、ようやく一息ついているところです。もっとも受験生にとっては、これからが正念場、息つく間もないでしょう。

受験生には、これまでやってきたことをしっかり復習して、センター本番でこれまでの最高を出して、自己採点の日には笑顔で会えることを祈っています。

今年の冬期講習の一こまです。
クリスマスケーキを食べました

大掃除の後のプチパーティーの様子です