2011年6月28日火曜日

文理決定

高校1年生にとっては、1年の11月ぐらいまでには文系、理系を決定せねばならない。大体が16歳の子どもが将来も考えて、文理を決定せよというのは少々無理があるとは、常々思っているのだが、現実は現実として受け止めて・・・しかも、どちらかと言えば、社会の側道を歩む学校の先生や塾・予備校の講師(もちろん私も含めてです)にアドバイスを求めるのは・・・やはり、社会のメインストリームを歩む親がしっかりアドバイスをしてあげねばと思います。

で、矛盾をするようですが、1年生の保護者懇談会では以下のようにアドバイスをさせていただきました。



・理想的な選択法:将来の夢がはっきりしていて、そのための大学学部を決定した上での文理決定。
    例えば   教員希望⇒大学は国立教育学部⇒文系
          看護師希望⇒医学部保健学科⇒理系

・積極的な選択法:得意な科目をさらに伸ばし、大学に入ってもそれに近い研究をしてみたい。
例えば   英語が得意だから文系⇒外国語学部、数学が得意⇒理系⇒理学部

・消極的な選択法:苦手な科目を回避して、選択。
    例えば    数学が苦手⇒文系⇒私立文系
           国語が苦手⇒理系⇒工学系
・選択科目について
   文系で世界史か日本史の選択は覚えやすいのはカタカナか漢字か(ただし、中国史は漢字がでてくるが・・・)
   理系で理科の選択は、将来工学系(化学系を除く)希望の場合は物理必修。医療系の中でも医学・薬学・理学療法・放射線は物理選択推奨。看護なら生物・化学の選択も可能。
・いずれにしても、将来理系の方がツブシがきくから理系とか、
理系に進んどけば後で文系に変更しやすい(特に現2年生から
は理系からの文転が困難です)とか安易な選択をせずに、本人
の適性を客観的に判断して、親も相談にのってあげてください。
また、急かせてもいい結果はでません。大切なことですからじ
っくりしかし断続的に話題には出しながら、決定してください。

参考になれば、幸いです。

2011年6月27日月曜日

保護者懇談会(感謝)

志向館では、さる6月25・26日に保護者懇談会を実施しました。お休みのところを、多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。やはり、保護者の方から直接お子様の様子を聞くと同時に、保護者の方の要望をおききし、これからの塾の指導・運営に反映していきたいと思っています。毎回のことですが、親の子に対する思いを感じる2日間でした。

2011年6月23日木曜日

保護者懇談会

志向館では来る6月25日・26日保護者懇談会を実施します。塾での学習状況をご報告すると同時に、ご家庭での様子をお伺いし、今後の方針を保護者の方とも共有する場です。多くの方にご参加をいただく予定でたいへんありがたいことです。現在、その際の資料作成中で、保護者懇談会終了後にはこのブログでも公開したいと思っております。

2011年6月15日水曜日

体育

志向館予備校では週1回体育を実施しています。やはり、受験も最後は体力勝負。いい汗かいて、健康に過ごして、受験を乗り切ろうというコンセプトです。

今日は卓球。いい天気の中?、体育館でというわけで、いい汗かきました。

2011年6月14日火曜日

6月進研模試について

 先日土曜日に受験生向けの進研マーク模試が実施されました。英語が少し難しかったようですが、数学の点数の目安を載せておきます。この目安は、公式さえ知っていればほぼ解ける問題を合計して、それ以下を国公立黄信号としています。ⅠAで42点、ⅡBで51点以下の場合は早めの対策を打たないと本番でも同様の点数を取る可能性大です。

志向館では、MAX7で徹底的にマーク対策を実施しています。また、夏期講習でもマーク対策の授業で、マーク独特の解法を伝授します。あわせての受講をお勧めします。

2011年6月9日木曜日

英単語帳

志向館では、卒業生に使用した参考書等の寄贈を受けて、本棚に公開し、後輩に役立ててもらっている。先日、ようやく整理をしたので、少し気づいたことを。

英語で目立つのは、単語集。それも一人で複数冊ということが多い。学校で買わされるものと、個人で購入したものがあると思われる。

英単語集というのは、古くは旺文社の”赤尾の豆単”、我々の時代には『試験にでる英単語』いわゆる”しけたん”が一世を風靡し、下って旺文社のターゲット、その後、DUOが出た時はこれは”画期的と騒がれたが、最近はすっかり見られなくなり、現在は速読英単語が流行の中心とその時代時代で流行が変わっている。本屋でみれば、数十種類の単語集が並ぶ。うがった見方をすれば、それだけ決定版がないということなのだろう。

大体、大学受験で必要な単語数は(中学の必修単語約1,000語を除けば)、センターレベルで2000語、2次有名私大レベルで、4000語と言われる。で、大体どの単語集も見出し単語で2000語前後なので、どれか1冊を決めて繰り返すのが理想である。

ただ、やはり人によって向き不向きがあるので、自分が長続きするものをチョイスすればよい。ここ数年、何が何でも速読英単語という風潮があったが、やはりこれは自分に合わないと割り切る人も最近は多くなった。因みに、未だに速読英単語は長文と単語を同時にできて、一石二鳥と勘違いしている人もいるようであるが、あくまでも単語集と割り切って使った方が良い。

結局英語を偏差値70くらいまでもっていこうと思ったら、やはり読解力が必要であり、ともかく長文を読む練習を続け、その中で語彙を増やしていくのがベストであろう。それについては、またお話をする予定です。

2011年6月3日金曜日

夢を持てとはいうけれど・・・

志向館の現役部では、今週は、生徒との面談週間です。

その中で、各生徒の進路希望を確認するのですが、1,2年は驚くほど未定の生徒が多い。希望学部すら決めていない。そういう生徒には、あせらず決めるように指導している。そして、大学見学やパンフレット等を見るなど、アンテナを広げるように言っている。

早く目標が設定できれば、それに向かってがんばれる。その効用を否定するつもりはないが、あまり性急に決めても、途中で変わると大きなロスになる。

塾によっては、早くから目標を決めさせて、勉強させるところもあるようである。しかし、早めに目標を定め、早めに授業をたくさん取らせて、たくさんお金を取ろうという魂胆がみえみえで・・・
大体、社会の傍流の塾講師(あっ、もちろん私も含みます)に人生を語られても・・・ましてや、大学出て数年の若造に人生語らすなと言いたい。

保護者の方にはぜひ、子どもの進路に積極的に関わって、子どもが正しい進路を決めれるように、いろいろな情報を提示して、話をきいてあげてほしい。

模試を見直す

志向館予備校で5月に実施された全統マーク模試が戻ってきたので、面談をしながら返却しています。


さて、全統模試は模試の返却の際に、成績表とともに右のような小冊子を配布します。ほとんとの受験生にとってはまともに中身を見ないようですが、これが、なかなか良くできていて、各問の正答率が書かれていて、もう一度復習するにはちょうど良い。また、各科目の学習アドバイスも的を得ており、この通りすれば、本当に成績が上がるのに・・・

今回はその中から英語の筆記の学習アドバイスを引用しておきます。「文法・語法問題」のいわゆる四択問題は夏休みに入る前までに、1000題ぐらいは解いておくこと。なにせ、ここは差のつくところなのである。・・・「語句整序問題」も同様にして200題はやってほしい。ここも得点差が大きく開くところだからである。・・・

文法語法問題については学校で使用している『NextStage』または『Vintage』または『UpGrade』が1000題強あってちょうどいい。語句整序問題については少し難しいかもしれないが、昔からこれがよく使われる。

http://www.kirihara.co.jp/detail/9784342756412.html

結局、文法・語法、整序問題が早く解ければ、センター英語の大半を占める読解問題に十分時間をかけれるというわけである。

ところで、受験生にとってはこれからは毎月のように模試があるわけですが、結果に一喜一憂するのではなく、自分の弱点としっかり向き合って、模試の復習はもちろんのこと、その後の弱点克服につなげて言って欲しい。

2011年6月1日水曜日

学校と塾の両立

テスト実施中
現在、志向館では学力判定テスト実施中です。現在の学力を把握し、今後の進路面談の参考にします。

また、テストの合間をぬって、面談もします。
3年生は、志望校の確認をし、現在の学習状況を聞きながら、その問題点を指摘しながら、今後の学習方法を具体的に提示します。
1,2年は、学校の勉強の仕方を提示しながら、定期テストでの得点アップを目指します。また、進路の決定も促します。

その中で、気になった話があったので。
ある生徒(3年生ではない)のクラスの子で、某○○予備校に通っているそうで、学校の授業をきかないで、予備校の勉強だけをしていれば、大丈夫と予備校で言われたそうで、実際その子は、学校の勉強をほとんどしないので、定期テストはまったく点数をとれない、次の進研模試でとれればいいと言っていたとか。

伝聞なので、真実かどうかはわかりませんが、今でもそんなことを言っている予備校・塾があったとしたら、無責任きわまりない。言うまでもなく、学校の勉強の延長上に大学入試があるのであって、予備校・塾はその補完にすぎない。大体が学校の授業時間数を考えれば、塾がそれに追いつけるわけがないではないですか。(もっとも学校の授業時間数に匹敵する授業を予備校で受講させて、暴利をむさぼるつもりなら、もっともらしいこと言うなといいたい)

予備校の授業だけやっていれば大丈夫という担当の人がいたら、その人は本当に学校で使っている教材や授業の内容を調べているのだろうか。その上で言うのなら、その人はよほどの無知か、利益のためにうそをついているとしか思えない。そんなもののために莫大なお金を払わされている保護者に同情します。

志向館では、日ごろから学校の学習内容を確認しながら、塾の指導内容も見直しをしています。日ごろから思うのは、学校で与えられた教材をしっかり使いこなせれば、塾など不要になるなと言うことです。やはり、高校でも学校専用教材は秀逸なのです。(一部市販の教材もありますが)だからこそ、塾はその教材をしっかり生徒にさせて、定着させることに専念することが、生徒にとっても一番効果があがるのです。