2013年6月29日土曜日

理想の塾を目指して

最後に選ばれる塾でありたいと思う。

最初は家に近いからということで、近所にある塾に通うのでもいいだろう。
友達がたくさんいるからということで、内容も確認せずに通うのもよいだろう。
単に、優秀な生徒を集めているだけで、合格実績にだまされて通うのもよかろう。

そうして、いろんな塾を経験して、最後に来ていただき、
第一志望の大学に合格していってほしいと思う。

ただ、それにはまだまだ、自分自身も修行不足。
常に理想を目指す塾でありたい。

2013年6月27日木曜日

一夜漬け

現在、高校によっては定期試験の真っ最中である。
その際に、生徒から聞くのは、前日は夜中の2時に寝たとか、寝ていないとか・・・

はっきり言おう、成績の良い人ほど、前日は早く寝て、次の日の試験に備えるのである。特に、数学の試験に寝不足の頭で臨むなど、愚の骨頂である。

テストの成績に悩む人は、まずテスト勉強のとりかかる時期が遅すぎる。で、一夜漬けに頼らざるを得ず、次の日の試験は眠気と戦いながら何とか乗り切り、試験中は午前で終わるから、昼から寝て、でまた夜中まで勉強という悪循環を繰り返すのである。

しかも、一夜漬けで得た知識と言うものは、消えるのも早い。こんなこと、特に受験生にはそろそろ気づいてほしいのだが・・・

2013年6月24日月曜日

保護者懇談会

先日、土・日曜日にかけて、保護者懇談会を行いました。毎度のことながら、子供のためならお金も惜しまない、親の愛情が感じられる懇談会でした。

どこかの塾のように、その親の愛情に「つけこむ」のでなく、
その愛情に「こたえる」塾でありたいという気持ちを再度強く感じた懇談会でした。

2013年6月17日月曜日

北陸学院高等学校説明会

先日、北陸学院高等学校および中学校の説明会があった。
いつものことながら、新しい学校づくりへの熱い思いが伝わる説明会であった。

当然のように、東京大学合格者の話題が取り上げられていた。北陸学院が強調する「勉強+もう一つ」「自学自習」の価値を再認識させられたということであった。

私個人的にはこうした特殊ケースより、金沢大学の不合格者の話に興味をひかれた。不合格の例をあえて、塾向けの説明会に取り上げるところに、北陸学院の良心を見た気がします。

現行の特別進学クラスの卒業生も3期目となり、国公立の一般入試での合格をみれば、3名であり、そのうちの1名が先述の東京大学、1名が芸術系ということを考えれば、国立に合格できそうな受験生が先に同志社や関西学院の特別枠の推薦や国公立の推薦に合格していることを差し引いても、特別進学クラスの設置が本当に成果がでているか、甚だ疑問である。

ただ、逆説的ではあるが、浪人生が10名でていることに、上昇志向の生徒が増えていることがうかがわれ、今後の発展が予想はされる。

こうした説明会が実施されると、「よいしょ」記事が各塾で出されるようであるが、そうした塾では、この説明会を受けて、自塾の生徒に私立の選択肢として星稜、金沢でなく、北陸学院の特別進学クラスをすすめるのだろうか?

次回は今春の大学入試結果を受けての、北陸学院の今後の進路指導を具体的に聞きたいと思う。

個人的にも、志向館としても北陸学院を応援しているからこそ、あえて苦言を呈させていただきました。ご批判はすべて宮前個人が受けたいと思います。

2013年6月14日金曜日

繰り返すことの功罪

問題集は最低3回繰り返すこと。とはよく言われていることであるし、私自身も生徒によく言う。

ただ、繰り返すことに安心して、1回目は流すだけ、覚えようという努力がないような人がいる。これでは、繰り返すことによる効果は半減である。

次に、覚えることを減らすために、1回目に全力を尽くして覚える。そして、2回目でほぼ完璧に。3回目は最後のチェック程度、もちろん時間もかけない。これが理想である。

授業をきくことも同様で、学校の授業で初めてのことを習う。いま、あまりわからなくても、後で塾できくからといい加減に聞いていると、これも塾での復習の効果は半減である。

あるいは、映像の授業のメリットとして、繰り返し授業が受講できることがあげられるが、これまた1種の「甘え」であり、1回で済むことを、もう一度見ることができるという安心感から、集中してきかない。これでは、時間の無駄である。たとえ、映像授業といっても、1回で理解してしまうだけの集中力がないと、これまた効果は半減である。

2013年6月12日水曜日

山本周五郎『百足ちがい』より

主人公又四郎が雪海和尚から言われた言葉、
「せくこたあねえだよ。せくこたあ、…どたばたしたってよ、春が来ねえばさ、花あ咲かねえちゅうこんだ、おちつくだよ」

この作品が著されたのが1950年。この後、日本はせくにせいて、経済成長をとげて、現在に至っているが、これで本当によかったのか?

もっと、落ち着いて発展してもよかったのかもしれない。

今流行りの「今でしょ」の対極にある言葉である。

2013年6月11日火曜日

模試の見直し

先日、ベネッセのマーク模試が各高校で実施された。3年生にとっては初めての本格的なマーク模試である。

模試が終わると、よく見直せと言われる。一口に見直しといっても、人によって対応は様々である。
どのように見直すと、次につながるのであろうか。

数学でいうと、できなかった問題をもう一度解きなおす。その際に、できなかった部分でなくて、大問一問まるまる時間を計って解きなおすのである。よく、後半部分だけ解説を読んで、わかったつもりになっている人がいる。これでは、次に同じような問題が出てきてもできない。こんな見直しをするようなら、しない方がまし。時間の無駄である。
まずは、出来なかった部分の解説を読んでよく理解する。その次に、その大問を最初から時間を計って解く。その際に、適当な計算用紙で解いて、ポイという人がいるが、これもいただけない。自分の記憶力に過信している。ちゃんとノートに解いて、保存しておいて、たまには見直す。

これを模試のたびに繰り返せば、間違いなく成績はあがっていくのである。

ただ、解説を読んでも、理解しづらい部分は、学校の先生に質問することである。それが、ベストであるが、学校の先生に聞けない場合には、塾の先生にきいてもいいだろう。そこに、塾の存在価値がある。

ただ、固定的な映像授業が主体で、質問対応が学生のような塾では、聞くだけ無駄であろう。たとえ医学科(類)の学生であっても、解くことが精一杯であり、我流の解法を押し付けられても、百害あって一利なしである。

志向館では、ベテランの常勤講師が、質問に対して、その生徒のレベルに応じたベストの解法を提示します。現在、2週間無料体験実施中です。ぜひ、その質問対応を体験してください。お待ちしております。(結局、最後は宣伝でした)

2013年6月6日木曜日

塾の合格実績というもの

6月に入って、塾の募集も盛んになってきた。
その中に必ず入るのが、合格実績である。
塾の中には、難関国立△名、国立医学科○名と景気のいい言葉が並ぶ。

しかし、冷静になって、出身高校名をみてほしい。
結局、その高校の学力というものから脱却できてはいない。
塾が合格実績を叫べば叫ぶほど、結局それは高校による学力格差を浮き出しているに過ぎない。
その合格した生徒の努力は間違いないが、果たしてその合格が塾のおかげかどうかなんて、わかるわけない。
合格体験記などどうとでも表現できるものだし・・・

大体、本当にできる人は、あるいは「上位の進学校」の学生は、学校の授業+自学自習だけで合格しているのであって、塾には通っていても、求めるのは勉強環境だけ。そんなにお金をかけない。塾の方だって、彼らに求めるのはお金ではなく、実績だけである。

じゃあお金のほうはというと、そんなこともわからずに、自分も行けると勘違いして、お金だけかけて、結果がでない人たちからいただくわけである。

ゆめゆめ、見かけだけの合格実績に踊らされて、大枚を失うことのないように。

2013年6月3日月曜日

生徒との面談

先週1週間は、志向館の面談週間で、現状を把握し、今後の進路の相談をする機会である。

そこで、感じたのはほとんどの生徒が、学習時間の大半が学校の授業の予復習なかでも予習であることである。私は、そのテキストの内容も把握するのであるが、なかなかどうして、ちゃんとこれらをしていれば、大学受験も間違いない。

ただ、まだまだ、生徒の多くは宿題だから学校の先生が厳しいから予習をするって感じで、常々私が言っている「自分のための宿題」とはなっていないようである。そして、しっかり自分のものに定着させる復習が足りないようにも見受けられました。

さて、この状況に塾はどう関わっていくのか?むろん、定着させる手助け、わからないところのサポート等やるべきことは多々ある。これは、やはり固定化された映像授業ではとうていできないでしょうし、ましてや学生のアルバイトではその能力を超えるものなのでしょう。やはり、常勤スタッフが中心の志向館だからこそ出来ることなのでしょう。