2011年3月19日土曜日

志向館お別れパーティー

3月18日に、志向館恒例、「2010年度志向館お別れパーティー」が開催されました。世の中の自粛ムードの中での開催となりました。代表挨拶の中で、今回の大震災について触れ、全員で犠牲者に対する黙祷を捧げました。無論、これで免罪符を得たと思っていません。

以下は批判を覚悟の上での私見です。(決して志向館の公式見解ではありません・・・)

世の中の自粛ムードを否定するつもりはありません。被災地はもちろん、電力不足の地域は自粛もいたしかたはありません。しかし、取り立てて被害のあっていない地域まで、被災した方の感情を慮って自粛と言うのはどうだろうと思うわけです。

今回の大震災、そして原発事故は「未曾有」「想定外」「歴史的」と言う言葉が飛び交うほど、大きな事故でした。そして、リーマンショック以来の日本経済の危機も癒えないうちに、今回の災害。まさに、関東大震災その後の世界恐慌に匹敵する、日本全体の歴史的危機ともいえます。

こういうときだからこそ、日本経済を停滞させてはいけないのではないでしょうか。だからといって、パーティーは関係ないでしょうという声も聞こえてきそうですが、いえいえ「風が吹けば・・・」ではないですが、経済はすべてに繋がっているのです。

よく、皆さんの意見の中に、「今、自分ができること」として、さまざまな意見が出されています。募金、ボランティア・・・それも結構でしょう。しかし、私はあえて言いたい、「こんな時だからこそ、経済活動を停滞させてはならない。できる人から普段の生活を強力に推進すべきだと思います。それが、結局は日本の復興のつながるのです。」

ところで、お別れパーティーでの卒館生の表情は実にいい。彼らが、必ずや将来日本を支えてくれるに違いない。それまで、日本を「沈没」させてはならないのです。それを食い止めるのが我々の役目なのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿