2011年3月14日月曜日

大学入試をみすえた高校選び


先日、北國新聞で、3月11日付けで東大京大の県内高校別合格者数が、引き続き13日付けで金沢大、富山大を含め主要国立大学の県内公立大学別合格者数が報じられていた。まだ、後期試験の結果がでていない、予備校生の数も含めている、国立医学科の数がでていないなど、不透明な部分もあるのであるが、毎年、こういう報道を見て思うのは、少し皮肉も込めて、石川県の公立高校の選抜が十分に機能しているなあということである。つまり、公立高校の入試の合格ラインの高低が3年後の大学入試の合格者数に直結しているということである。

毎年、志向館主催の高校入試研究会で中学生の親に話していることであるが、金沢市内の高校選びでは、東大、京大へ行くなら、最低泉丘、附属、難関国立へ行くなら最低二水、金沢大学へ行くなら最低錦丘というのが顕著に現れている。例年の公立高校の合格ラインを考えれば、泉丘と錦丘の差が100点弱、一科目に換算すれば20点程度、1年あれば十分追いつく点差である。ところが、高校に入ってしまって、3年後には埋められない差が生じてしまう。ならば、将来大学入試まで考えるのであれば、高校入試からがんばった方がいいに決まっているというわけである。

また、私立高校の入試結果はまだ東大、京大しか報道されていないが、星稜の東大1名、京大2名を健闘とみるか、どうか。個人的な見解を述べれば、星稜生の受験したであろう泉丘、二水の合計を考えれば、やはり公立高校に合格した方が・・・と思わざるをえない。高校入試の合否の差なんて、ほんのわずかであることを考えれば、やはり先ほど同様、高校入試段階でがんばった方がいいのでは。

もちろん、志向館城北校では星稜生もしっかりがんばって、星稜で3年間学べてよかったという生徒も少なくはないのであるが・・・

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