2013年10月24日木曜日

数学の参考書

3年生もこの時期になると、さすがに数学のセンターの過去問に意識して取り組むようになり、そこで、単元によっては、あまりの難しさに驚き、基本からやらねばと思うようである。

理想を言えば、前回も触れた学校で今使っている問題集に取り組めばよいのだが、どうしても解説のない問題集はやりにくいらしく、必然的にチャート(もしくはニューアクションもしくはフォーカス)に走る。まあ、それはそれでいいのだが、やり方がまずい。現在のチャートは、2分冊になっていて、両方を持ち歩かず、例題の方だけ持ってきて、一生懸命、例題をするのである。で、わからないとどいうするのかというと、これまた一生懸命解説を写すのである。これじゃあ、勉強にはならない。単なる「書写」である。

理想的な使い方としては、例題ではなく、下のPracticeに取り組み、わからなければ、まずは例題を読んで、解いてみる。それでもわからなければ、解説を見るのである。その際でも、解説を横に置いて「書写」するのではなく、よく読んで、わかったらあとは見ずに自分で計算する。一通りの単元が終わったら、わからなかった問題にもう一度取り組むのである。(ニューアクションならもう一つの練習問題に取り組むのがベターである。)

そんな時間かけれない。って言うかもしれない。けど、考えてほしい、苦手分野を克服するのである。そんな時間をかけずに克服できるはずもない。というか、3年生にとっては、この時期に苦手をほっておいた方が問題なのである。はよ気づけよって感じ。

いずれにしても、いい参考書であることは間違いないわけで、くれぐれも使い方を誤らないように、そして誤った使い方をして、時間を無駄に使わないことである。

それから、各参考書には、レベル別に何種類かあって、身の丈にあった参考書を利用してほしい。どうも、私立の生徒は、背伸びしがちである。しかし、参考書・問題集に限っては、”大は小を兼ねる”ことはなく、”過ぎたるはなお及ばざるが如し”である。

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