2013年10月18日金曜日

学校の授業の予習

高校3年生はこの時期になると、数学の授業は文理ともに復習に入っている。
で、例年通り、詳しい解説のない、数研出版の問題集を使っている。それを、学校の授業では、生徒に予習で解かせて、黒板に書かせて、(あるいは手書きを生徒分印刷する学校もあるようだが)その後、先生が解説という授業をしているようだ。

そこで、自分が当たった問題を、わからないといって、私まで質問にくる。むろん、わからないながら自分なりの解答をつくって、その上で学校の先生にダメだししてもらったほうが、生徒のためにもいいのではと思うのだが、そこは、お金をいただいて、塾に来ているのだから、頼られれば答えないわけにはいかない。

まあ、それはいいとして、そこで、自分の当たった以外の問題はどうしているのかと聞くと、予習はおろか、問題すら読んでいない生徒が少なくない。で、授業中に一生懸命、板書の解説を写すだけなのである。んーこれじゃ数学苦手なのも無理はない。

だって、「むずかしいだもん」という。だったら、教科書、参考書調べればいいのにと言えば、「時間がない」とのたまう。

英語や国語はわずか10年前とは、ずいぶん教材も変わったし、売れ筋の出版社も変わっているが、それに比較すると、数学はなんだかんだいっても、圧倒的に数研出版が多い。これは、やはりいいものはいいということだろう、

そして、この問題集をしっかり予習して(要は頭を使えということである)、授業に臨めば、他には何もいらない。これができないから、塾や予備校に余計なお金を払うことになるのである。

まあ、映像授業が主体で、質問は大学生のアルバイトが対応しているような、まことに効率のいい塾・予備校は、そんなこと考えないというか、学校の問題集の対応などできるわけなく、ただひたすら、良きにつけ悪しきにつけ、映像授業をただひだすら勧め、受験生の保護者から搾取するのでしょう。

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