2013年6月17日月曜日

北陸学院高等学校説明会

先日、北陸学院高等学校および中学校の説明会があった。
いつものことながら、新しい学校づくりへの熱い思いが伝わる説明会であった。

当然のように、東京大学合格者の話題が取り上げられていた。北陸学院が強調する「勉強+もう一つ」「自学自習」の価値を再認識させられたということであった。

私個人的にはこうした特殊ケースより、金沢大学の不合格者の話に興味をひかれた。不合格の例をあえて、塾向けの説明会に取り上げるところに、北陸学院の良心を見た気がします。

現行の特別進学クラスの卒業生も3期目となり、国公立の一般入試での合格をみれば、3名であり、そのうちの1名が先述の東京大学、1名が芸術系ということを考えれば、国立に合格できそうな受験生が先に同志社や関西学院の特別枠の推薦や国公立の推薦に合格していることを差し引いても、特別進学クラスの設置が本当に成果がでているか、甚だ疑問である。

ただ、逆説的ではあるが、浪人生が10名でていることに、上昇志向の生徒が増えていることがうかがわれ、今後の発展が予想はされる。

こうした説明会が実施されると、「よいしょ」記事が各塾で出されるようであるが、そうした塾では、この説明会を受けて、自塾の生徒に私立の選択肢として星稜、金沢でなく、北陸学院の特別進学クラスをすすめるのだろうか?

次回は今春の大学入試結果を受けての、北陸学院の今後の進路指導を具体的に聞きたいと思う。

個人的にも、志向館としても北陸学院を応援しているからこそ、あえて苦言を呈させていただきました。ご批判はすべて宮前個人が受けたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿