2013年6月12日水曜日

山本周五郎『百足ちがい』より

主人公又四郎が雪海和尚から言われた言葉、
「せくこたあねえだよ。せくこたあ、…どたばたしたってよ、春が来ねえばさ、花あ咲かねえちゅうこんだ、おちつくだよ」

この作品が著されたのが1950年。この後、日本はせくにせいて、経済成長をとげて、現在に至っているが、これで本当によかったのか?

もっと、落ち着いて発展してもよかったのかもしれない。

今流行りの「今でしょ」の対極にある言葉である。

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