2017年3月4日土曜日

続富山大学2次試験数学について

前回、数学科を除く理工学部の問題を取り上げたので、今回は数学科の問題を取り上げる。

今年は、医薬学部と同一問題となって、少し話題になったようである。これまでも、一部共通問題はあったのであるが、まったく同一というのは、富山医薬大が富山大と合併して以来初めてのことである。

で内容はというと、今年は工学部との共通問題も多く、3題中およそ1.7題が共通問題であって、残りの1題も、工学部と比べても、決して難しいというわけではなく、計算だけみれば、むしろ簡単であった。

その意味で言えば、医薬学部の受験生にとっては、満点も十分に狙える問題というか、数学ではあまり差がつかなかったといえようか。いずれにしても、計算力勝負の問題ともいえる。

では、数学科の受験生にとってはどうであったか。過去の出題と比べても、とびぬけて難しかったわけでもなく、むしろ与しやすい問題が多かったとも言えて、高得点での争い、もしくはセンター勝負であったといえる。

それにしても、理工学部同様、計算結果だけみれば、指数対数の形が圧倒的に多く、すべての問題が、数Ⅲの微分積分からの出題であったのは、それはそれで偏っていると言わざるを得ない。

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