前回に引き続き、今回は文系学部の数学を。
例年、センターで失敗して、満点狙って、数学を選択して一発大逆転を考える受験生が多いのであるが、今年に限っては、そう考えて入試に臨んだ、受験生は初っ端で心折れたかもしれない。
これまで、私なりに、今年の富山大学の2次試験の数学を約8.3題解いてきたが、その中で一番難しいのではないかと思われる問題が、今回の文系学部の数学の第1問であった。
まず、パッと見、見慣れない証明問題、(2)では(1)をどうやって利用できるか見つけにくい。(某新聞に掲載されていた解答例はどうかと思うが…)
前回、前々回で理系の数学の問題をみてきたが、理系の問題と間違えたのでは?と思うような問題であった。
3題中最も易しいと思われる、第2問も少しひと工夫必要で、最後まで答えに至らない人もいたのではなかろうか。
そして第3問はというと、解法は割と典型問題なので、解けるには解けるであろうが、最後で絶対値の処理があまり見慣れないもので、完璧に正答に至る文系の受験生は数えるほどであろう。
「富山の数学は金沢の数学に比べ、基本的な問題も多く…」なんて、いう言葉はもはや数年前からは通用せず、もしも、そんなこと言う予備校があったら、問題研究してなさすぎ、そんな予備校行く価値ないですよ!
で、少々数学が得意であったとしても、慢心せずしっかり対策をして、入試に臨んでもらいたいものである。
ともあれ、2日後には、いよいよ合格発表。館生の合格を切に願うものである。
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