2015年12月11日金曜日

『神様のボート』江國香織著


引っ越しを繰り返す、母子家庭の2人が主人公。それぞれの心情を、「神様のボート」「すぎたことはみんな箱のなかに入ってしまうから、絶対になくす心配はない」「一度出会ったら、人は人をうしなわない」「約束はね、それが口に出された瞬間に、もうかなえられているの」など、輝くような表現で綴られている作品。

作者自身が「狂気の物語」と記しているが、温かい気持ちで読める作品でした。
読みやすさ(かなり読みやすい)
感情移入度(はまれる)

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