2012年6月8日金曜日

がんばれ星稜生

星稜高校の平成24年度「進学BOOK」をみる機会があったので、少し感想を。
志向館城北校は場所柄、星稜高校生もたくさん来ていて、石川県内でどこよりも星稜高校生を熟知した塾であると自負しています。その多くが公立高校の失敗組であって、3年かけて、そこから這い上がって、大学入試で今度は成功を収める姿は、ある意味ドラマです。

さて、昨年はというと、すでに生徒からも聞いていて、わかっていたのですが近年ではワーストとでもいうべき合格実績なのです。

それを端的に表しているのが、国公立大学の合格者数で、過去20年をさかのぼっても、はじめての100人切れ。この本の冒頭には、卒業生の少なさを理由にあげてはいるのですが、なるほど卒業生数は過去10年で一番の少なさなのですが、意地悪な計算をすれば、卒業生数に占める国公立大学の合格数の割合をみると、過去10年をみると、一度30%を超えている以外は、大体20%後半を推移していたのですが、今年は19.7%となっている。やはり、どう言いつくろっても悪い数字なのである。

善意に解釈すれば、近年難関国立の志望が増えており、どこでもいいから国公立という考えではなく、果敢にチャレンジする受験生が増えたのかもしれない。だから、来年は浪人組が健闘して、また数字は回復するということも考えれないわけではない。

ただ、私に言わせれば、星稜生は、よく言えば前向きで、自分の実力を省みず、やたらと難しい勉強をする傾向がある。で、中には名前だけに引かれて、さして効果の上がらない映像授業を受講して、結局学校のWスタンダードとなって、逆効果になっている人が少なくはないのです。
長年星稜生をみてきた私にいわせれば、星稜高校は授業内容も教材もしっかりと大学受験に対応しており、それを中心に勉強するのが一番効率いいのです。塾はあくまでもサポート役に徹するべきなのです。

そんなこともわからずに、お金のためとはいいながら、塾をメインにさせようとする塾も悪いが、だまされる方も・・・

そういう意味で、目覚めよ星稜生。と声高に叫びたい。

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