2019年3月8日金曜日

金沢大学文系数学の問題を解いてみて

これまた、今さら感満載であるが、今年の金沢大学文系数学の問題を解いたので、雑感を

1は整数の性質.不定方程式を解くことがメイン.絶対値を含む不等式が数字が大きく,あとの計算もその数字を使うため,少し計算が混みいるだけで,解法自体は容易.

2は高次方程式.3次方程式を素材として,解の吟味.3次関数の最小が問われるがいずれも基本的問題.

3は数列.単位円周上の点の角度についての漸化式を導かせて,結局は3項間漸化式を解かせる問題であるが,誘導があり基本的.


いずれも基本的な問題であり,誘導に乗り、丁寧に計算すれば満点もねられる問題のセットであった.
3問と少なく,1問まるまるできないと失点も大きいので,ⅠAⅡB全範囲について抜け落ちのないように基本を固めた上で,過去問で演習すれば十分であろう.

ただし,日ごろから計算ミスのないような演習をこころがけてほしい.

数学が他の教科と選択がある学部では、数学選択が有利であったと思われるほど、ここ数年の易化傾向に拍車がかかったかのような問題であった。

近いうちに理系問題についても取り上げたい。

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