第 1 問 〔1 〕 は数と式.絶対値の計算であるが,誘導が丁寧で基本.
第 1 問 〔2 〕 は論理と集合.必要十分条件を判断する問題もそれほど難しく
はない.
第 1 問 〔3 〕は 2 次関数.頂点の座標,最大最小,平行移動と典型的問題
第 2 問前半は図形と計量.余弦定理,三角比の定義,面積比と割と典型
的問題であるが,後半は少し気づきづらい部分があるかもしれない.
第 2 問の後半はデータの処理.箱ひげ図、散布図の読み取り,データの
変換 ( 標準化 ) 後の平均、標準偏差を求める問題と典型的な問題.ただし,
最後の標準化後のの散布図を選ばせる問題は見慣れない問題で難しく感
じるかもしれない.
第 3 問は場合の数と確率.サイコロの目によって,袋を選び,その袋か
ら玉を取り出す問題.条件付き確率も誘導に従えば解ける.ただし,最
後の問題は少し難しい.
第 4 問は整数の性質.ユークリッドの互除法を利用した不定方程式の解
法,最後まで丁寧な誘導があるのだが,それにすんなり乗れるかが勝負.
第 5 問は図形の性質.三角形の内接円に関する問題.順番に解いていけ
ば解けるのであるが,最後の方は図も少し複雑で難しい.
今回のⅠAはいずれの問題も誘導が丁寧で、いかにその誘導に乗れるか、
そして、第2問以降の後半部分の難し目の問題までをいかに正確に解けるかが
勝負の分かれ目であった。
日頃から過去問や模試の問題等でマーク形式の問題に慣れておきたい。
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