2019年9月3日火曜日

草むしり


先日からの雨で地盤も緩んだので、朝から草むしりをした。若い頃は気にも止めなかった(見て見ぬふり?)をしていた雑草であるが、年相応に気になるようになった。

さて、むしってみるとタイルの細い割れ目のわずかの土に根深く生えていて、なかなか抜くにも苦労する。「このやろう!」と恨みをこめて引き抜いていった。

ことほど左様に嫌われる雑草であるが、少し言葉を足せば「雑草魂」となり、むしろ肯定的にとらえられる。その対義語でもないが、「温室育ち」となると、少々否定的な言葉となる。言葉というのはおもしろいというか怖いというか…

世間一般的には、人生においては「温室育ち」よりは「雑草魂」でたくましく生きろと言うのであろうが、ひねくれ者の私的には、たとえたくましく生きても、最後は人に嫌われ抜かれてしまう雑草よりは、人から大切に育てられ、最後は花なり果実となって、人に喜ばれる温室育ちになってもらいたいものである。

と、本日の予備校の朝のHRで話した内容でした。

ただし、最終的に人に喜ばれるためにも、もちろん努力は必要なのであって、それが勉強かどうかは別にして、決して楽をして、温室でぬくぬくと生きろという意味ではない。

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